編集部コラム/愛憎のフレイヤ!アザラシのロキ&ヘイムダル!!
書き手:垂直落下式しゃれこうべライターM(Twitter)
編集:悪魔超人編集T(Twitter)
迫るカウントダウン!
美邑弘海の引退まで、残り3日!!
約1ヵ月前、3月28日の後楽園ホール大会で引退することを発表した美邑!
いよいよ引退3日前となった本日は、引退前恒例の10人掛けg【編集マヒストラル】
編集T「は、早すぎる……!!!」
し、シャウトキャラという独自路線でひと花咲かせただけに惜しいですね……!
だがしかし、別れを惜しみつつ前へッ!!
今年の“御祭性”は『アルカナブラッド』がアツかった! 週刊しゃれこうべ!!
サポート騎士化希望キャラなら当然ワイハン推し、SRSライターMです!!
今年も“御祭性”の取材に行ってきましたのでね!
こちらの記事もどうぞよろしく!
久しぶりにマスク被った写真もありますよ!
さておき、今週のエピソードトークは北欧編の最終回!
にしようと思ったのですが!
リクエストにお応えして、
お蔵入りさせかけていたエピソードをご紹介!
今回のエピソードはフレイヤの愛と憎しみが!
そしてついでにロキとヘイムダルが登場ですよ!
編集T「結局またロkはいスタートォ!!
【目次】
愛憎のフレイヤ †
さて今回のお話でございますが!
先月ご紹介したフレイヤ救出エピソードで登場したスヴィプダグが再登場!
舞台もスヴィプダグが暮らす人間界・ミドガルズでございます!
フレイヤを助けて夫婦となった後、ミドガルズに戻ったスヴィプダグですが、
ミドガルズでは民族間の争いが続いており、今度は戦いに引っ張りだことなります!
スヴィプダグは亡き母親から加護の呪文を授かっており、
苦難を退けるパゥアーのおかげでかなりの強キャラでした!
んが、対立していた民族には英雄・ハッディングがいました!
こちらは雷神・トールの孫にあたり、そのおかげもあってオーディンのご加護持ち!
しかも父親をスヴィプダグに殺され、その恨みもかなりのもの!
このふたりが率いた戦いはなかなか決着することがなく、
ついにオーディンはスヴィプダグが乗っていた船を魔力で沈めてしまいます!
編集T「介入がダイレクトすぎでは」
さらに、終わらない戦の原因はスヴィプダグの好戦的な面にあるとし、
オーディンは呪いによってスヴィプダグを海竜へと変身させてしまうのでした!
編集T「そこまでするか……!」
そして、このことはやがてスヴィプダグの妻・フレイヤの耳に入り……!
ってのが前置きでございますよ!
黄金の涙 †
スヴィプダグが海竜に変えられてしまったことを知ったフレイヤ。
夫の身に起きた悲劇に涙を流しながら、彼女はミドガルズへ赴き、夫を探しまわりました。
平地や野原、海辺を渡り歩く彼女の目からは黄金の涙がこぼれ落ち、
地上や海中に落ちた涙は宝石となり、神々の時代が終わった後も残ることになります。
ちなみにフレイヤが流した黄金の涙ですが、
じつはこれ、宝石の琥珀がどう生まれたか、その起源を示すエピソードになっているんですね!
編集T「ほ~、そいつは女神の涙とはまたロマンチックだな」
フレイヤが泣きながら夫を探し歩いたから、世界中に琥珀が散らばっている、
という設定もアツいですね……!
さておき!
長い放浪の末、ついにフレイヤは海竜となったスヴィプダグを見つけ出します。
異形と化した夫を見ても彼女の愛は冷めることはなく、
その身体を愛しそうになで、抱きしめました。
「姿は変わっても、あなたの瞳は昔のままね、スヴィプダグ」
しかし、彼女は知っていました。
スヴィプダグを見つけ出すことはできても、オーディンの呪いを解くことはできないのだと。
たとえ何があろうと、スヴィプダグが人間の姿に戻ることはないのです。
フレイヤは黄金の涙を流し続け、スヴィプダグが住む海底にはやがて彼女の涙、
琥珀が悲しい輝きとともに積み重なっていきました。
いずれ自分がこの世を去ったとしても夫が自分のことを思い出せるよう、
フレイヤは涙からできた琥珀の山に、大事にしていた首飾りを沿えます。
ちなみにフレイヤの首飾り好きはアースガルドでも有名で、
とくに彼女が持っていたブリシンガメンなんかは、いろんなゲームに登場したりしていますね!
編集T「あー、確かにちょいちょい聞く名前だな」
悲劇の再会 †
さて、その後フレイヤは少しのあいだスヴィプダグのもとを離れますが、
彼女がいないあいだに、スヴィプダグと争っていたハッディングが現れます。
ハッディングが水浴びをしに海へ赴くと、身体に不思議な熱が沸き上がり、
波も激しく荒れだしたかと思うと、ハッディングの視線の先には海竜が。
その正体がスヴィプダグと知ってか否か、ハッディングは剣を抜きます。
そして、オーディンの加護によって得た力で強烈な斬撃を加え、
戦いの末にスヴィプダグの命を奪ってしまったのです。
ハッディングがスヴィプダグの死骸を部下に運ばせていると、
そこに夫のもとへ戻ろうとしていたフレイヤが通りかかります。
編集T「あー……、タイミングが悪い……」
フレイヤは怒りと悲しみの涙に濡れながら、
愛する夫の命を奪ったハッディングをにらみつけ、彼に呪いの言葉をかけます。
「戦場でも、荒野でも、神々の怒りがお前についてまわるだろう。
海の上では嵐がお前を追いかけ、呪いはどこまでもお前にとりつこう。
身を切るような寒さがお前を追って家の中に入り込み、
灼熱の暑さがお前を苦しめるだろう。
お前の家畜は死に、人々はお前を避けるようになろう。
お前は疫病にかかったように汚らわしく、嫌われ者として生きていくことになる」
編集T「すげぇ恨みがこもってるな……!」
さらに、「いずれお前は深海に投げ込まれ、悪魔の怒りがお前に降り注ぐだろう」と呪いを重ね、
フレイヤが属するヴァン神族に生贄を捧げるまで、
呪いは未来永劫解けることはない、と付け加えてますからね……!
それだけスヴィプダグへの愛が深かったということでしょうか……!
フレイヤが放った呪いはすべて実現し、
その後、荒波によって船から放り出されたハッディングは海辺へ流れ着き、
見知らぬ人々からは疫病にかかったように忌み嫌われ、人々は彼に近づこうともしませんでした。
呪いの恐ろしさをその身で味わったハッディングは、
自分とは無関係の他人を生贄としてヴァン神族に捧げ、ようやく呪いから解放されたのです。
編集T「え、他人が生贄でもいいのか?」
どうもそのようなんですよね~!
若干釈然としませんが、豚やら牛やらの動物を生贄に捧げるにしても、
結局自分以外を犠牲にしている、という点ではあまり変わらないと言えばそうなんですが!
ちなみに、呪いが解けた後もハッディングはヴァン神族へ捧げものを献上し続け、
彼の死後、子孫たちも同様にヴァン神族への献納していったのだそうな!
ここでフレイヤのお話は終わるのですが、
海竜となったスヴィプダグが守っていた財宝に目を付けたのが……!?
海豹と書いて、アザラシ †
さて、スヴィプダグとフレイヤに悲劇が起こったとき、
そこでちゃっかりスヴィプダグの財宝をいただこうと動いた者がいます!
それは誰かと言いますと!?
編集T「 ロ キ 一 択 」
大 正 解 。
編集T「 待 っ て ね ぇ 」
ハッディングとスヴィプダグが遭遇したとき、
じつはロキが遠くからその様子を観察していました。
スヴィプダグの死を見届けると、ロキは海竜の寝床、つまりは海底に、
フレイヤの置いていった首飾りがあることを思い出します。
そしてアザラシに変身すると、財宝を目指して海へと潜っていきました。
編集T「クズい~」
が、そんなロキの動きに気づいたのがアースガルドの門番・ヘイムダルです。
彼もアザラシに姿を変えると、すぐさまロキを追いかけていきます。
海中で、海に浮かぶ岩の上でふたりは激しく戦いましたが、
“波の娘たち”と呼ばれる者の子であるヘイムダルは海中戦に秀でていました。
ヘイムダルは苦労の末にロキの魔手を退け、
フレイヤの首飾りを無事アースガルドへと持ち帰ったのでした。
~ 完 ~
編集T「おぉ、やるなヘイムダル」
ちなみに、ヘイムダルの母にあたる波の娘たちなんですが!
じつは彼女たちは前回登場した海の巨人・エーギルの娘だったりします!
つまりヘイムダルはエーギルの孫にあたり、水との相性はバッチリなんですね~!
出番は一瞬なんですが。
編集T「ほ~。ところで、結局首飾りはフレイヤに返したのか?」
う~ん、そこはいまいち明言されていないんですよね~!
しかしヘイムダルは比較的マトモな神様っぽいので、
持ち主であるフレイヤに返していたとしても不思議はないような!
あとがき †
ってな訳で、今回はフレイヤ+ロキ&ヘイムダル回でしたよ!
フレイヤ周りはいかんせんカード化されていない人物ばかりなのがアレですね……!
編集T「んまー、画像が少なくなるのは地味に痛いな……!」
あとはオーディンの細かいエピソードなんかも無くはないんですが……!
これまたカード化済のキャラがあんま登場しないのと、
いかんせん地味なんですよね~、これが!
なので、北欧神話のご紹介はいよいよ次回がマジもんの最終回になる予感!
多分もうそんなにない、はず!!
あ、そうそう!
“御祭性”では『交響性』の新しいキーワードも出ていましたね!
騎士たちがLOKI因子をブレンドされているとかなんとか!
編集T「ロキのイメージがヤバいだけに事件の予感がすごいがな……!」
ま、まぁ確かに……!
ところでロキさんと言えばね!
フェンリルやヘルなど、彼の子供たちに関しては2016年10月の回で紹介していますので、こちらも要チェック!
そして!
要チェックと言えば!!
もうお察しでしょう、そう!
スターダムトークってことですよ!!
大江戸隊のカリスマリーダー・花月とのライバル関係が再燃する岩谷麻優!
3月21日の金沢大会ではなんとTシャツで絞首刑にされるという激ヤバ展開ですよ!
しかもこの後床に落とされたってんですからもう大変!!
大丈夫か岩谷ィィィイーー!
あぁそして!
本日はフューチャー王座決定トーナメントの準決勝!
ぜひともAZMパイセンに勝ち進んでほしいところ!!
そして3月28日の後楽園ホール大会でスターライト・キッドと決勝を!
さすればきっと、ヤング世代の名勝負がまたひとt【編集絞首刑】
編集T「あとがきが長ェ~んだよ……!!!」
あ、愛……、愛が溢れて、愛の、むきだし、です、か、ら……!!マーメイドッ
【もうちょっとだけ続くんじゃよ】 †
コラムで取り上げてほしいキャラ、行ってほしい特集はいつでも募集中! 「この騎士ってどんな活躍したんだろう?」 「この妖精って元ネタあるのかな?」 「SRSと編集Tの考える○○ベスト5ってどんな感じ?」 などなど、『乖離性』で攻略に関係ない疑問があれば当コラムのコメント欄へ書き込んでください! SRSが可能な範囲で調べて取り上げます! 皆さまのコメント、お待ちしています! |
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参考文献 †
マッケンジー,A,ドナルド(1997)『北欧のロマン ゲルマン神話』(東浦義雄・竹村恵都子訳) 大修館書店
前回のコラム
ガチ悪神&ガチ脳筋!ロキの暗躍とトールの一本釣り!!【垂直落下式しゃれこうべライターM】
ロキのガチ悪役エピソードにトールさんのガチ脳みそ筋肉なエピソード添えてお届け!
どっちも個性が強烈に出ていて、個人的にもけっこう好きですね!
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