編集部コラム/ダンジョンの秘宝を求めて!

本日の書き手:ドM男性ライターY

「押してダメなら引いてみな」

 誰が言ったか知らないが、確かに経験上、大抵のことはゴリ押しか放置でなんとかなるものだ。

 だけど、世の中には押しても引いても爆破しても、いかんともしがたいものがある。

 そう、ダンジョンの宝箱である。

 ハードモードに入ってから出現した新しい宝箱だが、これがもう、何をやっても開かない。

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↑シャドウキーでも開けられない。

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↑氷っぽい宝箱。松明で暖めても開かない。

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↑いかにも、闇属性系の武器が入っていそうな宝箱。立ち尽くしても開かない。

 色とりどりの宝箱は、いかにも「極上のお宝てんこもりですぜ、アニキ!」と訴えるかのようにプレミア感にあふれていて「一体ナニが眠っているんだ!?」と気になって仕方がなかったのだ。

 そんな折、読者の方から、またもや救いのコメントが! 

 いつも本当にありがとうございます!!

 なんでも、これらの宝箱を開けるには、モンスターがドロップする鍵型なるアイテムが必要だとか。

 モンスターからドロップ、か……。

 ああ……、あの殺伐とした日々が、どうしても脳裏に蘇る。

殺戮の黒歴史

 年末年始、僕はプレゼント集めに奔走していた。目的は、まだノーマルモード時代において最強の採掘アイテム、ハンドラクスを手に入れること。

 プレゼントを集めるため、僕は様々な方法を模索したが、最終的には「ウサギの石像から延々とウサギを召還&虐殺するトラップ(通称・ウサギタオース)を作成」→「ブラッドムーンを待ち、ウサギがじゃあくなウサギになるのを待つ」→「自ら熔岩に飛び込むじゃあくなウサギからプレゼントを搾取」という、末代までウサギに呪われそうな方法に落ち着いた。

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↑邪悪でもなんでも、ウサギはウサギ。流石に、いたたまれない気持ちでいっぱいになった。

 晴れてハンドラクスを入手できたものの、そのために犠牲になったウサギの数は凄まじい。今まで食ったパンの枚数をおぼえているワケがないように、どれほどのウサギの屍を重ねたのか検討もつかない。

 だが、まだ見ぬお宝への好奇心には勝てない。

 僕は、涙を呑んで早速ウサギタオース建造に取りかかった。

これがウサギタオースの新しい姿だ!

 あの惨劇から半年以上の月日が流れ、当時はひとつしかなかったウサギの石像は4つに、同質のスペックを持つキンギョの石像も2つに増加!

 つまり、これはどういうことか?

 鍵型のドロップ率はイマイチ判明しないけれど、少なくとも1つの石像でおこなうより、6倍の効率があるってことだ! 

 こんなことは、算数で常に赤点をとり続けてきた僕にだってわかる。

 さてさて、遠からんものは音に聞け、近くば寄って目にも見よ!!

 これこそ、新しいウサギタオース。

 その名も、ウサギタオースVRマキシマだっ!!

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↑キンギョの石像×2+ウサギの石像×4。素晴らしきかな、効率重視! ドロップ率は確実にV字回復だ!

 じゃあくなウサギ(じゃあくなキンギョ含む)たちが熔岩にダイブする様子をじっと眺めつつ、僕は鍵型が落ちるのをひたすらに待つ。

 ひたすら、ひたすらに……。

 ………………………………。

 1回のブラッドムーンで手に入るとは流石に思っていなかった。

 だけどさ、10回のブラッドムーンで手に入らないってどういう了見だ!?

 ま、まさか、ウサギの呪い……? 

 ……うん。思い当たるフシがありすぎてグウの音も出ないわ。

 とはいえ……、ひょっとして、そもそもの前提が間違ってるんじゃないか?

 そう、ウサギの石像やキンギョの石像から出た連中は、こういう重要アイテムをドロップしないんじゃないだろうか。

 ありえる。十二分にありえる。

 ん……? そういえば!!

 コメントには、こうもあったっけ。

『レパスから手に入れるといい』と。

 ……完全に、失念してた。

 だって……、どっちにしてもウサギをやっつけることに変わりはないんだもの!

レパスってナニさ?

 レパスとは、端的に言ってしまえば、やたらデカくてイヤラシイ笑みを浮かべたウサギである。卵を産んで小レパス(災いのウサギ)を大量生産、あまつさえ自身の分身をも卵から出現させる、れっきとした害獣だ。

 ちなみに、レパス本体を倒さない限り、小レパスは延々と産み落とされる。つまり、レパスをウサギタオースVRマキシマに呼び寄せて小レパスを倒し続ければ、普通にモンスターを狩るよりも圧倒的に効率が良いってことになる。

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↑見てほしい、この憎々しい顔付き。可愛さのカケラもなく、倒しても全く心が痛まないことがポイント。

小レパスだけを殺す機械かよ!

 というわけで、ウサギタオースVRマキシマの熔岩トラップを流用し、小レパスを効率的に倒し続ける計画を実行に移そうと思う。

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↑レパスは、怪しい卵というアイテムから召喚可能。ちなみに、ノーマルモード時代、S嬢がこんな方法で出現させていた。

 だが、待てど暮らせど、あのいやらしいツラが現れる気配がない。マップを見てみると……。

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↑ドクロマーク=レパス。遠いよ!!

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↑現地に向かうと、イヤラシイ笑みを浮かべながら仲間を増やしまくっていた。

 むう……、こうなると、何がなんでもウサギタオースVRマキシマまで来てもらうしかない。

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↑レパス誘導中。うーさーぎ追ーいし♪ と鼻歌を歌いたいところだが、とにかく思い通りに動いてくれない。顔立ちも相まって、イライラが徐々に募る。

 そして、ブロックを崩したり積み立てたりしつつ、30分が過ぎ……、

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↑ようやく誘致に成功! なお、レパス本体が熔岩に落ちることを防ぎつつ、小レパスのみを熔岩に落とすよう、ブロックにはスキマを残してある。

 ふふふ、あとはひたすらに待っていれば、いつの間にか鍵型が手に入っているという寸法さ! ひゃっほう!!

 クチャっ! クチャっ! 
 
 小レパスが熔岩にダイブする音に耳を澄ませながら、僕はスマホを放置、ゆったりとコーヒーブレイクを楽しむことにした。

 しかし、1時間後。

 小気味よい音が全く聞こえなくなった。一体ナニが? と画面を見てみると、

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↑吐く動作こそするものの、卵は現れず。

 ああ〜、あるある! 二日酔いのときさ、吐くものがないのに、えづいちゃってる的なヤツね!! アレは辛いんだ、ほんと……。

 いや待て。そんな汚い話であるハズもない。

 となると、生まれるや否や熔岩に無謀に飛び込んでいく我が子たちを見て、「これ以上産んでも仕方がないウサ〜」と諦めたってことなんだろう。

 ふっ……うぬらの気持ち、わからんでもない。

 ならば、ひと思いに斬って捨てるが情けというもの!

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↑呪われたテオノを連打&連打! HPがゴリゴリ削られていく。

 こうして、レパスは露と消えた。

 ……戦いの後は、常に虚しい。

 誰もいなくなったウサギタオースVRマキシマで、僕はひとり佇み、こう思う。

 結局、鍵型は手に入ってないじゃねーかっ!!

 苦節2時間。結果はふるわず。

 ちなみに、子レパスが途中から生まれなくなった原因はこれみたい。

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↑どこからか漏れたのか、少し離れた穴蔵にギッシリと小レパスが! ある一定数以上は産まれないということなのか?

 むむむ……、イレギュラーでこっちに来てしまっていたのか。これは作戦を改良する余地アリだな。

 次回!! 生まれ変わったウサギタオースVRマキシマが火を噴くぜ!!(予定)
 
 果たして、鍵型を手に入れることはできるのだろうか……!?

 そして願わくば……、

 ノーマルモード時代の幸運のお守りみたいな、極悪入手難易度でありませんように……!!

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