編集部コラム/怒りのリベンジ人狼！ビスクラヴレット！！

書き手：垂直落下式しゃれこうべライターM（Twitter）
編集：悪魔超人編集T（Twitter）

美邑弘海、故郷に錦を飾る！！

ということで先週2016年5月8日は美邑の故郷、
埼玉県での大会でした！

試合自体はパートナーのカイリが決めたとはいえ、
凱旋試合に見事勝利できてよかったよｋ【編集クロスボディ】

編集T「お前もたまには編集部に顔向けできるスタートを見せろよ！！！」

こ、これはこれで顔向けできる、かな……！

気を取り直しまして！！

最近気温が高すぎる！週刊しゃれこうべ！！
美邑弘海の持ち技ならカーフクラッシャー推し、SRSライターMです！！

さて今週もお届けしますはエピソードトーク！
問題は誰のエピソードか！

今週は！ビスクラヴレットですよォ！！

【目次】

• 序章 ワンパン狼ビスクラ
• 第1章 カミングアウトと裏切りと
• 第2章 国王の慈悲と狼男の怒りと
• 第3章 復讐と復活と
• あとがき
• 【いつ何時もネタは募集中】

序章 ワンパン狼ビスクラ

ということで、ワンパン狼ことビスクラヴレット！
キャラソンCDが発売されたほどの人気っぷりですよ！

ご紹介するまでもなく、彼女は人狼！

編集T「あーあの村人とか占い師とか人狼とかの」

そうそうしばらくブームが続いてるあのパーティーゲームじゃねえ！！！！

いわゆるウェアウルフなどとも呼ばれる、
日本語なら狼男ってやつですよ！

編集T「……ってことはまた女体化か？」

ええ、まあ、そうなりますね……！
一応狼女のお話もなくはないそうですが！

さて、ビスクラヴレットという名前ですが、
こちらも人狼を指す言葉のようです！

そして今回紹介するエピソードは、
『十二の恋の物語』という作品に登場する、
ビスクラヴレットの物語であります！

編集T「お、なんかロマンティックゥ～」

そうですね！！
内容を見たらその発言をロマンキャンセルしたくなるでしょうけどね！

第1章 カミングアウトと裏切りと

むかしむかし、ブルターニュの地にひとりの領主がいました。
見目麗しく高貴なその領主は、国王にも愛され、
美しい妻とともに幸せな日々をすごしていました。

しかし、彼の妻にはひとつ不安なことがありました。
というのも、毎週毎週、領主は丸3日は家に帰らないのです。

編集T「おいおい不倫か～？」

まさしく妻もそのような不安を持っており、
ある日上機嫌で帰ってきた領主に問いただすのですよ！

「あなた様が帰らぬあいだ、私は恐怖に震えているのです。
どうか、どこにお出かけになられているのか私にお教えください。
もしほかのどなたかを愛されているのなら、罪なことです」

そう言われ、はじめは答えようとしなかった領主ですが、
妻が必死に問い続けた結果、ついに真実を明かします。

「妻よ、私は狼男(ﾋﾞｽｸﾗｳﾞﾚｯﾄ)になるのだ。
森の中で獲物をあさり、略奪をして暮らしているのだ」

な、ナンダッテー！！

編集T「こんな姿↓になるなら大歓迎だけどなあ……」

残念ながら狼テイスト全開ですからね……！！
言うなればヴァン〇イア〇イヴァーのガ〇ンですよ！

編集T「他社ネタは止めろっつってんだろ！！！」

とまあ、それはさておき！
夫が狼に変わると聞いた妻はさらに質問を投げます！

「それで、狼になるときは……、
服は着たままなのですか、それとも裸なのですか」

領主は答えて言います。

「狼に変わるときには裸になっている。
だが衣服をどこに置くかだけは、お前にも教えることはできない。

もし衣服が盗まれてしまったら、衣服が戻るまでのあいだ、
私は狼から人間に戻ることができなくなってしまうのだ」

以後、妻は領主を毛嫌いするようになり、
もはや寝床もともにはしませんでした。

編集T「狼に変身するとか言われたらしょーがないかなー」

まあ分からんでもないですね……！

さぁ皆様、お手元にハンケチなどご用意くださいませ！
こまではほんの序章にすぎません！
本当に悲惨なのはここからでございまァす……！

編集T「なんか喋りかたが胡散臭ぇな……」

さて、夫婦の仲がすっかり冷めてしまいましたが、
じつは以前より、妻に言い寄るひとりの騎士がいました。

領主を愛していたころの妻は彼に見向きもしませんでしたが、
状況が変わるや否や、妻はその騎士を恋人とするのです！

編集T「なんという手のひら大回転」

さ・ら・に……！

騎士と恋人になった領主の妻は、
領主の秘密、すなわち領主が狼に変わること、
衣服を失うと人間には戻れないことを騎士に教えます。

そして、領主の妻は騎士に命じて領主の衣服を盗ませました。
衣服を失った領主は人に戻れず、森で暮らすことを余儀なくされます。

人々は帰らぬ領主を心配しましたが、
領主の妻はなにくわぬ顔で、恋人の騎士と結婚したのでした。

編集T「こいつはくせえッー！ゲロ以下の（略」

それまで興味なしだった男を利用して、
夫を社会的に抹殺するとは……、恐ろしい……！！

第2章 国王の慈悲と狼男の怒りと

領主の妻が不倫相手の騎士と結婚してから1年ほど後、
国王が狩りに出かけ、狼男が消えた例の森にやってきます。

猟犬たちが狼男を見つけ、追いたてると、
狼男は捕らわれ、国王の前へと連れてこられてしまいました。

しかし処刑されようという寸前、狼男は国王の足元に駆け寄ると、
その足にくちづけをし、国王に慈悲を請うのでした。

「むむ、この獣は慈悲を請うておる。
人の言葉が理解できるのやも知れぬな。
猟犬を下がらせよ。誰もこの獣を傷つけることはならぬぞ」

そう言って、狼男のことを気に入った国王は、
彼を自分の城へと連れて帰りました。

その後、狼男は常に国王に付き添い、
また彼は誰も傷つけることがなかったため、城の人々も彼に優しく接していました。

編集T「狼になっても理性は保ってるんか」

このお話の場合はどうやらそのようですね！
そして理性を保っているということは記憶も残ってるわけでして……。

とある日、国王が宴を開き、
国中の騎士や領主たちが城へとやってきました。

そしてそのなかには、狼男の衣服を盗んだあの騎士もいました。
よもや彼のせいで人に戻れなくなった狼男が城にいるとも知らずに……。

その騎士が宴会に到着するや否や、
彼に気づいた狼男はすぐさま騎士に襲いかかり、
あわや騎士の腕を噛み千切るところでした。

すんでのところで城の人間が狼男を止め、
結局宴会はそのままお開き、騎士は逃げるように去っていきました。

狼男が人を襲ったことに城の人々は驚きましたが、
いままで誰も傷つけなかった狼男が人を襲うなど、
何か理由があるに違いないと考えます。

編集T「城の人たちはずいぶん優しいな」

妻のクソ外道っぷりといい具合にバランスをとっていますね！

さてさて、間男騎士野郎を惜しくも逃した狼男。
しかしながら彼が復讐すべき相手はもうひとりのほうですが……！？

第3章 復讐と復活と

宴会で狼男が騎士を襲ってから数日ののち、
国王はふたたび、狼男と出会った森に狩りに出かけます。

狩りを存分に楽しんだ国王たちは、
森の近くの村で宿をとることにしました。

この話を聞いた狼男の元妻は、
「こりゃ挨拶して顔を売っておかねば」と
翌日、国王たちの泊まった宿を訪れます。

しかし宿に入ってきた元妻を狼男が目にした瞬間、
狼男は彼女に襲いかかり、彼女の鼻を食いちぎりました。

グ ロ ☆ グ ロ

周囲の人間は狼男を恐れ、
すぐさま彼を討ち取ろうとしますが、
ここでひとりの賢人が進言します。

「王よ、皆にしばし待つようご命じください。
この狼男が王の城に来てからというもの、
彼が手を出したのは先日の宴に現れた騎士とこの婦人のみ。

そしてまた、そのふたりは夫婦であります。
これには何かわけがありましょうぞ。

さらには、この婦人のもとの夫は、王がご寵愛なされた領主殿。
彼女らを拷問にかければ、行方知れずの領主殿についても、
何か分かるやも知れませぬ」

編集T「鼻をもがれたうえに拷問とは……！」

妻がアレすぎてあんまり同情もできませんがね！！

国王がその進言を受け、婦人とその夫の騎士を拷問にかけると、
耐えかねた婦人はすべてを話しました。

彼女の夫が狼に変わってしまうこと、
彼女が騎士とともに夫を裏切ったこと、
そして、騎士が夫の衣服を盗んで人に戻れなくしたことを。

国王は騎士から盗んだ衣服のありかを聞きだすと、
すぐさま衣服を取り戻し、狼男に手渡します。

しかし狼男はその衣服に反応を示しません。
すると、先ほどの賢人がふたたび進言します。

「王よ、それではいけませぬ。
彼は獣となっていることをひどく恥じております。

人前で獣から人に変じることには大きな抵抗がありましょう。
彼に衣服を持たせ、王のお部屋に連れて行くのがよいかと」

なるほどしかりと納得した国王は、
さっそく狼男に衣服を持たせ、カーテンなどを閉め切った部屋へと導きます。

そして狼男が部屋にひとりになってから少し後、
国王はゆっくりと部屋の扉を開きました。

すると、寝台のうえに狼男の姿はなく、
そこにいたのは、もとの姿に戻った領主でした。

喜んだ国王は領主を抱きしめ、
彼に領地を返還し、そのほかに多くの財貨を与えたのでした。

編集Tお～、こりゃめでたい」

そして領主の元妻＆間男騎士はどうなったかと言うと……。

領主の元妻は国を追放され、遠くの地へと移り住みました。
彼女の夫となった騎士もまた、彼女とともに国を去ったのです。

ふたりはやがて多くの子をなしましたが、
彼女が生んだ娘たちは、ひと目で彼女の娘と分かる特徴を持っていたそうです。

そう、その娘たちは母親と同じく、
鼻がない状態で生まれてきたのでありました。

かように、夫を裏切った婦人は自分の娘を見るたびに
かつての自分の裏切りとその代償とを思い返すことになるのでした。

～ めでたしめでたし ～

編集T「顛末がグロすぎんだろ……」

少女向けホラー漫画もびっくりのオチでしたね……！！

編集T「しかしこれが『十二の恋の物語』ってタイトルの本に載ってるとは……」

言うなれば夫婦の愛情よりも領主と国王の友愛、って感じでしたね……！！

あとがき

と、いうことで！
今回はビスクラエピソードでした！

編集T「ビスクラはグロ展開だったが、例によって教訓めいた話だったな」

狼男っていうともっと獰猛なイメージがありましたけど、案外理性的でしたしね～。
いやはや意外や意外。

さて……。

それではﾚﾃﾞｨｰｽｱﾝﾄﾞｼﾞｪﾝﾄﾙﾒﾝ!!
スターダムトークの時間がやってきたぜおい！！

本日！5月15日はスターダム後楽園ホール大会！！
注目カードは数あれど、やはり目玉は2大王座戦！！

まずは白いベルトを賭けたこの1戦！
王者サンタナ・ギャレットvs挑戦者宝城カイリ！！

白いベルトの最多防衛記録を伸ばすサンタナですが、
やはりファンとしてはカイリにベルトを獲ってほしいところ！

スターダムチャンネルの生放送で涙ながらにベルトへの熱意を語ったカイリ、
5回目となる今回の挑戦で、念願の王座ゲットなるか！！
頑張れカイリィィ！！

ああそして、最大の注目はもちろんメインイベント！
王者紫雷イオvs挑戦者岩谷麻優！！
赤いベルトを賭けた王座戦ですよ！！！

5月8日の試合でもバチバチにやり合ったふたりですが、
果たして岩谷は絶対王者イオを下すことができるのか……！！

岩谷ィィィィーー！！
イオを倒して4冠達成だァァァ！！！

なんならそのままスターダムのベルト総獲りｍ【編集ジャーマンスープレックス】

編集T「俺はイオを応援するぞ！！！」

い、イオの得意技たるジャーマンでくるとは……、
ちなみに……、大会についてはツイッターでも、つぶやくので、そちらも、よろ、しく……。ﾊﾞｰｻﾞﾑｯ

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