編集部コラム/悲恋と謀略どちらが好み?ランスロット&エレインズ!!

書き手:垂直落下式しゃれこうべライターM

カンカンカン……!

後楽園ホールに熱気が渦巻くなか、ゴングの音が無情に鳴り響く。
その鐘の音は、女戦士たちの果てなき戦いの終わりを告げていた。

そう、スターダム主催5★STAR GP2015第1戦、
紫雷イオvs岩谷麻優15分1本勝負が、時間切れ引き分けに終わったことを……。

ってまた女子プロかよ!!!

と、恒例の前フリも無事に終わったところで!

すっかり夏の熱波も息をひそめてきましたね!
スーパーキックならスイートチンミュージック推し、SRSライターMです!

いやあ、しかしすごい試合でしたね!

場外で岩谷ドラゴンスープレックスを炸裂させれば、
イオドロップキックでコーナーに上った岩谷を場外に叩き落し!

嗚呼!いったいどちらが勝t【カット】

乖離性の話をしろってんだよ!!!

はい、そろそろ編集Tの目が怖いので本題に。

ということで今回はイケメン完璧超人ランスロットに焦点を当てていきますよ!!

今回も自重しない長さとなっていますので、数回に分けて読みたいアーサーの皆さんのために目次を用意しましたよ!

……ところで実は本日(2015年8月30日)、編集Tとふたりでスターダム新木場大会へ足を運んでいたりします。
なんだかんだ好きでs【編集キック】

騎士道と愛に揺れる男、ランスロット

さぁてガウェインと並んで言わずと知れたランスロット!
『拡散性』では剣サーのパートナーとしても活躍していましたね!

なかなか優秀な性能でもあるので、戦闘でもしばしば見かける男でしょうか?
【湖の騎士】第一型ランスロット.jpg

さてこのイケメン君はどんな騎士なのか、さっそくキャラ詳細をチェックです!

戦闘能力は絶大、王を補佐する話術にも優れるが、天才肌過ぎてどこか浮世離れした雰囲気を持つ。
円卓とのリンクを重んじる関係で、管理者グィネヴィアを優先保護対象と設定している
【騎士】第一型ランスロット、キャラ詳細より)

つまり!
イケメンで!
強くて!
しかも天才な超絶完璧騎士様!
もう全部こいつひとりでいいんじゃないかな

しかし気になるのは最後の部分、グィネヴィアの保護を優先している点でしょう!

『拡散性』のストーリーでも触れられていましたが、
グィネヴィアは王妃、つまりアーサー王の妻となる女性なのです!
(本作ではアーサーが100万人もいるんだから誰の妻になるか分かりませんが)

【円卓の管理者】統御型グィネヴィア.jpg

王に仕える騎士なら王妃を守るのは当たり前?
それももちろんそうですね!

だがしかし!!
ランスロットに限っては話が違うのです!

なんと彼、原作ではあろうことか、王妃グィネヴィアと不義の愛を交わしているのです!
平民らしく言えば不倫ですよ不倫!

ある意味で王国崩壊の種をまいたとも言えるこの男!
今回はその禁断の愛を!!

スルーさせていただきます!!

まま、こちらの話はまたの機会に。
では何の話をするのかと言いますと!

王への忠誠も篤く、騎士道と愛との狭間で揺れる様が人気だったせいか、
やたらとエピソードの多いランスロット。

今回はその中でも、彼の人生に登場するふたりのエレインに触れていきましょう!

アストラトエレイン、その悲恋

まずは彼女、アストラトエレインです!

【悲恋の乙女】支援型アストラトエレイン.jpg

進化することで最終的に【悲恋の乙女】となる彼女。
まずはキャラ詳細に書かれている下記の文章をご覧ください!

文学や演劇に詳しく、悲恋を好むためか、
『もしも私がフラれた時は、自分の死体を小舟に乗せて相手の男に送り付けたい』
とか困った事を考えている。
【騎士】支援型アストラトエレイン、キャラ詳細より)

Oh......nice boat......

ってヤンデレかよッッ!!!

上の文だけ見るとかなり不穏な話なのですが、
実は彼女の物語は聞くも涙、語るも涙のお話なのでございます!

ちなみにアストラトエレイン、物語では"アストラットの乙女エレイン"などと書かれており、
アストラトの部分は地名のようですね。

以下、物語内では単純に"エレイン"と表記しますが、どうぞお気になさりませぬよう!

泣けるでぇ……

物語は、ランスロットがとある槍試合に参加しようとすることから始まります。

自らの身分を隠すため、いい変装手段はないかと考えているランスロット。
そこに通りかかったエレインは、たちまちランスロットにをします。
これだからイケメンは。

ランスロットが変装の手段を探していることを知ると、
エレインはランスロットに兄の武具を貸すと同時に、ひとつのお願いをします。

「自分への愛の証として、試合に出る際、この真っ赤なスカーフを身につけてほしい」と。

それまでは、そういった申し出を受けていなかったランスロット。
しかし逆に変装には都合がいいと考え、スカーフをつけて試合に出場しました。
汚いなさすがイケメンきたない

さあそれを見たエレインは大喜びです!
愛する騎士様が自分への愛の証をつけているのですから、無理もありません。

そして、試合で重症を負ったランスロットを彼女は献身的に看護します。
なんと健気な娘でしょうか!!

しかし、怪我が治ったランスロットはエレインからの愛を受け取らず、
そのまま宮廷へと帰ってしまいます!
ランスロットはクールに去るぜ、ってこのド外道がッ!!!

愛する者を失った悲しみのあまり、食事もとれなくなってしまったエレイン。
やがて彼女は衰弱し、この世を去ります。

そして彼女の遺言に従い、彼女の亡骸はランスロットへの悲恋をつづった手紙とともに
小船に乗せられ、川へ流されます。

小船はやがて王都キャメロットへと流れ着き、
それを発見したアーサー王や騎士たちは、彼女の悲恋に涙したといいます。

…………

……

いや悲しすぎるだろ!!!

その気もないのに愛の証を身につけるとは何事か!!
この話だけみるとランスロットのド畜生っぷりが尋常ではないですね!

エレインの物語と同様に、ランスロットへの恋が叶わずにこの世を去る乙女の物語に、
『シャルロット(シャロット、シャーロットとも)の乙女』があります。

そして実は、日本のとある文豪がこのふたつの物語をアレンジしてまとめているのです。

その名はそう、夏目漱石!!
まさかアーサー王伝説を調べていて夏目漱石の名を目にするとは……。

ちなみに漱石版のエレイン物語は、『薤露行(かいろこう)』というタイトルとなっています。

文語調で書かれているため、敷居は高めですが、青空文庫にて読むことができます。
『シャルロットの乙女』のエピソードも面白いので、興味のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか?

ランスロットを支援し隊

さてそんな意外と悲しい元ネタを持つアストラトエレインですが、
『ミリオンアーサー』の世界ではどのような役割を持っているのか?

またまたキャラ詳細をチェェック!

ランスロットのサポート用として開発されたものの、
当のランスロットがサポートを必要としないほど強かったため、行き場を失った騎士。
【騎士】支援型アストラトエレイン、キャラ詳細より)

アカン

結局ろくなことになっとらんやんけ!!

ちなみに同じくランスロットの支援を目的として製造された騎士に、エクタードマリスがいます。

【激昂の鎧騎士】第二型エクタードマリス.jpg

彼もまた、ランスロットが完璧すぎるせいで行き場を失っています。
やっぱりあいつひとりでいいんじゃないかな。

しかし本人が完璧すぎて支援が不要だなんて、
驚異的な強さでマネージャー要らずなブロック・レスナーを思い起こさずにはいられませんね!!

必殺技のF5や数多のスープレックスで対戦相手を蹂躙する様はまさに野獣!
まさに苦痛を呼ぶ男!!

いやしかし、彼のマネージャーであるポール・ヘイマンも、
業界一とも言えるマイク力(ちから)を持ってレスナーの存在をよr……

……はッ!!

危ない危ない……。
あやうく脱線するところでしたね……、
せーふせーふ。

えーと、何の話でしたっけ。

あ、いや!忘れていませんよ!
ランスロットを支援し隊のお話ですよね!!

隊員であるエクタードマリスですが、実はランスロットの兄弟だったりします。
ということで次はもうひとりのエレインも登場する、ランスロットの家系図を見てみましょう!
支援し隊の話はどこいった。

聖杯のエレイン、その戦略

ではさっそくランスロット周りの家系図をドン!!

ランスロット_家系図&相関図.jpg

ふーむ、結構カード化されている人物が多いですね!
それでは本題のエレインに触れる前に、上から順に見ていきましょう!

ランスロットの生い立ち

ランスロットの親であるのが、フランスの領主であったらしいバンです。
個人的にはモビ○スー○少女チックな容姿がドツボですね!

【機動兵姫】外敵型バン.jpg

こちらのバンですが、ランスロットと王妃エレイン(こちらはまた別人)を連れ、城から逃げ延びる最中、
戦場での負傷から命を落としてしまいます。

バンさん退場.jpg

スマンな。

そして王妃がバンの死を悲しんでいる間に、
幼きランスロットは湖の乙女連れ去られ、彼女によって育てられることになります。

そのランスロットを育てた湖の乙女というのがこの方、異界の女王です!

【謀策の賢母】異界の女王.jpg

ランスロットの【湖の騎士】という称号は、湖の乙女である彼女に育てられたことに由来しているのですね!
ん?ところで湖の乙女ってどこかで聞いた覚えが……?

湖の乙女……、湖……、湖畔……、はッ!
【湖畔の乙女】と言えば、ニムエ!!

どうやら湖の乙女というのは特定のひとりのことではなく、一部の妖精の総称のようですね!
そして調べてみると妖精の名前も、ニムエヴィヴィアンエレインなどなど、いろいろあるようです。
ってまたエレインかよッ!!

意外と強いぞエクマリ君

話は変わりまして、ランスロットの弟にしてランスロットを支援し隊の隊員、エクタードマリスです。

カードとしてはレア度もあって控えめな性能であるため、あまり強い印象のない彼ですが、
聖杯を捜している最中にパーシヴァルと戦い、
相討ちに近いところまでいったというエピソードもあり、意外と実力者だったようです。

とは言え第二型、制圧型を皮切りに、かなりのバリエーションを誇るパーシヴァルに対し、
エクタードマリスは第二型のみという待遇の差には涙を禁じえませんね……!

パーシヴァルとの戦いで負った重傷が、聖杯の力によって瞬く間に完治したというエピソードもある彼。
果たしてエクタードマリスに活躍の日は来るのか……!?

ランスロットの兄弟だと紹介した彼ですが、実はバンと愛人との間にできた子で、異母兄弟だったりします。
バンさんもスミに置けませんねぇ……。

ランスロットとエクタードマリス、2人の騎士の元になったのが私!
えっ、愛人? 何のことかなぁ……?
【機甲の騎士】外敵型バン、ダウンロード中)

ちなみにエクタードマリスのマリスも地名らしく、名前自体はエクターのようです。
どうもアーサー王の養父もエクターという名前なので、区別するためにこう呼ばれたとかなんとか。

さあさあ、いよいよ第2の本題ですよ!!

わんないと☆すたんど

そんなこんなで、聖杯のエレインの登場です!

【癒しの騎士】支援型聖杯のエレイン.jpg

もはやはるか彼方の家系図では、ランスロットとの間にガラハッドという子を得ていましたね!

では彼女がランスロットの妻か?というと実はそんなことはありません!
なにしろランスロットが愛しているのはグィネヴィアただひとりですからね!

ではなぜエレインとランスロットの間に子が?となりますね!
こっちのエレインは彼女(と、そのメイド)の方がやばかったりします。

さくっとことの顛末を紹介しましょう!

昔々……、
とあるお城にエレインというお姫様がおりました。
お姫様はたいそう美しく、国でも一番の美人だと評判でした。

しかしある日、お姫様の美しさに嫉妬した魔女、モーガンがお姫様に呪いをかけてしまいました。
その呪いとは、"世界一優れた騎士"が助けにこない限り、煮えたぎる湯によって茹でられ続けるというものでした。

そうしてお姫様が何年も呪いに苦しめられていると、
ある日ランスロットという騎士がやってきて、お姫様を救い出してくれました。

と、普通ならここでランスロットとエレインが結婚してめでたしめでたし、ですが……。
そこはブリテン昔話、そうキレイに話は進みません!

お姫様はランスロットにたいそう感謝し、彼の妻になりたいと願いました。
ところがランスロットはグィネヴィアというお姫様に恋をしていたため、エレインには目もくれません。

どうにかしてランスロットと結ばれることはできないか、とお姫様が悩んでいると、
彼女のメイドであるブリーセンがお姫様のためにとっておきのおまじないをかけてあげました。

【幻惑の侍女】支援型ブリーセン.jpg

お姫様が再びランスロットのもとへ向かうと、
お姫様の姿を見たランスロットはとたんにメロメロです!

それもそのはず、お姫様の姿はブリーセンの幻術によって、
グィネヴィア姫そっくりの姿に変わっていたのです!

お姫様をグィネヴィア姫だと思い込んだランスロットは、お姫様と一夜をともにし、
お姫様はやがてランスロットの子、ガラハッドをその身に宿しました。

めでたしめで……たし……?

いやあ、このエピソードに関してはさすがにランスロットに同情したいところですね……。

しかし幻術でだまされたことを知り、当然ブチギレモードになったランスロットがエレインを見て

「いや、これだけ美人だし、頭もよさそうな娘だから許すとしよう」

と言って許したという謎のUTSUWAの広さを見せるという話もあったりでなんなんだこいつらは。

後日談として、エレインとのチョメチョメを知ったグィネヴィアに罵詈雑言を浴びせられ、
ランスロットは発狂してしまったそうです。

そしてエレインはその発狂ランスロットを、聖杯の力を借りて癒したとかなんとか。
エレインの【癒しの騎士】という称号や"聖杯の"という名前はこのエピソードからきてるのですね~。

長々とお疲れ様でした

騎士ランスロットとふたりのエレインたちのエピソードを紹介した今回、いかがでしたでしょうか?
夏目漱石が『アーサー王物語』のエピソードを書いているというのは意外でしたね!

しかしさすが世界的人気を誇る『アーサー王物語』、調べればどんどん面白い話が見つかりますね!
皆さんもぜひ図書館で関連書籍を借りたり、インターネッツで検索してみたりしてはいかがでしょうか?

夏休みの宿題の読書感想文なんかにもいいかもですね!
もう書き終わってないとマズいですが。

コラムで取り上げるキャラのリクエストもまだまだ募集中ですのでよろしくお願いします!
それでは、また来週の日曜日に!!

カード一覧

前回のコラム
幻のプリズムシェルを求めて~江ノ島の旅~【バリキレ熱血ライターY】
アバター装備をゲットするのに必要なプリズムシェルを求め、バリキレが一路江ノ島へ!!
……って紹介原稿これであってます?本当に?
大量の江ノ島風景写真(実写)も必見!果たしてバリキレはプリズムシェルをゲットできたのか!?
……やっぱ原稿間違ってないかなこれ。

【コラム一覧に戻る】

コメント

コメントを入力する
投稿前に利用規約をご確認ください。

コメントの投稿が完了した時点で、本サービスの利用規約に同意したものとさせていただきます。