編集部コラム/神々の黄昏!ラグナロク!!
書き手:垂直落下式しゃれこうべライターM(Twitter)
編集:悪魔超人編集T(Twitter)
嗚呼、シャウトよ永遠に!
美邑弘海、笑顔に包まれての引退!!
いやー美邑の引退式はめちゃくちゃ面白かったですね!
まさに美邑弘海というレスラーの持ち味が凝縮さr【編集ブルドッグ】
編集T「グッバイシャウトォォォーー!!!」
い、引退式と言えば涙ちょちょ切れが定番ですが、
まさか笑いの涙が出るとは、でしたね……!
さておき!
まさかの大阪&名古屋遠征中にコラム執筆中ですよ! 週刊しゃれこうべ!!
3月デビュー組ではナツミ推し、SRSライターMです!!
※4月1日ですが遠征はガチです
さぁ、ついにやってまいりました!
エピソードトーク北欧編、多分最終話!!
まぁ北欧神話の最後ったら神々の黄昏ことラグナロクですわな!
しかしその前に、麗しの神・バルドルを間接的に殺害したロキ!
その代償として受けることになったシビアな罰も見ていきまっしょい!
【目次】
トリックスターの末路 †
それは、バルドルの命が奪われた事件からしばらく経った後のこと。
神々が巨人・エーギルに招かれ、宴を開いていると、
宴に招待されていなかったロキがエーギルの館にやってきます。
館の門番をしていた神は彼を馬鹿にしながら追い返そうとしますが、
その様子を見ていた神々がロキのことを笑っていると、
侮辱を受けたロキは一刀のもとに門番を切り捨ててしまいます。
編集T「意外と煽り耐性は低いんだな……」
馬鹿にするのは好きだけど馬鹿にされるのは嫌い、ってやつですね!
そのまま館の中へと入ったロキは、宴に出席していた神々を侮辱し始めます。
ロキを止めようとした者も、ある神は臆病さをなじられ、
ある女神は不貞を暴かれ、会場は非常に気まずい空気になっていきました。
さらに、神々を糾弾するなかでロキはバルドル殺しのことも暴露し、
自分が間接的にバルドルを殺害したことを自慢げに語ったのです。
いつまでも侮蔑の言葉を吐き続けるロキをトールが止めようとしますが、
ロキはトールが巨人の国でウートガルザ・ロキに騙された話を蒸し返します。
この発言にトールが本気でミョルニルに手を伸ばすと、
さすがのロキも外へ逃げ出し、鮭に変身して海に入って姿をくらましてしまいました。
バルドル殺しがやはりロキの仕業だったことが発覚し、
さらに宴の席で散々に侮辱されたことで、神々はいよいよロキを捕えようと動き出します。
ロキは巧妙に隠れ、普通に探しても見つからない場所に潜んでいましたが、
全世界を見渡すことができる玉座を使い、オーディンがその居場所を突き止めたのです。
さあ、バルドル殺しを自分でゲロったうえに、
煽り祭りで完全に神々の敵と化してしまったロキ!
おまけに隠れ家も発見されて、いったいどうなるのか!
身から出た錆 †
とある海辺の断崖にある大きな滝。
その裏に隠れた洞窟に、ロキの隠れ家はありました。
隠れ家には、いつ追手がきても逃げられるように出入口が四方に用意されており、
そこでロキはアース神族を打ち倒す計画を練っていたのです。
ちなみに、隠れ家で暇を持て余したロキさん!
近くにあった糸などを使い、魚獲り用の網を作ったりもしています!
編集T「真面目に計画を練れ」
ロキが自作の網を調整していると、やがて隠れ家に神々の追手が迫ります。
追手たちは、オーディンからの情報で4つの出口をすべて把握しており、
すべての出口から同時に侵入してロキを取り押さえようとしました。
出口を塞がれたロキは網を焚火に投げ捨てて鮭に変身し、
洞窟の水場に潜むと、岩の陰に潜んで追手をやりすごそうとします。
隠れ家の内部で合流した神々は、ロキの姿こそないものの、
焚火がまだ完全に消えていないことから、ロキが近くにいると考えました。
編集T「網を投げ入れてなかったら火も消えていただろうに……」
宴のとき同様、ロキが鮭に化けたとにらんだ神々は、
燃え残りからロキの網を真似て作り、ロキがいるであろう場所に投げ入れます。
編集T「網作ったのが完全に裏目じゃねえか!」
が、水に浮かんだ網はロキの潜んでいた場所の上を素通りしてしまいます。
すると神々は網に小石をくくり付け、改めて網を投げ入れます。
ロキは沈んでくる網を避けて水面から飛び出し、そのまま滝に飛び込みましたが、
「ざまぁみろ」と笑う暇もなく、トールの太い腕がその尾を掴みます。
なお、ここでトールが相当な力で尾を握ったために、
鮭の尾は短くなってしまったのだ、という話があるとかなんとか!
編集T「ワー、ソウナンダー」
そしてついに捕まったロキ!
その身に下される罰がまたキッツイんですわ!
そして断罪へ †
ロキが観念して変身を解くと、
神々は彼を“暗黒の悲嘆の深淵”にある島へと連れていきます。
編集T「中二病のごった煮みたいな名前だな」
まぁ北欧神話自体が中二病の一次ソースみたいなところありますしね!
ちなみにこの島、じつはアース神族・テュールさんの腕を噛みちぎった魔狼、
そしてロキさんの息子でもあるフェンリルが幽閉されている島でもあるのです!
ロキの息子であるヴァーリとナルヴィ、妻のシギュンも島に連れていかれ、
ヴァーリは呪文によって狼へと姿を変えられてしまいます。
そして、狼となったヴァーリはナルヴィに襲い掛かり、
自分の兄弟をバラバラに引き裂いてしまったのです。
編集T「えぇ……」
神々は引き裂かれたナルヴィの肉体を使って鉄のように硬い縄を作り、
フェンリルが縛られている岩のそばにロキを縛り付けました。
ロキは尖った3つの岩に乗せるようにして縛られており、
ただじっとしているだけでも相当な苦痛が生じるようになっていました。
編集T「こいつはなかなかエグいな……!」
さらに、ロキのせいで父親が殺されてしまった巨人族の女性・スカジがロキの話を聞き、
彼が幽閉されている島へとやってきました。
スカジは復讐として、自分の領地である山から取ってきた毒蛇をロキの頭上に縛り付けます。
毒蛇の牙から滴り落ちる毒はロキの肌を焦がし、ロキはその痛みにもだえることとなったのです。
編集T「いままでのツケが一気に回ってきたな……!」
神々が去った後も妻のシギュンはロキのそばに残り、
少しでもロキの苦痛を減らすため、皿でこぼれ落ちる毒を受け止めていました。
しかし、皿がいっぱいになると彼女は毒を捨てにいかねばならず、
そのあいだにこぼれてくる毒によって、ロキは定期的にすさまじい痛みを味わうのです。
編集T「ロキの悪行も相当だったが、この罰もかなりのもんだな……!」
ロキが毒で痛みもだえるときの揺れはすさまじく、
これが地震の原因である、という風に伝えられていたようですよ!
神々の黄昏 †
ロキが幽閉されたことで平和が戻る訳ですが、
どっこいそれも長くは続きません!
そう、北欧神話の最終章と言えば!
巨人と神々との最終戦争!
神々の黄昏ことラグナロクですよ!
編集T「これからそんな尺の長そうな話を……!?」
いやこれがですね!
ぶっちゃけラグナロクはそこまで詳細に語られていないんですよ!
編集T「え、そうなん?」
えぇ、意外なんですけどね~!
その様子はオーディンが巫女の予言を聞く、という形で語られ、
実際の戦いについて細かく述べられたりはしていないんですね!
編集T「最終戦争なのに……」
いやほら、マンガの最終回なんかでもダイジェストエンドはあるじゃないですか!
最後に年表で話をまとめたりとか!
ってことで、その顛末を見てみますか!
終焉の大戦争 †
ロキが暗黒の悲嘆の深淵にある島にブチ込まれてから、しばらくののち。
オーディンは巫女の予言によって、神々の時代が終焉を迎えることを知ります。
ラグナロクと呼ばれる戦いの日には、
あらゆる世界の巨人たちがアースガルド目がけて押し寄せ、
ほかの世界とアースガルドをつなぐ橋は、あまりの重みに崩壊してしまうのです。
橋が崩れ去る衝撃は世界樹・ユグドラシルをも揺さぶり、
ユグドラシルとつながるすべての世界は大きく揺れ動くことになります。
そして、この揺れによってフェンリルやロキを縛っていた鎖や縄が千切れ、
彼らもまた神々と戦うため、アースガルドを目指します。
また、ユグドラシルの揺れは死者の船・ナグルファルをつなぎ留める縄も絶ち、
ロキやフェンリル、冥界を統べる女王・ヘル、
そして多くの巨人や怪物たちはこの船に乗って神々との戦いへと向かうのです。
ちなみに、ナグルファルはヘルが集めた死者の爪で作られているそうで、
このため北欧では死者を埋葬する前に爪を切っておく習慣があったとか!
そしてロキや巨人たちと神々との戦いが始まり、多くの者が倒れていきます。
フレイヤの双子の兄・フレイは炎の巨人・スルトに倒され、
隻腕の軍神・テュールは地獄の番犬・ガルムと戦い、相打ちとなります。
ロキは再びヘイムダルと戦うことになりますが、
激しい戦いの末、ヘイムダルの剣によって首を切り落とされてしまいます。
編集T「ほ~、最後は意外にあっけないな」
いやいや、ただでは死にませんよ!
しかし、ロキは首だけになりながらもヘイムダルに襲いかかり、
最後の一撃を加えてヘイムダルを道連れにしていきました。
編集T「さ、最後までしぶとい……!」
雷神・トールも長年敵対していた世界蛇・ミドガルズオルムとの戦いに挑み、
苦闘の果てに、雷とともにミョルニルを叩きこみ、宿敵を葬ります。
しかしミドガルズオルムも最後の力で猛毒の霧を浴びせかけ、
トールはミドガルズオルムの亡骸から9歩遠ざかると、そこで息を引き取りました。
そして、主神・オーディンは神馬・スレイプニルにまたがり、
天地を食らうほどの大顎を持つフェンリルと戦います。
両者がおびただしい数の傷を負ったのち、
ついにフェンリルはオーディンを噛み砕きますが、勝利もつかの間。
フェンリルはオーディンの息子・ヴィーザルによって切り裂かれ、
大地に倒れていくのでした。
やがて、スルトが炎の剣をユグドラシルに突き立て、
その炎はすべての世界を包み込んでいきます。
この炎の剣がレーヴァテインである、という説もありましたね!
あらゆる大地が炎に飲まれるなか、
太陽はスコッルという狼に、月はハティという狼に飲み込まれてしまいます。
こうしてあらゆる生命が焼け落ち、世界は闇に包まれ、
神々と巨人たちの時代に幕が下りるのでした。
~ END ~
……しかし、じつは少数ながら、ラグナロクを生き延びた者がいました。
焼け落ちた世界にはやがて麗しの神・バルドルも冥府より舞い戻り、
太陽も再び天に帰ってくるのです。
焼け落ちたユグドラシルも、その根はまだ生き残っており、
長い年付きの果てに新しい緑が芽吹いていきます。
そして新たに世界を満たす人間たちも生まれ、
世界はまた別の時代へと生まれ変わっていくのです。
~ 北欧神話・完 ~
あとがき †
ってことでね、ロキさんとっ捕まりエピソードと北欧神話世界の終焉回でございましたよ!
2ヵ月ちょいに渡ってお送りした北欧神話編も、これにてひとまず終幕!
編集T「しかしラグナロク後があったとはな……!」
いや~、意外でしたね……!
リクエストのあったヴァルキリー特集については、
調べて面白い話があれば、ワンチャンでしょうか……!?
ちなみに「日本神話に突入?」ってなコメントもありましたが、
じつは2015年10月に、アマテラスとスサノとヤマタノオロチの話はしていたんですよ!
当時はスサノオとヤマタノオロチは登場してませんでしたけど!
ってことでそろそろォー!!
お待ちかねのスターダムトークッ!!
編集T「まぁ、尺」
えっっっっっ!!?
じゃあ早口で読みましょう!
3月は別れも多いが、出会いも多い!
先日お伝えした山口菜緒に続き、3月25日には小野崎
新人ながら動きに光るものを感じさせる小野崎、
メヒコの超名門の血を継ぐナツミ、果たして両者どのような成長を遂g【編集カッター】
編集T「尺、エンドォォォーー!!!」
に、28日には、スターダム2期生の鹿島沙希も、5年ぶりに、復、帰……!
4月からは、新たな景色が、広がって、いき、ます、ね……!!ラフレシアッ
【来週はアレですけどね!】 †
コラムで取り上げてほしいキャラ、行ってほしい特集はいつでも募集中! 「この騎士ってどんな活躍したんだろう?」 「この妖精って元ネタあるのかな?」 「SRSと編集Tの考える○○ベスト5ってどんな感じ?」 などなど、『乖離性』で攻略に関係ない疑問があれば当コラムのコメント欄へ書き込んでください! SRSが可能な範囲で調べて取り上げます! 皆さまのコメント、お待ちしています! |
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参考文献 †
マッケンジー,A,ドナルド(1997)『北欧のロマン ゲルマン神話』(東浦義雄・竹村恵都子訳) 大修館書店
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