編集部コラム/ハードモード突入!その実態とは?
本日の書き手:ドM男性ライターY
前回、ついに“こううんのおまもり”を探す旅に終止符を打つことができた。
それが、「アップデートに伴う入手難易度のダダ下がり」という泣きたくなるような現実だったとしても……! なにはともあれ、これでようやく次の一歩を踏み出すことができる!!
そう……、
待ちに待った、
ハードモード
ってやつだ!!
そして、読者の皆様。空を飛べる羽や絨毯や絨毯をはじめ、まだ見ぬステキなアイテム情報ありがとうございます!!
さあ……、ウォールオブフレッシュよ! 新世界の贄となるがいい!!
↑地底世界のボス=ウォールオブフレッシュを倒すことで、ワールドがハードモードに移行する。
かつては苦戦したものの、武器から防具まで最高峰のモノを揃えているとあって、なんなく撃破!!
だが、しかぁし! ここでハードモード最初の洗礼が襲いかかってきた!
↑え、英語……だと……? ちょっとちょっと、日本語でお願いしますよぉ!!
クッ……! まさかこんな所からハードになるとは思ってもいなかった……!
で、なけなしの英語力を使い、なんとか読み解いた結果がこちら。
- 原文:Destroying demon alter will bless the world with more and better ores.
- 意訳:悪魔の祭壇を壊すと、もっといい鉱石が出てくるゾ!
- 原文:Be careful,enemies have gotten a lot stronger.
- 意訳:敵がスゲー強くなってるから気をつけるんだゾ!
悪魔の祭壇を壊す……だと……?
悪魔の祭壇は邪悪な大地の地下にあるオブジェクトで、様々なボス召還アイテムを作ることができるもの。
ただし、原則として「悪魔の祭壇を壊すことはできない」。あまつさえ、「破壊しようとすると大ダメージを負ってしまう」という、とんだトラップめいた性質まで持っているのだ。
「まさか、これもハードモードの試練……? ひょっとして解読ミスか? 『コンナ英語モ読メナイヨウジャ、マダマダデース!』って感じで試されているのか!?」
と、しょーもない考えが頭をよぎるも、答えは意外なほど近くに転がっていた。
↑ウォールオブフレッシュ撃破後、初めて見る“ムテキハンマー”なるアイテムが!
↑その能力こそ「あくまのさいだんをこわせる」というもの! なるほど、確かにコイツは無敵だぜ!!
↑悪魔の祭壇をいくつか壊してみた結果。他にも“アダマンタイトこうせき”の出現が確認できた。
がっつり西洋ファンタジーに寄った鉱石たちが目白押し! どんなアイテムができるのか楽しみだ!
僕より強い奴に会いに行く!
いくらハードモードとはいえ、ハンドラクス+モルテン装備で固めた僕が負けることは想像できない。おまけにライフは2倍(当社比)! どんな敵が出てきたって、圧倒的な戦力差があることは疑いようもないワケだ。
ふっ……、新入りのマモノ連中め、せいぜい楽しませてくれよ?
それでは、お手並み拝見といこうじゃないか!
↑ラウンド1。地上に戻るなり出現した“とりつかれたよろい”。ちょ……! なんか硬い! 殴った時の音も普通のマモノと違う!
↑ラウンド2。ワイバーン。なんだこのデカいの! 『千と千尋の神隠し』にこんなのいたろ!! ぜんぜんHP減らないんだけど!!
↑ラウンド3。ゴーストガストロポット。えっ……、なんでザコのくせにビームとか撃ってくるわけ!? 卑怯だぞ!!
はぁはぁはぁ……っ!
すみません、ハードモード舐めてました。
ハンドラクスでゴリゴリやれば大抵の連中は藻屑と消えたのに、こいつらヤケに硬いし、攻撃力もダンチだよ……!
が、ようやく赤子の手を捻るよりラクに倒せそうな新マモノを発見!
↑いかにも鈍重そうな見た目。所詮はドジでノロマな亀に違いない!
さあ、どう料理してやろうか……とタイマツ片手にニヤニヤしていると……!
↑いきなりグルグル回転しつつ飛び込んできた亀! そしてこのダメージ!
おい、ちょっとカメラ止めろ。
えっ? お前カメだろ? リクガメだったらせめて噛むとかだろ? なんで空飛んでくるわけ? お前、絶対リクガメじゃねーよ、ガメラの眷属かなんかだろ!!
いずれにせよ、どうやらハードモードの新マモノは、従来の連中とは雲泥の差があるほどに強いらしい。悔しいが、適当に相手をしていたら、間違いなく命取りになる。
だけど、ようやく合点がいった。実は、ハンドラクスが妙に使い勝手が悪いというか、以前ほどの威力を発揮できていない気がしたんだ。
相対的な問題だったんだな。うん、きっとそうだ。
まさか“あのアイテム”が買えるだなんて……!
新マモノ達に苦戦しつつも、とりあえずワールドを放浪&掘り進む僕。そこで発見した新しいNPC。その名も“まほうつかい”。
↑メカニックちゃんならばともかく、囚われた爺さんを助けるというのは何とも食指が動かないが……、
縛られたままというのも、なんだか可哀想になってきた。よーし! 助けてやろうじゃないか!
うん、少し言葉を交わしただけでわかった。こいつは人間性に問題がある。
だけど、肝心の問題はそこじゃなかった!
か、買えるの!? “こおりのロッド”、買えちゃうわけ!?
あれだけ苦労して1本しか手に入らなかったのに、買えちゃうのかよっ!?
なんてこった……! ハードモードではレアアイテムですら無くなっているとは……。“こううんのおまもり”に引き続き、こいつは中々のダメージだぜ……!
茶色の壁が壊せない!
“こううんのおまもり”、“こおりのロッド”……、お前達は、アップデートの犠牲になったのだ……。
なんて言ってみても始まらない。
『テラリア』の極意は、掘削、クラフティング、そして掘削……!
そう、僕にはまだ、ハンドラクス、お前がいるじゃあないか!!
低く唸るエンジン音、圧倒的な掘削能力! お前に壊せない壁など、このワールドには存在しな……あれ……あれぇ……?
↑“まほうつかい”が乗っかっていたブロックが壊せない……! 削っても削っても削っても、ウンともスンとも言いやしないっ!
ど、どうしたってんだよ! お前の力はそんなモンじゃないだろう!? もっと熱くなれよっ! お前はツルハシとオノとハンマーの実力を兼ね備えた最強ツールのハズだろ!
ほら、お前のスペックを見せてみろよっ!!
お、おっかしいなあ〜! ハンドラクスじゃなくて、ドラックス? 女性用シャンプーみたいな名前になってるぞ〜? お、おかしいなあ……!
↑「ピックソーとごっちゃにしないでね」って! ピックソーってどこのどいつだ! 何より……!
あの……、ハンマー成分、無くなってるんですけど。
な、なんてこった……!
プレゼント1万個用意して、年末年始をフル活用してようやく手に入れたハンドラクスがあああああっっ!!
まさかお前まで、アップデートの犠牲になっていたとは……!!
「なんか妙に使い勝手が悪い気がする」って、勘違いでも何でもなかったのかよっ!! うわあああああああんっ!!
↑ビフォー(アップデート前)。在りし日のハンドラクスは、まさに最強と呼ぶにふさわしい性能を備えていたのに……!
……刻の流れは残酷だ。
“こううんのおまもり”、“こおりのロッド”、そして“ハンドラクス”……。かつてレアアイテムの名を欲しいままにした3種の神器の価値が、ここまで暴落してしまった。
でも、本当にそうなのか? きっとこれには深いワケがあるはず……。
はっ!! も、もしや、ひょっとしたら……!!
『ハードモード……。それは、今までの常識が無価値となる世界。でも、それは必要な犠牲だったのです……。だから、もう一度立ち上がって。そして、素晴らしい新世界に目を向けてみてください……』
き、聞こえる……! テラリア神のお声が聞こえるぞ! 幻聴じゃないぞ!! そうですよね!? そうに違いないんだ!!!!
だから、前向きに捉えようそうしよう!!!!
…………ウソでもいい……。
だれか……だれか、そう……言ってくれ……。
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