編集部コラム/平安の雅物語!光源氏!!(前編)

書き手:垂直落下式しゃれこうべライターM(Twitter

うおォォォ岩谷ィィイーー!!
誕生日&WOH王座獲得おめでとォォォー!!!

WOH王座獲得ッ!!!

2月19日はプロレスの日!(※ガチです)
そして、岩谷麻優の誕生日!!!

さらに現地時間2月10日、アメリカの団体・ROH(リング・オブ・オーナー)に参戦してWOH(ウィーメン・オブ・オーナー)王座を獲得!
26歳になってますます勢いが止まりませんy【編集ドラゴンスリーパー】

編集U「おめでてぇのはお前の頭だろ!!!」

勢いがあるのはいいことですね!!
さって、おいて!

2週間ぶりの更新ですよ! 週刊しゃれこうべ!!
古典ならやっぱり古事記推し、SRSライターMです!!

さぁてお久しぶりな今回のエピソードトーク!
扱いまするは、ずばり!
光源氏が出てくる『源氏物語』でございますよ!!

勘のいい皆さんならもうお察し!
そう、またまた前後編スタイルです!!

【目次】

源氏物語でございま~

さて今回扱う『源氏物語』!
いまから1000年ほど前の平安時代に紫式部が書いた小説ですね!

主人公・光源氏の生涯を通し、貴族たちの恋愛、栄光と没落、政治的なアレコレなどを描く作品ですよ!

源氏

ちなみに光源氏もそうですが、登場人物は基本的に呼び名で登場し、
とくに正式な姓名は設定されていなかったりするそうな!

昔授業でやった気もしますが、さっぱり覚えていませんね!!

さておき、さっそく物語にGO!

桐壺編

それはどの帝のお時代だったか……。
桐壺(きりつぼ)と呼ばれた帝と、その妻のひとり・桐壺更衣(きりつぼのこうい)のあいだに、ひとりの男児が生まれました。

ここで誕生したのが、何を隠そう、のちの光源氏!
光源氏と呼ばれるのはまだ先のことですが、読みやすさ的に源氏呼びで進めますよ!

帝は源氏をたいそう寵愛しましたが、桐壺更衣の家柄はそこまで優れておらず、
それゆえに桐壺更衣や源氏は周りからひどく疎まれることになります。

とくに、第一皇子を生んでいた弘徽殿女御(こきでんのにょうご)の妬みは強く、
彼女を中心とした周囲からの圧力で桐壺更衣は気を病み、
源氏が3歳のときにこの世を去ってしまうのでした。

愛する女性が亡くなり、源氏は喪に服すために実家へと戻ったので会えず、
桐壺帝はひどく落ち込んでしまいます。

桐壺帝

源氏が5歳になった春、母親の喪が明けると、彼は再び宮中へと戻りました。
よりいっそうかわいらしく成長した姿に、桐壺帝はますます彼を寵愛します。

幼くして学問や芸術に優れ、宮中の人々とも仲良く打ち解けている源氏。
人材としてはまさにつぎの帝にふさわしいのですが、もしそうなれば、
弘徽殿女御の嫉妬がより強くなって面倒なことになるのは明らかでした。

弘徽殿女御

そんな折、高麗からやって来た人相見に源氏を占わせたところ、
帝の位について当たり前だが、そうなると天下が乱れる恐れがあり、
しかし大臣で終わるようには見えない、という不思議な相だと告げられます。

源氏の処遇に悩んだ桐壺帝でしたが、あえて彼を皇族から外し、
臣下として朝廷の重臣にすることにしたのでした。

このとき、桐壺帝は彼に“源氏”の姓を与えたのです。

と、ここでやっと名前が決まり始めます!
源氏の姓を得た彼は、そのまばゆいばかりの美しさゆえに、
“光源氏”と呼ばれるようになったそうな!

夕顔編

桐壺更衣がいなくなった悲しみはいまだありましたが、
その後、桐壺更衣によく似た、藤壺女御が入内しました。

桐壺帝は源氏を連れて彼女のもとに通うようになり、
幼い源氏は母親に似た藤壺に憧れに近い感情を抱くようになります。

しかし、12歳になって元服を終えると、源氏も立派なひとりの男性。
こうなると、気軽に女性のもとに通うことはできません。

桐壺帝の勧めで葵上(あおいのうえ)という女性を妻に迎えますが、
彼女とはいまいち心が通わず、源氏は藤壺を思う日々を過ごすのでした。

葵上

そんな冷え切った夫婦生活が続き、いつしか源氏は17歳に。
このころ、彼は六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)という女性とも知り合いになりますが、
彼女のほうが年上なこともあり、源氏はあまり恋心に駆られることもありませんでした。

六条御息所

ある日、六条御息所のもとに行く予定をキャンセルした源氏は、
世話になった乳母の家に向かった際、隣の家の軒先に咲いていた夕顔の花に目を奪われます。

お供に命じて夕顔を1輪手折らせようとすると、
その家から童女が現れ、「こちらに乗せてお持ちください」と、
和歌が書き込まれた扇を差し出したのでした。

その粋なはからいに感銘を受けた源氏はそれ以降、
その家に住む女性とも親しく付き合うことになるのでした。
彼女は、このエピソードから夕顔の君と呼ばれることになります。

夕顔

夕顔は控えめな性格で、自分の身分を明かそうとはしませんでしたが、
身分にとらわれない関係性というのは、かえって源氏には心地よいものでした。

ある晩、源氏は夕顔と少数のお供を連れ、静かな古い別荘に向かいます。
その別荘はまるで物の怪でも出てきそうな荒れようで、夕顔は怯えますが、
源氏は夕顔を半ば強引に別荘へと連れていきました。

編集U「強引に連れて行って何をするつもりだ!!」

とかそういう展開期待するじゃないです~?

やがて夜が更けると女の物の怪が現れ、源氏と夕顔に恨みの言葉を浴びせます。
そして、夕顔は物の怪に取り憑かれ、そのまま命を落としてしまいます。

編集U「えぇ……」

夕顔退場

源氏はこのことに責任を感じ、その心労で病に臥せってしまうのでした。

若紫編

病のまま18歳を迎えた源氏。
病を祓ってもらうため、都を離れてとある(ひじり)(僧侶)のもとに出向きますが、
そこで退屈しのぎにブラついていると、そこでとある少女を見かけます。

その女の子は、かつて憧れた藤壺に、つまりは母親である桐壺更衣の面影があり、
源氏はひと目で彼女に惚れこんでしまいます。

ここで出会った少女が、のちに源氏の正妻となる、紫上(むらさきのうえ)です!
このタイミングだとまだ幼いので、若紫(わかむらさき)と呼ばれていますね!

若紫

若紫にどこか藤壺の面影を見た源氏でしたが、
じつのところ、若紫は藤壺の姪だったため、それも無理からぬことだったのです。

遠くから若紫を見つめ、源氏は思いました。

引き取りたい

編集U「発想が変化球」

ついでのように病も治った源氏は、その後病気になった藤壺を見舞います。
彼が自分を慕う気持ちを察し、藤壺は源氏と直接は会わないように努めましたが、
なんやかんやあった結果、藤壺は源氏の子を身ごもってしまいます。

編集U「詳しく!」

尺と放送コード的にカットですね!!

しかし、藤壺は父である桐壺帝の妻。つまりは義母に当たります。
このことで、逆に源氏は以前よりも藤壺に会いづらくなってしまったのでした。

そんな折、若紫の仕えていた相手が亡くなり、彼女が父親に引き取られるという噂が出ます。
一度父親の管理下に渡ったら、そこから自分が彼女を手にするのは難しい。
そう考えた源氏は、閃きます。

英断源氏

編集U「発想ゥー!!」

そして実際に若紫をかっさらった源氏は、
自分の屋敷で勉強や作法、音楽の稽古、あるいは人形遊びにと、
付きっ切りで彼女の世話をしていくのでした。

葵編

源氏が若紫を攫って自分好みに育てているなか、
桐壺帝が退位し、弘徽殿女御とのあいだに生まれた息子が朱雀帝として即位します。

朱雀帝

帝が変わったころでいろいろな役職にも異動的なものが発生し、
六条の娘は伊勢神宮に仕えることになりました。

六条は源氏への想いがまだありましたが、
源氏にその気がない以上、もはや彼を忘れ、娘とともに伊勢に移ることを決意します。

お別れ

彼女は最後にひと目だけ彼の姿を見、遠くから別れを告げようと、
源氏も参加する禊の行事に出かけることにしました。

ところが、ここで問題が起きます。

六条は目立たない牛車に乗って禊の行列を見ようとしたのですが、
そこに豪奢な牛車が現れ、六条を含め、そこにいた人たちを押しのけていきます。

「後から来て何事か! ここにいらっしゃるのは六条御息所様だぞ!」

六条の従者がそう言うと、相手方の従者は怒鳴り返してきました。

「それがどうした! こちらは源氏様の奥方、葵上様であられる!」

ばちばち

結局、六条の牛車は葵上の牛車のせいで隅に追いやられてしまいます。

その後、そこを源氏が通りかかったのですが、
彼はひとりひとりに丁寧にあいさつをしたものの、
端にいた六条の牛車には気づかず、スルーしてしまったのでした。

編集U「 こ れ は ひ ど い 」

後々になってこのことに気づいた源氏は詫びの手紙を書きましたが、
六条の受けた屈辱を晴らすには遅すぎました。

やがて、彼女の恨みは夜ごとに身体を抜け出し、
源氏の子を身ごもっていた葵上に取り憑くようになるのです。

生霊

編集U「そこまでとは……!」

この結果、葵上はなんとか男の子を出産するも、
そこで力尽き、息を引き取ってしまうのでした。

編集U「Oh...」

六条は自分の恨みが人を呪い殺してしまった事実を恐れ、
彼女の恨みが原因で葵上が死んでしまったことを知った源氏も、
やりきれない思いを抱えることとなったのです。

源氏の悲しみを癒してくれたのは、成長した若紫でした。
子供らしさが抜け、大人の女性としての気品を身につけた若紫はとても美しく、
葵上の喪が明けると、源氏は若紫を正妻に迎えます。

紫上

ちなみにですが、葵上が生んだ源氏の息子・夕霧は、
当時の風習にしたがり、葵上の実家で育てられることになったとか!

都落ち編

帝の移り変わりは、源氏の立場にも影響を与えました。
政治状況にも変化が訪れ、源氏をねたむ貴族たちが力を付けてきたのです。

帝の地位を退いた桐壺院は「源氏を大事に」と遺言を残していましたが、
貴族たちはそれを無視し、集会に呼びもしないなど、源氏をぞんざいに扱いました。
源氏は息子たちや紫上に迷惑をかけまいと、都を離れることを決意します。

しばしば

旅行で立ち寄るならまだしも、都から離れての暮らしはわびしいもの。
はじめのうちは親しい者からの手紙もありましたが、
対立する貴族たちの目が厳しくなると、手紙を送ることもままならなくなります。

わびしさのなか、すぐに年が明け、春がやってきます。
当時、3月3日には川や海に浸かって汚れを洗い流す上巳(じょうし)の禊”という風習があり、
源氏も不幸な現状をどうにかすべく、浜にて禊を行うことにしました。

空は晴れ、波も穏やかでしたが、祈祷師が禊のための人形を海に流すと、
途端にすさまじい大嵐が訪れ、浜辺を穿つように大粒の雨が降り注ぎました。

急いで屋敷へ戻った源氏たちでしたが、今度は激しい落雷が屋根を直撃します。
家来たちが慌てふためくなか、源氏だけは静かにお経を唱え続けていました

編集U「メンタルタフゥ~」

しかしその晩、眠った源氏は夢のなかで奇妙な物体に出会います。
源氏のそばを歩きながら、その物体は言いました。

「海の宮の王がお前をお召しだというのに、どうしてお前は海の向こうに来ないのだ?」

この夢にはさすがに不気味さを覚えた源氏、このまま同じ地にいたものか迷い始めます。

明石編

さて、源氏が暮らしていたところから少し離れた明石の地。
ここには、国主、現代で言う知事的な役割で派遣され、
任期がすぎてもそのままその地に居ついた豪族・明石入道という男がいました。

彼は大切に育てた娘を高い身分の相手に嫁がせるため、住吉明神に18年間祈りを奉げていました。

明石

そしてある日、彼はお告げで「源氏を迎え入れよ」という言葉を聞きます。
同時期に、源氏の夢に父の桐壺院が現れ、「住吉の神のお導きに従え」との言葉を残しました。

後日、明石入道は源氏のもとに使いを送り、源氏も彼を信じ、明石へとやってきます。

望み通り身分の高い相手が現れたものの、明石入道はなかなか縁談を切り出せません。
そうして時間が過ぎ、初夏になったころ、源氏は宮中での遊びを懐かしみ、琴を弾きます。

その音色に感動した明石入道が琵琶で合奏すると、源氏が今度は筝も演奏してみせます。
娘も筝を弾くのです、というところから話がつながり、
ついに明石入道は自分の過去と、娘を娶ってほしい旨を伝えるのでした。

明石入道の娘は身分の差を気にしていましたが、
源氏はその控えめな性格を気に入っており、彼女を妻に迎えることにします。

【騎士】純白型ブランシュフルール

ふたりは静かに幸せな暮らしを……、というところに、都からの報せが来ます。
なんと、もう不合理な扱いはしないので、源氏に帰って来てほしいというのです。

じつは源氏が都を去って以降、天変地異は起こるわ偉い人が病にかかるわ
それらのおかげで死人も出るわと、かなりの大惨事になっていたのでした。

これは源氏を大事にせよという遺言を無視したせいだ、と考えた貴族たちは、
源氏を都に呼び戻すことに決めたのでありました。

ちょうど明石の君が子供を身ごもったときにこの報せ。
源氏はなんとも複雑な心境でしたが、大事にしていた琴を形見に残し、都へ戻ったのです。

都では紫上が涙ながらに源氏を迎え、源氏もこれまでのことを水に流そうと、
源氏に権大納言の地位を与えてくれたのでした。

こうして、源氏は再び都で栄華を満喫することとなるのです。

~ 続く ~

あとがき

ってことで、『源氏物語』前編でしたァー!
ン長いッ!!

長すぎて次回予告も省略ですよ!
次回は作者の紫式部とほぼ同時期の人物、清少納言にも触れてみたいですね!

編集U「あ~、なんか関係性があるとかないとか」

ところでリクエストに関してね!
連載が長期すぎて誰を扱ってないか分からん、と!

確かにッ!!!

まあアレですよ!
既出だったら既出だったでそちらのリンクをご案内しますのでね!
そのへんは気にせずどしどしリクエストしちゃってくださいな!!

エタフレはオリジナル感MAXですが、無理やり特集してみるのも、アリ……!?

新規ネタについては数に苦労するぶん、ちょいちょい前後編で稼いで内容を濃くしていきますよ!
あとね! 攻略ネタはね!!

ぱ、パイセーン! ドMパイセーン!!

久しぶりにどうですかァー!!

あ、そうそう!
パイセンと言えばAZMパイセンですよね!!
ってことで、丸投げしてからのスターダムトークだァー!!

編集U「尺がない」

話題は貯まってるっちゅうに!!!

AZMパイセンハイスピード王座戦に敗北して大江戸隊入り確定なのか、とか!
岩谷&星輝タッグ王者に挑戦して惜敗するもナイスファイトだった、とか!

いろいろありますが、ここは本日2月24日の大阪大会の!
岩谷麻優vs小波WOH王座戦に注目でしょう!!

この王座戦は生で観なければ!!!

関節技を得意とする小波に、膝や首にダメージを抱える岩谷がどう戦うのか!
しかし関節技なら岩谷だって負けていないですy【編集トライアングル】

編集U「ボリューム変わってねぇぞ!!!」

ち、ちなみに……、この試合が観たすぎ、て……、いま大阪に、来ています……!ビルケナウッ

【おつぎは後編よ!】

コラムで取り上げてほしいキャラ、行ってほしい特集はいつでも募集中!

「この騎士ってどんな活躍したんだろう?」
「この妖精って元ネタあるのかな?」
「SRSと編集Uの考える○○ベスト5ってどんな感じ?」

などなど、『乖離性』で攻略に関係ない疑問があれば当コラムのコメント欄へ書き込んでください!
SRSが可能な範囲で調べて取り上げます!

皆さまのコメント、お待ちしています!




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