編集部コラム/久しぶりの妖精回!王位妖精&懐かし妖精たち!!
書き手:垂直落下式しゃれこうべライターM(Twitter)
編集:悪魔超人編集T(Twitter)
横浜の地に逸女が舞う!
白きベルトを巡る名勝負がまたひとつ!!
なんて美しいムーンサルトなんだ……!!
強豪のマリー・アパッチェを相手に見事防衛を果たした紫雷イオ!
果たして本日のドラフト戦でh【編集ムーンサルト】
編集T「なんて美しいムーンサルトなんだ!!!」
言ったよ!!!!
さておきッ!!
なぜか左目だけ眼精疲労がマッハ!週刊しゃれこうべ!!
女子プロレス大運動会ではもちろんスターダム推し、SRSライターMです!!
運動会についてはツイッターを見てくださいね!!
さて、今週のエピソードトークですが!
ここはひっさしぶりに、妖精回といきましょう!!
今回は王位妖精のロスメルタ、とおまけでディーヴァ、
さらに懐かし枠でケルピー、エインセルなんかのお話ですよ!
【目次】
おう~い、ようせい †
さぁて、まずは王位妖精のおふたりですが!
編集T「その前に見出しがダダスベリしてる件について」
ほっとけ!!!
それはさておきね!
先にぶっちゃけるとロスメルタとディーヴァに関しては、
エピソードらしいエピソードはいまいち見当たらず!
ロスメルタに関してはガリア(現代で言うフランスやらスイスやらのあたり)の女神で、
その名前から多産と豊穣の女神だったとされているそうな!
編集T「名前で分かるのか」
ええ、そのようで!
ロスメルタはガリア語では“Rosmerta”と表記するのですが、
“Ro”が“大きな、偉大な”といった意味合いになり、“smert”が“供給する者”を意味するとか!
編集T「最後の“a”に意味はないのか?」
こちらは単数の女性主格によくある終わりかたのようですね!
よって、“偉大なる供給を与える女性”、つまりは豊穣の女神ってことですよ!
編集T「ほ~。んで、ディーヴァは?」
お、そいつを聞いちまうかい~?
君の元ネタは †
ディーヴァですが……、だいぶ前に名前だけ登場した際もお話ししましたが、
ど~うにもケルトやヨーロッパの神話にはそれらしい存在がいないっぽいんですよね~!
一般的にディーヴァって言ったら、インドの神々のことじゃないですか!
編集T「あっちはディーヴァってより、デーヴァのほうが正しいけどな」
あ、そうなんすか。
そうするともう、ディーヴァは米国のプロレス団体・WWEでの女子レスラーを指す言葉としk【編集T5】
ら、ラテン語でのディーヴァは“神がかり的な”という言葉の女性形だそうですが、
その意味合いだと卓越した歌姫をさすことが多いですよね~!
ん、歌姫……?
ということは歌姫アーサーに関係がある可能性もワンチャン!?
編集T「いや、それはないんじゃないか。さすがに」
デスヨネー。
けるけるけるっぴー †
さぁーて、懐かし妖精枠!
まずはほかの作品でもややメジャー(?)なケルピーですよ!
個人的には知名度が高いイメージなんですが、
ケルピーと言えば水辺に出現する水棲馬の妖精ですね!
編集T「まぁ、ケルピーって言ったら確かに馬っぽいような」
ところがこのケルピー、意外と人間に化けることもできたそうで!
編集T「ということは、『乖離性』のイラストも案外元ネタに忠実なのか……?」
ただ、ケルピーが化けるのは粗野な毛むくじゃらの男らしいですけどね!!
編集T「妖精……、毛むくじゃら……、ドモヴォーイ……、ウッアタマガ」
人間形態のケルピーは、ひとりで馬に乗っている人間の後ろに飛び乗り、
相手にしっかりと抱きついたのち、死ぬほど恐ろしい目に遭わせるそうですよ!
編集T「いったい何をするんだ……」
具体的な内容は不明なところが、またヤバい感じですね……!
馬形態の場合、人を背に乗せて深い池などに飛び込み、
そのままどこかに消えてしまうか、背に乗せた人を食ってしまうか、
といったことをするとされていますね!
編集T「死ぬほど恐ろしい、というか実際に死ぬな……」
HAHAHA!!
ところで、馬形態のケルピーは魔法の馬具を着けていることがあるそうで、
これを上手く奪えば、魔法を行使する媒体として使用できたそうですよ!
編集T「ほーう」
そして逆に、人間界にある馬具をケルピーに取り付けると、
ケルピーを自由に操ることができてしまうとか!
編集T「ほう、自由に……!」
※ただし馬形態に限る
で、昔ケルピーに馬具を取り付けて城を建てた人がいるそうで!
それはもう大量の石を引かせたそうなんですね!
編集T「あ、そこは魔法で運ぶとかじゃないのか……」
普通に馬として使っていたっぽいですね……!
散々こき使って城が完成した後、その人はケルピーから馬具を取ったのですが、
皮がすり剥けたケルピーは川に駆け込むと、川の真ん中に立ち止まって言ったそうです!
「背中が痛い、骨も痛い、悪い領主の石を運んで。
お前は栄えるものか、ケルピーが生きている限りは!」
そしてケルピーの言葉通り、最後のひとりが死に絶えるまで、
その一族には不幸がついてまわったとかなんとか!
編集T「呪いの力まであるのか……!」
そりゃまぁ、タダ働きの肉体重労働なんてさせられたらアンタ……!!
ちょっとお間抜け・エインセル †
続きまして、懐かし妖精枠その2!
ビジュアルが独特なので意外と覚えているかも?
エインセルでございます!!
エインセルはイングランド北部のノーサンバーランド州に伝わる存在で、
その名前は“自分自身”という意味を持つ、ちょっと変わった妖精です!
ってことで、早速エピソードをチェック!
夜更かしさんに、エインセル †
むかしむかし、ノーサンバーランドにある未亡人とその息子が住んでいました。
とある晩、母親が床についても男の子は眠ろうとせず、ずっと遊んでいます。
「いつまでも起きていると、妖精にさらわれてしまいますよ」
母親はそう言って警告しましたが、男の子が寝ようとする気配はありません。
母親がロウソクの火を消してしまうと、間もなくして、
かわいらしい女の子が煙突から部屋に飛び込んできました。
男の子は自分の周りを飛び跳ねるその妖精に尋ねます。
「君はなんていう名前なの?」
妖精は答えました。
「私はエインセル(自分自身)よ」
エインセルは男の子に名前を聞き返しました。
「あなたの名前は?」
エインセルの返事が面白かったので、男の子も真似をして答えます。
「ぼくは、マイ・エインセル(ぼく自身)さ」
編集T「地味にややこしい会話だな……」
妖精ですから、多少はね!!
それから男の子とエインセルはいっしょに遊び始め、
しばらくすると、暖炉の火が弱くなったので、男の子が火をかき起こしました。
すると、燃え殻がひとつ跳ねてエインセルが足に火傷を負ってしまいます。
彼女が小さな身体に似合わない大声で「わぁ、火傷した!」とわめきだすと、
煙突の奥から恐ろしい声が響いてきました。
「いったい誰の仕業だい?」
怖くなった男の子が寝床に飛び込むと、同時に煙突からエインセルの母親が飛び降りてきます。
「かわいい娘よ、誰のせいで火傷をしたんだい?」
「マイ・エインセルよ、マイ・エインセルのせいだわ!」
編集T「マイ・エインセル、ってことは……」
つまり、「私自身よ、私自身のせいだわ!」ってことになりますね!
エインセルの母親は呆れた顔で言いました。
「自分のせいで火傷したんなら、そんなにわめくんじゃないよ!」
そしてエインセルを煙突の奥に蹴り上げると、
そのまま妖精の親子は姿を消してしまったのでした。
~ おしまい ~
編集T「 コ ン ト か 」
いやしかし、男の子が自分の名前を教えていたらどうなっていたことか!
ちょっと古典落語のような感じもするエピソードでしたね!
あとがき †
ってことで、今回は久しぶりの妖精回でございました!
地味に妖精も紹介していないのがまだいますからね!
また思い出したように妖精回が発生するやも……?
編集T「ついにユーウェイン実装で『アーサー王物語』回も期待されてるが」
きましたねぇ、ユーウェイン!
しかも円卓型騎士!!
じつのところ、彼のメインエピソードはユーウェインのライオン回でほぼ出ちゃったんですが、
ちょっくら『アーサー王物語』を読み直してチェックしてみますか!
ところで、チェックすると言えばね!
そりゃもう毎週チェックしてるものがありますよね!
即ち、スターダムトークの幕開けですよォォー!!
昨日、4月14日はスターダム横浜大会!
新規参戦の海外勢もまた色濃いキャラばかりでしたが、
個人的には再来日のシャーダネーが衣装も格好良くなっていて、こりゃ要注目ですね!!
そして横浜大会での敗戦からシャーダネーに敵意むき出しの大江戸隊リーダー・花月!
本日はQQリーダーの紫雷イオ、スターダム正規軍リーダー''の岩谷麻優とのドラフト戦''ですよ!
3人で戦い、勝った順番に選手を指名して自分の軍団に加入させるドラフト戦!
果たしてスターダムの勢力図がどう動くのか!
気になったそこのアナタ!
本日4月15日(日)の18時から新木場1stRINGにてゴングでございますy【編集ジャーマン】
編集T「読者を勧誘せんでいい!!!!」
せ、せっかくですから、一度は、生で、観てみては、いか、が……!ピクシーッ
【『アーサ王物語』編復活なるか?】 †
コラムで取り上げてほしいキャラ、行ってほしい特集はいつでも募集中! 「この騎士ってどんな活躍したんだろう?」 「この妖精って元ネタあるのかな?」 「SRSと編集Tの考える○○ベスト5ってどんな感じ?」 などなど、『乖離性』で攻略に関係ない疑問があれば当コラムのコメント欄へ書き込んでください! SRSが可能な範囲で調べて取り上げます! 皆さまのコメント、お待ちしています! |
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参考文献 †
ブリッグス,キャサリン編(1992)『妖精事典』(平野敬一・井村君江・三宅忠明・吉田新一訳) 冨山房.
前回のコラム
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広く浅く見る歴史よりは狭く深く見るのが好きですね! あんま知識はありませんけど!
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