キャラクター/マルキ・ド・サド(サド侯爵)

サド

人物

 貴族であり、小説家。過激な内容の作品を世に出し、刑務所や精神病院に何度も送られた。

 快楽主義を体現したような堕落した行いが目立ち、エリスからは露骨に不快感を示されている。しかし実際はかなりの切れ者であり、作中ではアルノを利用することもある。

 なお、“マルキ”はフランス語で“侯爵”の意味であり、本名はドナシヤン・アルフォンス・フランソワ・ド・サド。

CV(声優):藤原啓治

来歴

 1740年生まれ。軍人や聖職者ばかりの典型的なフランス貴族の出自で、14歳で陸軍に入隊した。だが、軍隊は性に合わなかったらしく、31歳で退役している。

 彼は正真正銘の厄介者だった。無神論者で舞台芸術愛好家、何より道楽者で、犯罪の数々を生家の金とコネでもみ消してきた。とはいえ、彼が凶悪犯罪者ではなく、単なるスキャンダラスな人物と見なされていたことこそ、アンシャン・レジーム(革命前の旧体制)の堕落の象徴とも言える。

 成人後の彼は、あちこちの牢獄を転々としていた。その中で多くの書物を残したが、ほとんど全てが公序良俗を乱すとして厳しく検問された。

 1790年に釈放されると、世間の変化を感じ、肩書きを捨てて公会で議員に選出された。羽前と否時ような内容の本の執筆を続けながら、自分の元へ送られてきた犯罪者のほとんどに恩赦を与えていたという。

 政治家としての彼は短命だった。1793年後半、ロベスピエールをあからさまに批判したため、“穏健主義”の罪で逮捕され、1年間投獄された。その後、彼が政治の世界に戻ることはなく、1801年、ナポレオンの命により再び逮捕、投獄され、1814年に死ぬまでそこで過ごした。

その他の登場人物

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