編集部コラム/テラリア神、降臨!
本日の書き手:ドM男性ライターY
これまでのコラムでも、折りにつけテラリア神について触れてきた。
テラリア神とは何か?
それは、『テラリア』世界をあまねく創造、森羅万象を支配し、プランテラくらいならワンパンできるチートキャラであり、ブロンド&巨乳&ナイスバディの絶世の美女である(筆者の妄想)。
日頃の行いが悪いのか、信仰心が足りないからか定かではないが、僕は一度もその御姿を見たことがない。それでも、いつか彼女のセクシーな美貌……もとい、神々しいお姿を目の当たりにしたいと渇望していた。
そんな時、読者の方からとある画像をいただいた。
思わず、目を疑ったね。
↑読者の方から「テラリア神ってこんな感じ?」という旨でいただいた画像。
艶やかなブロンド、スタイリッシュ&セレブリティ感たっぷりのポニーテール、神々しさと官能美を両立したローブ、天空を舞う純白の翼……! どこから見てもテラリア神そのものじゃないかっ!!
皆様、コメント、いつも本当にありがとうございます!!!
失念していた……! まさか、
「テラリア神は、作れる!!」
だなんて!! これに気付かされた時の衝撃と言ったらなかった。瞬間、あたかも神の禁忌に触れホムンクルスを作る錬金術師のごとく、背徳的な悦びが体中を駆け巡った。
そもそも、僕のプレイアブルキャラクターは、『テラリア』を始めたときに悪ふざけで作ったこいつ。
↑いつもは忍者装備orウサギ面を被っているが、素顔は不健康そうな青白い肌にマリモのようなアフロ。我ながらどうかしていたと思う。
つまり、ざっくりと言ってしまえば、だ。
僕好みの女の子キャラクターを作って、それっぽい恰好をさせれば、それはもう、誰がなんと言おうとテラリア神って寸法なわけよ! キャッホゥ!!
『世界に遍く、我が光を!』
おお……、どこからともなくテラリア神の御声が聞こえてきたぞ……!
こうしちゃいられない!! 僕もいただいた画像に負けず劣らずの、最高のテラリア神を作ってやろうじゃないかっ!!
テラリア神をこの手に!
まずはキャラクターメイキングから。ちなみに、この手で憧れのテラリア神を作れる喜びに手が滑り、画面下にある“ランダム”ボタンに触れてしまい何度もやり直すハメに。
おっとりした美女ながらもキリっとした雰囲気ながら、「人間って、なんて矮小なんでしょう……」とか言い出しそうな冷淡さ、それでいて困った時には「な、なんとかするのです」とかうろたえそうな可愛さ! フヒヒ……たまらんですたい!!
そんなありったけの想いを込めまくり、肌の色、瞳の色を入念に調整、気が付けば優に1時間が経過。
そしてようやくネーミングの段階に!!
↑本当は“Terraria Goddess”にしたかったんだけど、文字数オーバーで断念。
さあ、時は満ちた……。テラリア神、おいでませ!!
イイネ! 実にかわいい!!
が、衣装的に神と呼ぶには無理があるということは自覚している。というわけで……。
お着替えタ〜イム!!
僕の思うテラリア神の服装は、肉感的な肢体を柔らかに覆う、うっすらと透けたローブ。あらかじめ断っておくが、これは僕のイヤラシイ趣味では断じてない。
世界各国の女神様も大体そんなイメージだし、グローバルスタンダードに違いないのだ、そうなのだ。
「そういえば、名前そのままのローブっていうアイテム、あったっけ」
というわけで、早速着替えてもらったところ……、
↑うん、なんか違う。ファンタジーものによくいる、女性魔術師みたい。
あれ? でも、白いローブなんて『テラリア』にあったっけ……?
……ちょっと待った! そういえば、こんなものがあったんだった!
↑「銀だけど、白っぽいから大丈夫でしょ! たぶん!」と、色素を染色の部分に置く。
さあ、これでテラリア神のお召し物は完成……、
銀色になるのは仕方ないとしても、ローブのディティールに神々しさを感じない。
となると、次は……、
シルク×20で作れちゃうローブより、値段的にもありがたみがある感じがグッド。いざっ!
「これぞテラリア神です!」というには無理がある。
あと、頭のヤツさ、ティアラっていうか、女戦士が付けるサークレットじゃないかな。
テラリア神は平和を好むから戦いとかしないの! 女戦士とか血なまぐさいのはダメ、絶対!!
いや待て。ダメと決めつけるのは時期尚早。色素で染めればそれっぽくなる可能性は十二分にある。その結果……、
三角巾じゃねーかこれ! ドレスのスカート部分に人の顔みたいのもあるし、ユーレイ以外の何者でもないよ!
う〜む、困った。正直、僕の求める女神像からかけ離れ、明後日の方向に行ってしまっている。
認めるしかあるまい。僕が今持っているアイテムだけでは、限界があると。
「そうだ。旅に出よう」
完璧なテラリア神をこの手で作るため、まだ見ぬ新しい衣装がないものか、僕はいくつものワールドを巡り歩いた。
そんなこんなで、巨大な建築物、ピラミッドを発見!
↑それなりに世界を巡ってきたつもりだけど、見るのはこれが初めて。どれだけ運が悪かったんだ……。
↑あるのは宝箱ひとつのみ。敵が出ることもなく、しかも狭い。どういった経緯で作られたのか果てしなく謎。
おおお! この格調高いディティール、まさにテラリア神に相応しい!
それに、ファラオ>>>>お姫様というのは自明の理!! それでは早速……。
だけど、この黄色い部分が邪魔だ。銀の色素の力で、なんとか漂白できないか試してみると……。
↑大 正 解!! ローブの時は全てが銀になってしまっていたけど、黄色だった部分だけが上手く銀になっている。
やったぜ! これでようやく下地は整った!
細工は流流仕上げを御覧じろってなもんだ! これに天使の翼と自然の贈り物を装備してっ……と。
降臨! テラリア神!
さあ、とくとご覧あれ! ついにテラリア神がご降臨あそばされる時、来たれりっ!!!
↑どうですか、この神々しい姿! 三千世界のどこから見ても、神以外の何者でもないっ!
↑女神らしくハープをお弾きあそばされるが、ものすごくヘタ……、いや、苦手で有らせられるのがカワイイ。音を伝えられないのが残念。
↑なお、神相手でもNPCたちはいつもどおり。海賊、ブレなすぎだろ!!
うおおおっ……、感無量……っ!! まさかこの手でテラリア神を操作できる日が来るとは……!!
ああ……そのお美しい御姿を拝みつつ、なじられたり冷たくされたり、できれば踏んでいただきたいっ……!!
だけど、あの青白顔のマリモアフロ=僕自身はここにはいない。なんというジレンマ……!!
ちなみに、ダメージを喰らった時の声が妙に色っぽくて、妙にドキドキしてしまうのですよ!?
ああ……テラリア神とずっとこうして戯れていたい……。
モンスターと戦ったり血みどろ爆発四散せずに、ガーデニングに精を出したり、ウサギと戯れてみたり、キャッキャウフフと彼女のカワイサを愛でる……。
そして、世界はテラリア神のご威光により、恒久的平和を実現するのだ!!
テラリア神に栄光あれ!!
だが。
平和な時は、長く続かなかった。
↑女神のおわす平和な地に悪夢到来。でも、逆に言えば“あの”アイテムの素材を手に入れるチャンス……!?
次回、驚天動地ッ! “あの”超絶レアアイテムが、ついにその姿を現す……っ!!
…………かもしれない。
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