編集部コラム/続・パンプキンムーンに挑む!
本日の書き手:ドM男性ライターY
鬼に金棒、セルに17号&18号、そして僕にギミック。
前回は、頑なに触れずにきたテレポーターなどのギミックをようやく使ってみた。従来のクレバー極まるプレイングのみならず、ギミックを扱う術まで身につけてしまうとは……、おお神よ、僕はどこまで高みに昇るのか!?
だがしかし、
『オメーじゃなくて、コメントくださってる読者の皆様のおかげだろ!』
という、冷酷編集者Tのツッコミが僕の浮かれた脳内妄想を、現実へと引き戻した……。
そう……それもこれも、無知蒙昧たる僕にギミックの重要性を繰り返し啓蒙くださった読者の皆様のおかげ……! こんなボンクラに、貴重なご意見、誠に恐れ入りますッ!
とにもかくにも、これでようやくパンプキンムーンへの挑戦権を得たと言っても過言ではない。
↑パンプキンムーンとは、パンプキンを素材にパンプキンメダルを作成&使用、悪逆非道極まるパンプキンっぽいヤツラが大挙、最終的にはパンプキングなるボスが控えるイベント。パンプキンがゲシュタルト崩壊するわ!
パンプキンムーン攻略の最大の難所。それは敵の強さもさることながら、時間制限があること。
具体的には、夜が明けるとワンサカ沸いていた敵たちがスタコラサッサとお帰りになってしまう。レアアイテムを落とすボスが出現しないor倒す前にいなくなってしまうなど、とにかくいいことがない。あたかもワンナイトラブかましたギャルたちが無慈悲に始発でドロンしてしまうのを見ている気分になる。
そうならないために必要なことは、やり手ビジネスマンも真っ青の効率化を推し進め、シームレスなソリューションを構築……、
乱暴に言えば、敵をサクサクと倒しまくることが重要となる。
それを可能せしめるものこそが、ギミックの粋を尽くした新兵器……、
その名もカボチャタオース。
力とは何か?
知力? 腕力? 武力? いいや、違うねっ!
言わずもがな、それは科学である!
唯一絶対無二の科学の力……、そいつを体現すべく、さっそく工事に取りかかろうじゃないか!
カボチャタオース建造記録
パンプキンムーンに大挙して押し寄せる敵たちを効率的に倒し続けるためには、単に強い武器でゴリ押しするだけではダメだ。それは前々回にイヤというほど学習した。
↑「さあこれからだ!」という時にまさかの朝チュン。力こそパワーとか阿呆なこと言う時代はとうの昔に終わっているのだ。
『テラリア』では一度に沸く敵の数がある程度決まっているらしい。ので、ヘンな場所に穴とかがあるとそこに敵が固まってしまうことも多く、「なんか敵の数少なくね?」という状況にもなりがち。そのため、まずは整地から取りかかる。
↑こんな感じで谷を作ってみる。我ながら珍しいほどの大規模工事だ。現実だったら大手ゼネコンとかがブラックマネーを駆使、談合にまつわるトラブル必至なレベル。
続いて、敵を倒し続ける仕組みの構築。ここで、前回習得したテレポーターとスパイクボールのワナを実装っ!!
↑敵が現れそうな付近に、金に糸目を付けず転送用のテレポーターを並べまくる! 起動に必要な“あつりょくばん”にはプレイヤー以外にのみ反応する“きいろのあつりょくばん”を使用。
↑空中に足場を作り、地面に受けるほうのテレポーター&大量のスパイクボールのワナを設置。テレポーターで送られて来た敵には、残虐無比にスパイクボールで圧殺される未来しか待ち受けていない。
持久戦を想定し、ハートを生み出す“ハートのせきぞう”、体力の回復速度を高めるキャンプファイア、敵の出現を加速させるウォーターキャンドルもバッチリ実装。
ふふふ……、我ながら悪魔めいたカンペキな仕組みだ。明らかに、今までとは違う手応えを感じる。脳筋プレイに始終していた自分が恥ずかしくなってくるレベル。やっぱり時代は科学ですよ!
ではでは、さっそく試運転と洒落込もうじゃないか!
カボチャタオース……起動っ!!
↑キモイほど大量のスパイクボールが出現、テレポーターで送られてきた敵が瞬時にミンチに。なんのために生まれて何をして生きるのかを考える間もなく無情。
うっひょー!! 想像以上のサクサクっぷり!!
素晴らしい……、まさにパンプキンムーンを瞬殺せしめる、神にも悪魔にもなれる究極の兵器がここに誕生したのだ!
これも全て、貴重な情報をくださった皆さんのおかげです。重ねてありがとうございます!!
パンプキンムーン、全滅だ!
いくぜ、カボチャタオース!! ついにパンプキンムーンの雪辱を晴らすとき、来たれりっ!!
↑夜にパンプキンメダルを使用。カカシたちが大挙するWAVE1……、のハズなんだけど。
なんというか、敵の姿が全く見えず、正直なところイマイチ何が起こっているのかわからない。たまにテレポーターに送られてくるカカシがスパイクボールのワナで瞬殺されるも、数は多くない。
い、いや。僕の作ったカボチャタオースはパーペキのはず。そ、そうだ、画面外にまで散らばったスパイクボールで殺されまくっているせいに違いない……! と信じつつも不安に駆られてオロオロしていると、
↑やったぜWAVE2が来た!! 想定通り、システムに狂いはなかった。
↑そんなこんなでWAVE3。前に挑戦したときはこの時点で朝を迎えてしまったが、果たして……!
しかし、イビルウッドなる、またもや見たことがないヤツが。まあ、ウッドっていうくらいだし、所詮は単なる木だろう。カカシ他と同様、どーせ大したことはないはず……、
↑って、デカイわ!! 名前通り、ものすご凶悪な面構え。きっと汚染された水で育ったに違いない。
こいつは大きさ的にも中ボスみたいな存在らしく、自慢のコレプタージャベリンの効きがあまり良くない。仕方あるまい。かくなる上は……っ!
↑テラブレードで殴る&殴る! イビルウッド、ビビってる、ヘイヘイヘイ! 明らかにHPがゴリゴリ削れていくぞ!!
こ、これがテラブレードの真の力……! プランテラ相手にはイマイチな印象だったが、流石は伝説の聖剣。これくらいやるヤツだと思ってたね。富めるときも病めるときも、ずっと信じてた! ……ホントだよ?
↑イビルウッドを晴れて撃破し、WAVE5へ。転がっているイビルウッドの生首(?)が普通にコワイ。
↑おいでませWAVE6! 初見はちょっぴりビビったイビルウッドも、この時点では単なるデカい木に過ぎない。草花がノコノコ出歩いてくるからこんなハメになるんだ反省しろ!
これがカボチャタオースの力……、 世界が待ち望んだ力だ!!
気持ちがいいくらいに敵がゴリゴリ倒れていく。以前とは比べものにならないほどの圧倒的スピード! スパイクボールで削りきれない敵をコラプタージャベリンのチート級追尾機能で慈悲なくトドメを刺しまくっていく。この調子でパンプキングを引きずり出してやるわ!! そしてついに……!
そう……、ついにヤツが……パンプキングがやってくる!!
↑キターー!! 馬鹿デカいカボチャ頭に見るからに痛そうな刃物。消費期限が半年ほど過ぎた牛乳並にキケンな匂いがプンプンするぜ……!
見た目にそぐわず動きはものすごく速いものの、こちらの回復速度を上回るほどではない。この戦い……勝てるっ! いや、勝ってみせる!
『なあジョニー、見てくれよ。僕のフィアンセの写真。国に帰ったらこの子と結婚するんだ』
こんな死亡フラグだってへし折って見せるレベルで気力充実体力満タン!
さあ、今こそ! 必殺の! グレートスペシャルダイナミックテラブレード……、
朝だと!? な、なぜだ!! 何が悪かったっていうんだ!?
君がッ 泣くまで 挑むのをやめないッ!
おかしい……、ここまでSFっぽいギミックをフル活用したのに……、理論上ありえないはず……!
はっ!?
まさかこれは現代文明に対する「か、科学になんて負けないモンっ!」というカボチャたちの挑戦状なのかっ!?
いいだろう……、めげずにもう一度トライしてやるぜっ!!
↑というわけでスパイクボールのワナの代わりに天然自然の力、熔岩を試してみる。だが……、
1回目と同じくWAVE7には辿り着いたものの、今回はパンプキングの面すら拝めずに惨敗!「やっぱり、科学には勝てなかったよ……」という展開には惜しくもならなかった。
ひょっとしたら、何も考えずにテレポーターを大量にドヤ置きしたのも悪かったのかもしれないし、整地した場所が広すぎたのかもしれない。
あと、パンプキンムーンに有効と名高いニンバスロッドが時空の彼方に消滅した(宝箱の中から消えたもしくはどこに入れたか忘れた)というのも大きいのかもしれない。
テンパってしまってステータスアップ系のポーションを飲み忘れたからかもしれないし、星の巡りが悪かったのかもしれないし、いつものようにコーヒーブレイクをしてから臨まなかったからかもしれない。
しかし確実なのは、シーンごとに最適な武器のバリエーションが圧倒的に足りないということ。いくらコラプタージャベリンとテラブレードが強力だからといって、これだけで勝てる=制限時間以内に迅速に処理できる連中じゃない。
いずれにせよ、パンプキンムーンは想像以上に一秒一刻を争う非常にピーキーなイベントということ、改めて身に染みた。
パンプキングめ……。いずれ生まれ変わったカボチャタオースVRマキシマ&伝説の武器諸々をひっさげ、よりパワーアップした僕がケチョンケチョンにした上で美味しく煮物にしてやろう。
きょ、今日のところはこれで見逃してあげるんだからねっ!!
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