編集部コラム/弁慶も大活躍!牛若丸こと源義経!!
書き手:垂直落下式しゃれこうべライターM(Twitter)
明けまして、新王者!!
年明けから林下詩美がフューチャー王座獲得!!
新年早々やりおったァァー!!
1月3日の新木場大会にて開催されたフューチャー王座戦!
王者のスターライト・キッドを下した林下が堂々n【編集アルゼンチン】
編集U「新年のあいさつゥゥー!!!」
あ、あけおめめ……!
新年もいつも通りで、さておき!
2019年最初の1週間で5大会観戦! 週刊しゃれこうべ!!
新木場大会の新春バトルロイヤルでは岩谷カメラマン推し、SRSライターMです!!
さて、年が変わってのコラム第1弾!
前回書いた通り、今回は牛若丸こと源義経にフォーカスでございます!
そいでは、2019年のコラムもれっつらごーですよ!!
【目次】
ちっちゃなころから暴れん坊 †
源平合戦では鬼の奇襲攻めを見せた義経ですが、
牛若丸という幼名で呼ばれていた少年時代にもご注目!
牛若丸がわずか2歳のときに父・義朝が死亡し、
彼とふたりの兄たちは、母・常盤御前とともに義朝を討った平清盛のもとで暮らすことになります!
そして子供らはすぐ出家させられることとなり、
8歳の今若、6歳の乙若はそれぞれ寺へ出ていきます!
編集U「牛若丸は出ていかないのか」
なにせまだ2歳でしたからね!
そこは猶予を与えたということでしょう!
牛若丸が4歳になると、彼は常盤御前ともども、
清盛のもとから藤原長成の家に移ることに!
捕らわれの身ながら近所の子供と喧嘩をするなど、
なかなかの暴れん坊に育った牛若丸でしたが、
長成と常盤御前のあいだに生まれた異父弟・
しかしある日、牛若丸が能成に頼まれて軒下の雀を取ろうとしたところ、
立てかけた梯子が倒れ込み、下敷きになった能成が脚を怪我してしまったとか!
そんなやんちゃぶりが目立ってきたこともあり、
7歳になった牛若丸は鞍馬寺に預けられるのでした!
転機となる鞍馬寺 †
さて、義経で鞍馬寺と言えばやはり天狗ですよ!
牛若丸時代には山で烏天狗と修業をした、という伝説はあまりにも有名!
小柄な義経が戦場で鬼のような活躍を見せたのは、
天性の才はもとより、烏天狗から授かったパワーによるところも大きい!
とか、なんとか!
編集U「有名な話ではあるが……、いかんせん胡散臭いよな」
実際は天狗、ではなく俗世から離れて修業をする山伏と出会ったのでは、
という説もちょくちょく見かけますね!
天狗と修業をするやしないやしつつ、
ちょくちょく寺を抜け出して母親や能成のもとへ戻っていた牛若丸!
が、やがて義朝の長男、つまりは牛若丸の兄にあたる男が鞍馬寺を訪ね、
平家と源氏の関わりを伝えると、いつかは平家倒すべし、という望みを牛若丸に託します!
その日を境に、牛若丸はサボりがちだった寺での勉強にも身を入れ、
いつかくる戦いに備え、武芸の稽古にもよりいっそう励んだのでした!
牛若ミーツ弁慶 †
数年間の修業を重ね、年も10を超えて自信もついてきた牛若丸!
次第に行動範囲を広げるようになった彼は、
寺から抜け出してそこらの実力者との他流試合に挑んだそうな!
そこで出会ったのが、義経とセットで有名な僧兵・武蔵坊弁慶でございます!
弁慶は母親の胎内に18ヵ月、あるいは3年間もこもったのちに生まれ、
生まれたときには3歳児ほどの大きさで、髪も長く伸びていれば、
歯もしっかりと生えそろっていたそうな!
編集U「いろいろすごいな」
その異様さから、父親は生まれてすぐに弁慶を殺そうとしましたが、
結局叔母が彼を引き取り、その後は比叡山に修業に入れられることになります!
が、暴れ者の気性が激しすぎた弁慶はやがて山から追放され、
みずから武蔵坊弁慶の名を名乗ると、京にて道行く人に襲い掛かり、
武者を倒しては武器を奪うようになったのです!
編集U「いわゆる千本狩りか」
そんな弁慶が999本の武器を集め、いよいよ記念すべき1000本目、
というときに現れたのが、鞍馬寺から抜け出してきた牛若丸なのです!
京の都にある五条橋(場所は諸説ありますが)にて対峙した両名は、
橋の上で武器を交えることとなりました!
体格や力では圧倒的に優っていた弁慶ですが、
橋の欄干(手すり)の上を飛び回る牛若丸の機敏さに翻弄され、
ついには降参せざるを得なくなってしまうのです!
牛若丸に懲らしめられた弁慶は改心し、
のちの平家との戦いにおいても牛若丸(義経)を助け、
その逃避行においても非常に強い忠誠心を見せるのでした!
奮戦と裏切り †
16歳のころ、牛若丸は大人の仲間入りを果たす儀式である元服の儀をみずから行い、
名前を牛若丸という幼名から、源九郎義経と改めます!
そして22歳になると、伊豆で決起した兄の頼朝のもとへ出向き、
黄瀬川にて生き別れたふたりの兄弟は涙ながらに再会を果たしたとか!
その後は、前回もご紹介したように破竹の勢いで平家を撃破、
源氏の勝利に多大なる貢献をしてみせたのです!
ちなみに、ヨシツネ、もとい義経と言えば“
これは平家との最後の戦い、壇ノ浦で見せた動きのことなんだそうで!
なんでも平家の将が義経の首に手をかけんとしたその瞬間、
義経は近くを漂う船から船へと飛び移り、敵の追撃を逃れたのだとか!
そのジャンピング&エスケーピングな動きが八艘跳びとして伝わったそうですよ!
敵全体への複数攻撃技じゃなかったんですか!!
編集U「それはどう考えても他社だろ!!!」
と、ともあれ!
戦場でも烏天狗パワーらしきものを発揮した義経でしたが、
強すぎる弟の存在に危険性を覚えた兄・頼朝と敵対することになってしまいます!
編集U「平家を圧倒した後に源氏に狙われる……。
まんま木曾(源)義仲と同じパターンだな」
その義仲を討伐する部隊を率いていたのが義経、
というのもじつに皮肉ですね!
ってことで、戦場での活躍から一転、追われる身となった義経!
弁慶などの配下とともに逃走するなか、のちの世にも語り継がれているのが、
歌舞伎の演目としても有名な“
ああ、勧進帳 †
頼朝の追っ手から逃れるため、弁慶を先頭に山伏の姿に身を扮した義経たち。
しかし、彼らが山伏に変装しているという情報はすでに把握されており、
とある関所にて、義経たちは呼び止められてしまいます。
正体がバレてしまっては即処刑の大ピンチでしたが、
弁慶は動じることなく、堂々と嘘をついてみせます。
「我々は焼失してしまった東大寺を再建するため、
勧進(募金集め)を行っているのです。どうかお通し願いたい」
しかし、義経一行を疑う関守は、ならば勧進帳を読み上げよ、と迫ります。
勧進帳というのは、募金を行う理由や募金者の名前などを書き連ねた書類なのですが、
勧進を行っているという話が嘘なので、当然ながら勧進帳を持っている訳もありません。
しかし、弁慶は幼少期に寺で育った経験を活かし、
荷物にあった適当な巻物を取り出すと、まるで本当の勧進帳を持っているように、
スラスラと募金に関する情報を読み上げてみせたのです。
それでも疑う関守は質問を続けますが、いずれも弁慶はしっかりとした答えを返します。
やがて関守は通行を許可しようとしますが、関守の部下が待ったをかけます。
弁慶の連れている山伏のひとりが、どうにも義経の人相に似ていると言うのです。
詳しく調べられれば一発アウトの状況でしたが、
なんとそこで弁慶は唐突に、手に持った錫杖で義経を強く打ち付けました。
「お主のせいで余計な疑惑をかけられてしまったではないか!
面倒をかけるではない!」
関守たちもこれには驚き、まさか主君の義経を殴ることはしないだろう、
と弁慶たちを見逃し、義経たちは無事に関所を越すことができたのでした。
~ 幕 ~
その後、難を逃れた義経は弁慶の機転に感謝しましたが、
演技とは言え主君に暴力を振るうとは、と弁慶は泣きながら詫びたそうな!
編集U「まぁ、バレたら終わりだったんだし、ナイス判断だよな~」
ちなみに、彼らを見逃した関守ですが、
最初のころは単純に正体を見抜けなかったのが、
ある時期からは正体を見破りつつも、弁慶の覚悟に心打たれて見逃した、
という風に変更されているそうですよ!
編集U「代役のせいで苦し紛れの発言にしか聞こえんな……!」
ケイ兄さんですからね!
仕方ないですね!!
そして終幕の †
その後も逃走の日々が続く義経たちでしたが、
やがて部下はつぎつぎに倒れ、いよいよ部下は弁慶だけ、
あとは義経と妻、娘が残るのみ、となってしまいます!
追い詰められた義経は、敵方の手にかかるよりはと、
最期の瞬間を敵に邪魔させないように命じられた弁慶は、
無数の矢をその身に浴びながらも、膝をつくことすらなく、
仁王立ちをしたまま命を落としたのであります!
編集U「弁慶の立ち往生、ってやつだな……!」
若くして敵の手中に落ち、英雄的な活躍をしながらも、
その後は身内に追われて悲劇的な最期を迎えたという義経!
その悲しき運命には多くの民衆が同情を寄せ、
立場の弱い人間には行動の是非を問わずに同情してしまう、
いわゆる判官贔屓という言葉が生まれたのでありました!
ちなみにですが、じつは義経は生き延びていて、
モンゴルに渡ってチンギス・ハーンになったのだ、というトンデモ説もありますね!
編集U「あったなぁ。さすがにもう否定されたらしいが」
死んだはずの英雄がじつは生き延びて……、
というのはかなり浪漫ありますけどね~!
あとがき †
ってことで、今回は義経談でございましたよ!
いやまさか八艘跳びが回避技だったとは……!
編集U「 そ こ は も う い い 」
しかし今回はなんならほぼ弁慶の話だった気もしますが、
弁慶も特異型として登場してもいいような気がしますね!
というか前回のコメントで気づきましたが、
マジで2018年はアテクシのコラムオンリーでしたね!
ぱらぱらと読み返してみると懐かしさがクライマックスですよ!
先月は過去に紹介したエピソードでランキングをやりましたし、
来週はお気に入りのネタ画像ランキング、なんてのもアリかも……?
編集U「富豪無双の予感」
ほかのキャラもけっこう遊んだ気がしますけどね!
しかしコラムを読み返すと懐かしいのは当然、冒頭とあとがきの写真!
つまるところは、スターダムトークでございますよッ!!
1月2日から幕を開けた新春スターダム!
多国籍軍のメンバーとして再来日を果たしたジェイミー・ヘイターでしたが、
なんと試合中にまさかの裏切りでそのまま大江戸隊に電撃加入!!
「ダイジョブゥ!?」と片言の日本語で相手を煽りながら蹴りまくるジェイミー、
大江戸隊との融合でどんな化学反応を見せてくれるのか!
そして、1月5日の大阪大会、昼夜に渡って開催されたトリオタッグトーナメント!
こちらも再来日したバイパー、ビー・プレストリーという強力なパートナーを従え、
新フューチャー王者の林下がまたも優勝をかっさらいました!!
QQが強すぎてマジヤバですが、果たして新春の勢力図はどう動くのk【編集キャノンボール】
編集U「お時間ッッ!!!」
そ、そして、本日1月6日は……、スターライト・キッドが、葉月のハイスピード王座に、挑戦……!
こちらも、試合内容が……、非常に、気に、な、り、ま……、す……!ドムッ
【こともよろろ!】 †
コラムで取り上げてほしいキャラ、行ってほしい特集はいつでも募集中! 「この騎士ってどんな活躍したんだろう?」 「この妖精って元ネタあるのかな?」 「SRSと編集Uの考える○○ベスト5ってどんな感じ?」 などなど、『乖離性』で攻略に関係ない疑問があれば当コラムのコメント欄へ書き込んでください! SRSが可能な範囲で調べて取り上げます! 皆さまのコメント、お待ちしています! |
過去のキャラコラム一覧 †
参考文献 †
石ノ森章太郎(1991)『マンガ 日本の歴史 15 源平の内乱と鎌倉幕府の誕生』 中央公論社
川端洋之(2004)『源平京都 源義経と平家物語の人々』 光村推古書院
前回のコラム
祇園精舎の鐘が鳴る!源平合戦!!【垂直落下式しゃれこうべライターM】
義経が活躍した戦、それは源平合戦!
その始まりから終わりまでをざっくりとダイジェストでございます!!
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