編集部コラム/原典ヒストリー！アーサー王伝説を知りたきゃこれを読め！！
書き手：垂直落下式しゃれこうべライターM（Twitter）
編集：悪魔超人編集T（Twitter）
本日、5月20日はァ～！
山口菜緒の誕生日ッ！！
ってことで、お誕生日おめでとうございますァ！
しかし残念なことに、本日開催の新木場大会を山口は体調不良で欠場ｓ【編集ボンバー】
編集T「安静にな！！！」
こ、こっちが安でも静でもないんですが……！
さておき！
今日は昼間スターダム観戦からの夕方観劇ですよ！ 週刊しゃれこうべ！！
山口の技ならやはりアックスボンバー推し、SRSライターMです！！
さぁて今週は！
エピソードトーク、と、見せかけて！！
敢えての番外編でございますよ！
編集T「ほう？」
今回はですね！
いままでエピソードトークで参考にしてきた書籍を！
一部かいつまんでご紹介しましょうかと！！
言わば、
あくまで僕個人が読んできたなかからのご紹介ですのでね！
「これがないと！」みたいなことはぜひコメント欄でご指摘いただけますと幸いですよ！
【目次】
やっぱこれでしょう！ †
まーずは当然こちら！
『アーサー王物語』関連でオススメ、というかご紹介したい書籍は！
やはり自腹で購入したこれでしょう！
トマス・マロリー著作！
オーブリー・ビアズリー挿絵！
そして翻訳、井村君江！！
筑摩書房の、『アーサー王物語』（1～5巻）！！
編集T「使用例が多すぎる！！！」
そりゃあもう、ね！！
んま～、こちらはですね！
アーサー誕生以前のウーサー王の時代から！
アーサーが王となってからの活躍！
何よりもランスロットやガウェインら円卓の騎士の活躍！
騎士同士の戦いや不思議な冒険、そして聖杯探求の物語！
そしてそして、最後にはモードレッドの反乱とアーサー王の最期、と！
当然ながら『アーサー王物語』の始まりから終わりまで、を楽しめるのです！
UCHIWAKE †
編集T「ちなみに、全5巻の内訳ってどんな感じなん？」
まず第1巻は、アーサーの誕生から王となり、グィネヴィアと結婚するまで、あたり！
ベイリン＆ベイランのお話や、ペリノア王がエクスカリバーをブチ折ったエピソード、
ニムエが宮廷に現れてガウェインらが冒険に出たお話などが収録されていますね！
（コラム的には後ろふたつは同エピソードですが！）
第2巻はおもにガレスとリネット＆リオネス姉妹のエピソードですね！
そして第2巻の途中からトリストラムとイゾルデのお話が始まり……、
第3巻は丸ごとトリストラムとイゾルデの物語！！
編集T「ここだけ長すぎねぇか……！！」
それだけ人気だったってことでしょう！
多分！
で、第4巻がランスロットが発狂するエピソードや、
ガラハッドの誕生、聖杯探求の物語を収録していますね！
最終巻である第5巻では、ランスロットとグィネヴィアの蜜月を、
そしてモードレッドの裏切り、アーサー王の死、エクスカリバーの返還、などなど！
編集T「ほ～」
ただ、ですね！
この『アーサー王物語』、ひとつネックとなるものが！
編集T「と言うと？」
絶版……です……！
編集T「手に入らねぇじゃねえか！！！」
い、いや頑張って古本で探したりとかすればね！
プレミアム価格になっててとんでもない値段が付いていたりしますが！
じつは僕も第5巻だけ高すぎて買えていません！！
編集T「読めてねぇのかよ！！」
が、しかし！
東京住まいのアーサーさんたちには朗報！
永田町駅近くにあります、国立国会図書館！！
ここには国内で出版された書籍がほぼ全部ありますからね！！
絶版だろうがレア本だろうが読み放題！！
編集T「一応、18歳以上である必要はあるけどな」
しかし！
一度登録してしまえばもう読めない本はないのです！
マンガも読めますしね！
電車賃だけで何でも読める、こりゃ使わん手はありませんよ！！
編集T「国立国会図書館の宣伝で終わるとは……」
アレンジ版も面白いですよ！ †
ところで！
先ほど『アーサー王物語』の第2巻から第3巻で、
トリストラムのエピソードがあると申しましたが！
「さすがに長すぎて気軽に読めないわ！」
という意見が多数でしょう！
そんなアナタにオススメしますのが！
ローズマリ・サトクリフ著作、山本史郎翻訳！
『アーサー王と円卓の騎士 サトクリフ・オリジナル』
『アーサー王と聖杯の物語 サトクリフ・オリジナル』
『アーサー王最後の戦い サトクリフ・オリジナル』
の3冊からなる原書房の、『サトクリフ・オリジナル』シリーズ！
こちらはエピソードをある程度選定してアレンジしたもので、
物語的な読みやすさも加わったシリーズでございましてね！
トリストラムとイゾルデのエピソードもバッチリ収録されております！
『アーサー王物語』に比べると圧倒的に入手しやすいので、
気軽に読んでみたい人はこちらから手を着けるのもアリ、やも！
編集T「ほー、んで1冊何ページくらい？」
400ページちょっと……、かな……！
編集T「気軽……？」
ま、まあいくつかのエピソードを収録していますから！
ちまちま読み進めていると意外にすぐ読めちゃいますよ！
ただ、タイトルにもある通り、
あくまで『サトクリフ・オリジナル』、アレンジ版ですのでね！
「原作が知りたいんじゃ！」
という人はやっぱり『アーサー王物語』にチャレンジするのがいいやも……？
編集T「なんかもっとこう、マジで手軽に読めるやつ……！！」
ﾁｯ。
んも～、仕方ないにゃぁ～。
あなたのポケットにアーサー王 †
「複数冊を読むのがツラい！」
「というかそもそもハードカバーの本は重い！」
な～んて言っちゃうアナタにはこちらァ！
文庫本1冊でアーサー王の話が大体分かる！
ブルフィンチ著作、野上弥生子翻訳！！
岩波書店の、『中世騎士物語』！！
これならね！
ポケットサイズの文庫本1冊で、アーサー王関連の話をなんとなくカバーできますよ！
しかも！
カラドクのお話は確か、自分が読んだなかだとこの本にしか載っていなかった、ような！
編集T「あれ、『アーサー王物語』には入ってないのか」
んまあ、あっちもあくまで伝説を記したメジャーな本のうちのひとつですからね！
ぶっちゃけ全エピソードを網羅している本はないと思いますよ！
同じエピソードも本によって細部が違ったりしますし、
いろいろ読むとそのへんも楽しめるかもですね！
ちなみに、『中世騎士物語』にもトリストラムとイゾルデのお話は入っていますよ！
編集T「は～、やっぱ人気のエピソードなんだな」
やっぱりドラマチックですからね～！
そうそう、『サトクリフ・オリジナル』や『中世騎士物語』あたりはね！
国立国会図書館まで行かずとも、ローカルの図書館にも置いてある可能性高し！
さぁ、いざ図書館へレッツラゴーですよ！！
受験には使えませんけどね！ †
そして！
ついでにこちらもご紹介しておきましょう！！
Written by Chrétien de Troyes！
Published by Penguin Classics, 『Arthurian Romances』！！
編集T「何故に英語……？」
そりゃぁアンタ、こいつぁ洋書ですからね……！！
ちなみに著者はカタカナだと、クレティアン・ド・トロワ表記が多いですよ！
この本はですね、エレックとエニードのむーむーコンビのためにですね！
趣味半分で輸入しましたよ！
一応ですね、『サトクリフ・オリジナル』にもね！
エレックとエニードのエピソードは収録されているのですが！
登場人物の名前がジェイレントとイーニッドとなっていまして！
いまいち同一人物なのか自信が持てませんでしてね！
そこを確かめるべく調べたところ、こちらの本にたどり着いた訳です！
英語を楽しく勉強するのにも使えるかも～？
とかいう甘い考えもあって読んでみたんです、が！
中世騎士の話だけに、
もう本読む時間より辞書で調べる時間のほうが長いという！
受験生のアーサー諸君にお伝えしましょう！
単語のお勉強にはてんで不向きですよ！！
編集T「当たり前ェだよッッ！！！」
お勉強は素直に海外のニュースとかでしたほうがいいですね……！
僕はWWEのサイトを読むのに必死こいて英語勉強していましたが！
あとがき †
ってことで！
今回はアーサー王やら円卓の騎士周りの元ネタ書籍をご紹介しましたよ！
たまにはこういう回もいかがですか！？
編集T「んま～、たまにはな、たまには」
ほかにも「これを読まなきゃ始まらん！」ってな本がありましたら、
どしどしコメント欄にて教えてくださいな！
ｼｸﾖﾛ!
ところで前回のコメントはね！
やっぱりみなさん、自分が使っているアーサーに愛着が湧くようでしたね！
そしてまさかのアレミラ復活説も……！？
あれだけやったらさすがに復活はないような……？
いやしかし、妖精パワーがあれば何があるかわかりませんね……！！
何があるかわからないと言えば……！
それはまさにレスリング！！
しからば、スターダムトーク！！！
本日は、ゴールデンウィークぶり、じつに2週間ぶりのスターダム！
個人的には再来日のディオナ・プラゾと岩谷麻優のタッグが楽しみだったのです、が！
ディオナの来日が遅れてこのカードは流れることに！
クァーっ！ 残念ッ！！
でも岩谷の選手紹介ページにある写真がめちゃいい感じなので良しとしましょう！！！
どうです！ かわいいでしょう！！
そして、水曜日になれば後楽園ホール大会！
シンデレラ・トーナメントを制した渡辺桃が再びの白いベルト挑戦！！
果たして紫雷イオが防衛記録を伸ばし続けるか！
スターダムの未来が新たな景色を切り開くのｋ【編集ムーンサルト】
編集T「女王の座は揺るがねぇんだよォォー！！！」
こ、後楽園では、『邪○ちゃんド○ップキック』とのコラボ試合も、気に、なり、ます……！ｼｬｱｾﾝﾖｳｯ
【さぁ～て、来週のコラムさんは～？】 †
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参考文献 †
ブルフィンチ（1942）『中世騎士物語』（野上弥生子 訳） 岩波書店
Chrétien de Troyes, Arthurian Romances, Penguin Classics, 1974.
サトクリフ,ローズマリ（2001）『アーサー王と円卓の騎士 サトクリフ・オリジナル』（山本史郎訳） 原書房
マロリー,トマス（2004）『アーサー王物語』（井村君江訳）（第1巻） 筑摩書房．
前回のコラム
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