編集部コラム/またまた妖精ズ！ハベトロ＆シェリコちゃん！！

書き手：垂直落下式しゃれこうべライターM（Twitter）
編集：悪魔超人編集T（Twitter）

初防衛だよ！スリーダム！！

ということで、2016年4月17日の新木場大会では、
紫雷イオ、岩谷麻優、宝城カイリの王者チームスリーダムが、
渡辺桃、ジャングル叫女、美邑弘海のルーキーズと激突！！

ルーキーズが予想以上の奮闘っぷりを見せ、
あわや王座強奪という場面もありましたが、
スリ－ダムが戦いの年季の違いを見せつけましｔ【編集ロケットキック】

編集T「俺はスリーダムとハイタッチしちゃったぜ！！」

花道脇の席ならではですねってだから軌道修正しろよ！！！

編集T「いいから本編行けよ」

ﾊｲﾊｲｻｯｻﾄｲｷﾏｰｽ

さて！そんなこんなでいらせませ！

第2回人気投票のお嫁さんはワイハン一択！男が迷う！週刊しゃれこうべ！！
スリーが付く技ならスリー・アミーゴス推し、SRSライターMです！！

今週お送りしますは、毎度おなじみエピソードトーク！
そして誰のエピソードかと言えば、またもや妖精たちであります！

今回元ネタを紹介するのは、こいつらッッ！！

【目次】

• ハベトロット：ハベトロ遭遇編
• ハベトロット：領主とランデヴー編
• シェリー？シーリー？どっちのコート！？
• 空に踊るぜペリーダンサー
• あとがき
• 【例によってネタは募集中】

ハベトロット：ハベトロ遭遇編

トップバッターはこちら！
【糸繰りの妖精】こと、ハベトロット！！

アーサーに服を縫ってみたわ。でも、サイズが小さかったみたいね。
…アーサーを切り刻んで服に合わせようかな。
（【糸繰りの妖精】ハベトロット、ダウンロード中）

セリフがかなりデンジャーゾーンですが、
さらに彼女のキャラ詳細を見てみると……？

あらゆる傷口、血管、神経などを魔法の糸を使って正確に縫い止める技術を持っていた。
現代ではマニュアルが破損しているため、手当たり次第に人間を攫っては、
体のあちこちをデタラメに縫い付ける行為を繰り返す、恐るべき存在へと変貌してしまっている。
（【糸繰りの妖精】ハベトロット、キャラ詳細より）

うーん、恐怖のツギハギマッスィーン。

編集T「しかもどうせ元ネタだと男なんだろ～？」

フゥハハ！ところがどっこい！
ハベトロットは元ネタでもばっちり女性ですよ！

編集T「マジかよ！」

マジだよ！ﾋﾞｯｸﾘｼﾀｵﾚ!!
ということで、それではエピソードにれっつらゴー！！

むかしむかし、スコットランド東南部のセルカークシャーという土地でのこと。
そこにはとある母娘が住んでおりました。

娘は美しかったのですが、あまり勤勉と言える性格ではなく、
糸をつむぐ仕事で手にマメを作るよりは、
野に出て花を摘むのを好むタイプでした。

さて、そんなサボり虫な娘に怒った母親は、
ある日娘の前に亜麻を7束取り出し、
3日以内にこの亜麻を糸につむがなければ、
ひどい目にあわせるぞ、と言いました。

母親が本気であることを悟った娘は、
1日中必死に仕事に取り組みましたが、
手にマメをつくりながら頑張っても仕事は遅々として進みません。

編集T「そりゃサボってたのにサクっとできたら世話ないわな」

でも娘さんの気持ちも分かりますよ！
そりゃ仕事するより観戦観劇としゃれこみｔ【編集カット】

糸をつむぎながらいつの間にか眠っていた娘は、
朝目を覚ますと、ちっとも減らない亜麻の束を見て、
こんな仕事をやっていられるかとヤケになります。

「こんなところにいても仕方がないわ。
いったん外に出て新鮮な空気を吸うとしましょう」

外に出た娘が終わらない仕事を嘆いていると、
いつの間にか彼女のそばにはひとりの女性が。

その女性は、紡錘(つむ)を使ってせっせと糸をつむいでいます。

編集T「お、これがハベトロットか！」

さようでござりますよ！

編集T「いやしかしハベトロットもなかなかデカいよな……。
どこがとは言わんが、なかなかどうして……」

はいはい、話に戻りますよ！

糸をつむぐ女性、もとい老婆に娘は話しかけます。

編集T「ちょっと待て。
……老婆？」

残念だったねぇ……。
女性とは言いましたが、誰もその年齢には言及してませんよ……！

編集T「このド腐れが……！！」

さて、糸をつむぐためにあるかのように長く歪んだ口をした老婆、
つまりはハベトロットに、娘は行儀よく挨拶をし、質問を投げかけます。

「こんにちは、おばあさん。
おばあさんの唇は、どうしてそんなに長いの？」

そんな娘をハベトロットはいたく気に入り、答えます。

「こりゃあ、糸をつむぐためさ、お嬢ちゃん」

その言葉を聞いた娘は、自分の境遇をハベトロットに説明しました。

「私も糸をつむがないといけないの。
でもちっともうまくいかなくて……。
このままではお母さんにひどい目にあわされてしまうわ」

編集T「サボってた自分も悪くね？」

それを言われるとぐぬぬなんですが、
きっとそこは反省しているだろうということで、ひとつ……！

するとハベトロットは「わしが糸をつむいでやろう」と、
娘に亜麻の束を持ってこさせました。

「ありがとうおばあさん。
おばあさんのお名前はなんというのかしら？
それと、できあがった糸はどこで受け取ればいいのですか？」

しかしハベトロットはその問いには答えず、どこかに消えてしまいます。

娘は近くにあった穴あき石に座り込んで待っていましたが、
やがて眠りに落ち、もう日も暮れるというころに目を覚ましました。

そして娘は、頭の下、つまりは地面から聞こえる音に気が付きます。

ぶんぶんと鳴るその音を不思議に思った娘は、
ふと腰掛けていた穴あき石の穴を覗いてみました。

編集T「ははあ、ここで作業しているハベトロットを見つけて、
糸をもらえないとかそういうオチだな」

そりゃまたひねくれた発想ですね……。
ままま、行く末を見守りましょうや！

すると、地下に広がる空間では数人の老婆が糸をつむいでおり、
その老婆たちのあいだを、先ほど娘が出会ったハベトロットが指示を出して回っています。

娘がその様子を見守っていると、ハベトロットは言いました。

「あの娘は知らないだろうねえ、
ハベトロットってのがわしの名前だとはねえ。
さて、そろそろ娘に糸を渡す時間だ。みんな急いでおくれ」

ハベトロットのその言葉で、もう家に帰る時間だというのを思い出した娘は、
急いで家に帰ると、家のすぐ外でハベトロットに出会い、
美しくつむがれた7束の糸を受け取ります。

「まあ、なんとお礼をしたらいいのかしら」

大声で喜ぶ娘に、ハベトロットは言います。

「いいよ、いいよ、礼なんていらないよ。
でも、この糸を誰がつむいだか、母親に言ってはいけないよ」

編集T「あーはいはいなるほど、分かった。
さすがにもう分かったぞ」

この約束を娘が破ってバッドエンド、となりますかね～？

ハベトロット：領主とランデヴー編

大喜びで家に戻った娘は、前日から何も食べていないことを思い出し、
急にお腹が空いてきました。

見てみると、母親はすでに眠っています。
そしてテーブルの上には、母親が作ったであろう、
ソースターと呼ばれる黒ソーセージが7つ。

娘は、母親が起きたらすぐに目に入る場所に糸を置くと、
ひとつだけいただこうと、フライパンを火にかけ、
ソースターをひとつ焼き、食べました。

しかしお腹が空いていたため娘の手は止まらず、
もうひとつ、さらにもうひとつと食べるうちに、
とうとう7つのソースターをすべて食べてしまいました。

編集T「くいしんぼうか！！」

すきっ腹にソーセージなんて目にしたら、
そりゃあ食べてしまおうってなもんですよ！

さて娘はすっかり満足してベッドに入りましたが、
翌朝驚いたのは母親です。

起きてみればそこには見事につむがれた糸が。
「娘もやればできるじゃないの」と喜びますが、
さあ朝飯だとテーブルを見ればソースターは全滅。

うれしさと腹立たしさに我を忘れ、
母親は外に出て大声で歌いだします。

「娘がつむいだよ、7つ、7つ、7つ！
娘が食べたよ、7つ、7つ、7つ！！
しかも、みんな夜明け前に！！！」

編集T「おかん怖っ」

食べものの恨みが怖いのは万国共通ですね……！

さて、そこに偶然、若い領主が通りかかります。

「そんなに騒いで、いったいどうしたというのだ？」

すると母親は先ほどと同じように歌い上げ、
娘が糸をつむいだこととソースターを食べてしまったことを伝えます。

「疑うならご自分の目でお確かめを！」と母親が言うので、
領主は母娘の家に入り、美しくつむがれた糸を目にします。

糸の美しさに感服した領主は、これをつむいだ娘に会いたいと願い出、
きれいな娘を見た領主は、すぐさま娘にプロポーズします。

編集T「こりゃまたとんとん拍子だな」

さて、領主はハンサムな好青年だったため、娘も快諾しますが、
ここでひとつ、領主から困ったお願いをされてしまいます。

「娘よ、私と結婚したなら、この美しい糸をどんどんつむいでおくれ」

しかし糸をつむいだのはハベトロット、
さあどうしたものかと、娘は例の穴あき石に出向きます。

娘がハベトロットを呼び出すと、ハベトロットはこう言うのです。

「あんたの悩みは分かってる。心配はいらないよ。
明日あんたの彼氏をここに連れておいで。
悩みを解決してあげるから」

編集T「いいばあちゃんだな～、ハベトロット」

最初に娘が行儀よく接したのがポイントですよね～。
やはり道徳的なお話というか。

さて翌日、娘が領主を連れて穴あき石のもとへ来ると
ハベトロットが現れ、ふたりをハベトロットの作業場へと連れて行きます。

領主が作業場にいる老婆たちの歪んだ唇に驚き、
なぜそんなに長い唇なのか、と尋ねると、ハベトロットは言います。

「糸つむぎを続けていたら、こうなっちまうのさ。
あんたの彼女だって、いまはきれいだけれども、
あんなに糸つむぎが好きなんじゃあ、いずれは同じことさね」

編集T「んん？糸つむぎが好き？」

ふふふ、これぞばあさんの知恵袋！
糸つむぎで娘が醜くなると言えば、領主がつぎのように言うのは見え見えですよ！

「それは絶対に駄目だ！！」

領主は声を大にして言いました。

「今日から彼女は紡錘には一切手を触れさせないぞ！」

「おおせの通りにいたしますわ、領主様」

それからというもの、娘は糸をつむぐことはなく、
領主とふたりで野を駆け、花を愛で、
ともに楽しく幸せに暮らしたのでした。

そしてその後、その領主の領内では、
亜麻の束はすべてハベトロットにつむいでもらうこととなったのでした。

めでたしめでたし。

～ 大団円 ～

編集T「あれ、まじで終わり？
娘がハベトロットの存在を明かしたせいで罰☆ゲーム！みたいなのは？」

ﾔﾀﾞﾅｰそんなひどい話があるわけないじゃないﾃﾞｽｶｰ。

編集T「なんだと……」

ちなみに、ハベトロットが織ったシャツを着ると、
たちどころに病気が治るという信仰もあったとか。

いやあ、血なまぐささ多めの『アーサー王物語』に比べると、
じつにぴゅあふるなお話でございますね～。

シェリー？シーリー？どっちのコート！？

さてさて、続きましては！
【祝福の妖精】、そして【鎮圧の妖精】こと、シェリーコート！！

私をホメれば、放水を止めてやる。
ホメろ、そしてナデナデしろ……。
（【祝福の妖精】シェリーコート、ガチャ・新規入手時）

クーデレ的なにおいを感じますね……！
こいつぁすばらしい……！！

編集T「ところでこの前の妖精回のコメント欄で、
シェリーコート＝シーリーコートだって言われてなかったか？」

そう、人に害をもたらすアンシーリーコートと対をなすシーリーコート、
それがすなわちシェリーコートなのでは、というコメントがありました！

しかし、別のコメントではシェリーコートは別の妖精やで、という意見も！

編集T「んで『乖離性』のシェリーコートは結局どっちなんだよ」

あくまで個人的な推測ですが……、
ずばり！両方ではないかと！！

編集T「はーん？」

ここで両者の名前を英字でもって見てみましょう！

編集T「ほほう、けっこう違うな」

ほんでですね、“Seelie”は“聖なる、祝福された”などを意味し、
“court”のほうには“（危険や災難などを）招く”といった意味もあるようなので、
“Seelie court”には“祝福を招く者”的な意味があるのではないかと！！

編集T「ほうほう」

で、“Shelly”はずばり“Shell”、つまりは貝殻ですよ！
んで“coat”はいわゆる外套(コート)ってやつですね！！
よって“Shellycoat”が意味するところは、“貝殻の外套(コート)'”！！

編集T「ほーうほう」

そして『乖離性』のシェリーコートの称号は【祝福の妖精】！
ここは“Seelie court”っぽいですね！！

さらに！
ここでリバースカード、シェリーコートのキャラ詳細をオープン！！

名前の由来は『貝殻の外套』で、多数の砲台や操縦媒体は歩くたびにカラカラと耳障りな音を発するという。
（【祝福の妖精】シェリーコート、キャラ詳細より）

“貝殻の外套”ッ！
つまり“Shellycoat”！！

編集T「なーるほどねー。シーリーとシェリー、
両方の要素が入ってると」

ちなみにシェリーコートの元ネタですが、
こちらは貝殻で作った衣服を身にまとい、
川辺でいたずらをする小悪魔的な存在だったとか。

編集T「いたずら？」

人に怪我をさせるようなものではないのですが、
手短にお話しすればこのようなものだそうで。

とある夜、男が家路をたどっていると、
近くの小川のほうから助けを求める声が聞こえてきます。

「助けて！助けて！道に迷ってしまったの！」

男は声に導かれるように川へと向かいますが、
どうにもそれらしき人影はありません。

すると、再び助けてと叫ぶ声が、今度は川上から聞こえます。
声のする方向にひた歩き、夜が明けるころに
男は川の源である泉に到着します。

しかし、そこにもやはり人影はありません。
男ははてな、と首をかしげます。

すると唐突に泉からシェリーコートが飛び出し、
腰を抜かした男を尻目に、大声で笑いながら川を下っていったといいます。

～ ドッキリ大成功 ～

編集T「本当に何の意味もねえイタズラだな……」

意味がなくてもいいじゃない、妖精だもの。

空に踊るぜペリーダンサー

そして今回のおまけ妖精がこちら！
【極光の妖精】、ペリーダンサー！！

星読みによれば……、ジジジ……、あなたの今日のラッキーカラーは、
ザザザ、オーロラ色ね……。とにかく、複雑なのよ……。
（【極光の妖精】ペリーダンサー、ダウンロード中）

と、彼女のセリフにあるオーロラ！

ペリーダンサーというのはそのままずばり、
北極光(オーロラ)を指す言葉なのだとか！

無数の色にきらめき、空を舞う光はまさに妖精！
というじつに詩的な感覚によって生まれたとかそうでもないとか！

特定のエピソードはないんですが、夜空に舞う光を妖精としてとらえるセンス、
すばらしいですよね……。

編集T「そーねー」

詩的で知的に素敵ですねッッ！！！

あとがき

ということで、今回も妖精編でございました！
今回は妖精もわりかしまともで平和なお話でしたね～。

編集T「シェリーコートはまともなのか……？」

いたずらっ子という点では筋が通った性格でございましょうよ！

と、それはさておき……、
本題のスターダムトークのお時間だァァァ！！

いま話題なのは花月！

長きに渡り大江戸隊の勧誘を退けてきた花月ですが、
いよいよ先日（4月17日）の新木場大会で、新たに来日した選手、
リジー・スタイルズと組んで大江戸隊とタッグ戦で対決！

試合中、大江戸隊参謀の木村響子からバットを渡される花月！
しかし花月はそのバットで大江戸隊をめった打ち！！

やはり大江戸隊には加入しない……、かに思われましたが！
唐突にタッグ戦のパートナーであるリジー・スタイルズをバットで乱打！！

試合はそのまま大江戸隊が勝利！
花月、まさかの大江戸隊入りでございます！！

こいつぁすげえぜ大江戸隊！
マスクウーマンのディアサ・アテネアに加えて花月もメンバーとなり、
強大になったヒール軍団がスターダムのベルトを奪いにいくか！？

そして！
きたる4月29日に開催されるシンデレラ・トーナメント！！

総勢16名の戦士たちがしのぎを削るワン・デイ・トーナメントであります！！
ずばり僕の予想ｈ【編集鎌固め】

編集T「どんだけ長尺で書くつもりだッ！！」

と、トーナメント表まで作ったの、に……。
でも僕の、予想は……、やっぱり岩谷の……、2連……覇……。ｹﾞﾄﾞﾗﾌｯ

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