キャラクター/ルイ16世

ルイ16世

人物

 革命期を生きたブルボン朝の第5代国王。祖国の問題を解決しようと様々な政策を撃ち出すも、ことごとく失敗してしまう。

 貴族たちからの信頼も薄く、作中では「話が長い」と揶揄されることもあった。

CV(声優):室園丈裕

来歴

 そもそも、ルイは玉座に就くとは思われていなかった。だが、1765年に父親が世を去ると、2人の兄もそれに続くように亡くなってしまう。そして祖父であるルイ15世が死去すると、準備不足のまま“ルイ16世”として即位することになる。だが、彼と妻は7年にわたって世継ぎを設けることができず、フランス国民の物笑いの種となった。
 
 性格は優柔不断であり、ある代議士が言うには「毎晩、今朝のあれは間違いだった、と言い続ける生涯を送った王」だった。弟(後のシャルル10世)は、皮肉まじりに「兄に玉座を守らせるのは、油を塗ったビリヤードの玉をひとまとめにするようなものだ」と語ったという。

 彼の治世の19年目は、次第に混迷を深めていた。宮廷が自浄作用を失っていたのだ。ルイ15世は苦にの問題を表面的に取り繕っただけで、実際には何も解決はしていなかった。その後継者である彼は、祖父の寛大さと道楽への対比として「厳格なルイ」と呼ばれることを望んだ。しかし世間の声を聴く限り、彼は「軟弱なルイ」であった。

 彼が苦心の末に下した決断は、ことごとく裏目に出る。イギリスとの戦争ではフランクリンとワシントンを援助して国を傾かせ、1789年までに、負債を抱えたフランスは実質的な破産状態に陥った。ロンドンとの通商条約で状況はさらに悪化する。フランスより進んだ技術を持っていたイギリスが自社製品をフランス国内にあふれさせ、フランスの職人たちを破滅に追いやったのだ。革命の動乱の際にも、これらのイギリス製品が利用された。

 1791年、革命が勢いを増す中、彼と彼の一家は密かにパリを脱出するも、ヴァレンティヌで捕らえられてしまうヴァレンティヌ事件)。同年8月10日、テュイルリー宮殿が襲撃された際、彼は国民議会に避難した。しかし、ほどなくして彼は王権を奪われ、タンプルに幽閉されることになる。

 ルイ16世の裁判は手短に終わり、予定調和めいた結果に終わる。そして自らが「三日月形の刃ではなく斜めの形状の方が良い」とアドバイスしたギロチンに首を落とされることになった。なお、彼の趣味は錠前作りや大工仕事であり、およそ王族のイメージから乖離したものであったという。

その他の登場人物

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