編集部コラム/ドラゴンもいいよね!ゲオルギウスとニーズヘッグ!!
書き手:垂直落下式しゃれこうべライターM(Twitter)
「
まさかの“絞首刑”だーーーーッ!!
こいつはヒデェーー!
岩谷麻優VS花月の王座戦で序盤からとんでもn【編集絞首刑】
編集U「序盤からとんでもねぇ話をしてんのはお前だよ!!!」
し、しかもこの後床にフリーフォールでしたからね……!
ってそれはさておき!
引きこもりすぎて脚の筋力急速低下! 週刊しゃれこうべ!!
プ〇チ神父のスタ〇ドならホ〇イト・スネ〇ク推し、SRSライターMです!!
さぁて今週のエピソードトークは!
意外なところで特異型からゲオルギウス!
そのドラゴン退治譚をお届けですよ!
さらにドラゴンつながりでニーズヘッグもご紹介しつつ、
おまけでペンドラゴンの称号についてもお話ししましょう!
【目次】
ドラゴンスレイヤー †
先陣を切りますはゲオルギウス!
英語読みだとジョージ、急に一般的な感じになりますね!
さてこのゲオルギウスさん、
キャラ詳細でもそれっぽく書いてある通り、
元ネタになっているのはキリスト教の聖人さんですね!
まるで絵本や童話の主人公のように不可能を可能に変えていく騎士。
単騎で“ドラゴン”を屠り、救いを求める姫君を助け出すくらいは朝飯前。
実は聖者の遺骨から因子を採取して作った複製。
オリジナルはドラゴンスレイヤーという物語の、その原型となる逸話を生み出したといわれる伝説の人物。
(【騎士】特異型ゲオルギウス、キャラ詳細より)
実際、聖ゲオルギウスと言えばけっこう有名だったりするんですかね!
なんとなく名前を聞いたことはある気がしますが!
編集U「メジャーかと言われると微妙なラインだな……!」
さておき、竜殺しの典型的な英雄譚でもあるゲオルギウスさんのご活躍!
さくっとご覧にいれましょうや!
見返りは求め、ない……? †
それは昔々のリビアにあった小国・シレナのお話。
その地の湖には昔から1匹のドラゴンが住み着いており、
吐き出す毒気によって国中に疾病を蔓延させていました。
※イメージです
困り果てた人々は羊を捧げてドラゴンをなだめていましたが、
捧げる羊もだんだんと少なくなり、ついにはいなくなってしまいます。
やむを得ず、人々はくじ引きで生贄となる人物を決めるようになりました。
しかしあるとき、なんと王女が生贄のくじを引いてしまったのです。
編集U「王女が当たるとかどんだけ公平なくじだったんだ……!」
普通ならイカサマして当たらないようにしそうなもんですけどね……!
王女が生贄の祭壇に連れていかれ、ついにドラゴンの牙がかかる、
かと思われた瞬間、ドラゴンの眉間に槍が突き刺さります。
馬に乗って颯爽と現れ、王女を救い出した人物こそ、
聖ゲオルギウスだったのです。
ゲオルギウスの活躍によって王女は救出され、
シレナの国もはびこる疾病から救われたのでした。
~ めでたしめでたし ~
編集U「ここまでテンプレ」
んま~、まさしく典型例!
生贄を捧げる場面に英雄が現れて龍を退治する、
というパターンとしては、だいぶ昔にご紹介したヤマタノオロチとスサノオの話も同型ですね!
紹介したときにはまだどっちも登場していませんでしたが!
それはさておき、ゲオルギウスのキャラ詳細にはこんな一文もあるんですよ!
見返りを求めずに人々を救済するその人柄は間違いなく善性だが、
逆に言えば人間味に乏しいとの意見も……?
(【騎士】特異型ゲオルギウス、キャラ詳細より)
編集U「さっきの話だと助けただけだし、見返りは求めてなさそうな……?」
ところがですね!
パターンによってはいきなりドラゴンを殺しはせずに、
槍で弱らせてから鎖で縛り、そのまま町にドラゴンを連れていくんですよ!
編集U「あ、トドメは町人に、的な?」
いえいえ、トドメを刺すのはゲオルギウスなのですが、
その前に町の人々をキリスト教に改宗させたそうなんですよ!
編集U「ほ~。まぁ町を救ってくれた訳だし、ありがたく改宗したとか」
しかしなんかこう、まだ生きてる怪物を街に連れてきて改宗を迫るってのは、
なかなかに脅迫じみた展開を感じさせますよね……!
編集U「ゲオルギウスへのアツい風評被害」
いや~、改宗と聞くとどうにも血なまぐさい臭いが……!
しかしこの手のドラゴンスレイヤー話は、
実際異教徒を改宗させるパターンが多いとかで、
ドラゴンが異教そのものだったり、その信仰対象を貶めたものだったりするそうな!
編集U「ナルホドナー」
なお、ゲオルギウスはドラゴンを倒したその腕前から、
“ドラゴンもまたいで通る”、略して“ドラまた”というふたつ名g【編集竜破斬】
編集U「世代的に伝わらねぇってんだよ!!」
北欧神話のドラゴンさん †
さーてこっからはエピソードというか豆知識コーナーですよ!
編集U「早くね?」
いやぁ、ゲオルギウスさんのエピソードが思ったよりアッサリしてたもんで……!
さておき!
ドラゴンつながりでご紹介しますは、ニーズヘッグ!
ちと前に特集(?)していた北欧神話に登場するドラゴン、あるいはヘビですね!
編集U「ヘビかぁ……」
竜より龍、って感じのドラゴンなイメージですかね!
ってことでキャラ詳細ドゾ!
ドラゴンの因子と蛇の因子を融合し、突然変異で作り上げられたキメラ。
怒りっぽい性格で何にでもすぐ噛みつきたがる。蛇の因子が元となっているせいか、かなりの鳥嫌いらしい。
(【騎士】神話型ニーズヘッグ、キャラ詳細より)
さて、このニーズヘッグは霧の国・ニヴルヘイムにおり、
多くのヘビとともに、フヴェルゲルミルという泉に住んでいたそうな!
しかもそこで世界樹・ユグドラシルの根っこをひたすらに噛んでいたとか!
編集U「世界樹の根を噛む……、スケールがデカいのか小さいのかよく分からんな……!」
そしてですね!
個人的にニーズヘッグは『交響性』にも登場するんじゃないかと睨んでいますよ!
編集U「あー、まぁあっちは北欧神話がモチーフだしな」
加えて!
『交響性』のサポート妖精であるラタトスクですが、
こちらはユグドラシルに住んでいるリスの名前でしてね!
ユグドラシルの頂上にはフレスヴェルグという大鷹がいるのですが、
ラタトスクはニーズヘッグとフレスヴェルグをつなぐ悪口伝言係として、
ユグドラシルを上ったり下りたりしている訳ですよ!
編集U「悪口伝言係……?」
つまり!
ニーズヘッグがフレスヴェルグを悪く言えば世界樹を駆けの上ってこれを伝え、
フレスヴェルグがニーズヘッグの陰口を叩けば世界樹を滑り下りてこれを告げ口し!
世界樹の頂上と根っこでの遠距離悪口合戦を成立させる係ですね!
編集U「ただただ不穏」
ってことでね!
ラタトスクがサポート妖精として登場していますし、
ニーズヘッグが出てくることも十分あり得るのではないか、と!
編集U「んま~、ワンチャンないこともないか」
しかも何気に、ニーズヘッグはラグナロクの後も生き延びる、
ってな説もあったりしますからね!
案外ラタトスクよりも重要なポジションになったりして……!?
名字ではないんですん †
続いての豆知識はこちら!
ペンドラゴンと言えばみなさんご存知、アーサー王の父親・ウーサー王でございますよ!
編集U「あれ、アーサー・ペンドラゴンじゃなくて?」
HA~HAHAHA!
ぶっちゃけ、アーサーにペンドラゴンの名を冠している書籍は見たことがないですね!
当時のブリテンには名字的なものはなく、
近くても“名前・オブ・出身地”、みたいな呼びかたぐらいなんですよ!
それで言えばエクタードマリスとかはまさに、
“マリス出身のエクター”という意味ですね!
で、ペンドラゴンという言葉が指すのは“竜の頭”!
竜、つまり強大な力を率いる者、ということで、
これはあくまでも軍団の統率者的な称号だったそうですよ!
そしてウーサー王にペンドラゴンの称号が付くことはあっても、
アーサー王に対して使われたことは基本的にない、はず!
ちなみにウーサー王の場合、即位する際に流れた彗星が竜のようだったとか、
マーリンが予言で竜の姿を見たときにウーサーの即位も予言したとか、
一応ドラゴンにまつわるエピソードはあったそうですよ!
編集U「ほ~」
興味ッ!!!!
あとがき †
ってことで、今回はゲオルギウスにニーズヘッグにペンドラゴンに、
まとまりがあるようでないドラゴン回でしたね!
編集U「なんか下書きにはリンドブルムがいた気がするんだが」
あ、あぁリンドブルムね!
いやこれがエピソードのないドラゴンかと思ったらね!
書きながら調べていたら、意外とちゃんとした話があるっぽくて!
もうちょい調べてからそのうち出そうかな、と!
編集U「果たして再登場の機会はあるのか……」
ま、まぁ妖精ネタにねじ込めばワンチャン……!
あとそう、先週のガウェインランキング!
可憐型も一瞬考えましたが、可憐型はガウェインよりガヘリスの印象が強くて……!
あとそうそう、11人の支配者はネタがあるか際どいところですが、調べてみまっしょう!
そして来月のランキングはどうやら決まったようですね!!
……っと、駆け抜けたところで!
今週はドラゴンネタでしたからね!
ドラゴンと言えばスクリュー、あるいはスープレックス!
つまりはスターダムトークでござんすよォォー!!
冒頭で触れた脅威の絞首刑で幕を開けた岩谷VS花月!
20分超の激闘には鳥肌立ちっぱなしでしたよ!!
あぁしかし!
岩谷はあと一歩及ばず、花月がV2達成……!!
そして衝撃的だったのは林下詩美のデビュー戦ですよ!
なんとジャングル叫女相手に15分引き分け!
どうですかこの堂々たるアルゼンチンバックブリーカーは!!
新人ながら、昨日からスタートしたリーグ戦・5★STAR GP2018にもエントリー!
意外過ぎるダークホースとして活躍するのk【編集アルゼンチン】
編集U「さぁーて来週のコラムは!!!」
じ、次回予告は……、やってませんて……!
こ、今年こそ岩谷に優勝して、ほ、しい……!アルトロンッ
【おつぎは誰かッ!】 †
コラムで取り上げてほしいキャラ、行ってほしい特集はいつでも募集中! 「この騎士ってどんな活躍したんだろう?」 「この妖精って元ネタあるのかな?」 「SRSと編集Uの考える○○ベスト5ってどんな感じ?」 などなど、『乖離性』で攻略に関係ない疑問があれば当コラムのコメント欄へ書き込んでください! SRSが可能な範囲で調べて取り上げます! 皆さまのコメント、お待ちしています! |
過去のキャラコラム一覧 †
参考文献 †
荒川紘(1996)『龍の起源』 紀伊國屋書店.
アラン,トニー(2009)『ヴィジュアル版 世界幻想動物百科』(上原ゆうこ訳) 原書房.
前回のコラム
【垂直落下式ランキング】ガウェインだらけかよ!~ガウェ編~【垂直落下式しゃれこうべライターM】
まさかのガウェイン単独ランキング!
ランクインは逃せど、新春型とかも好きですね!
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