編集部コラム/ギミック三本勝負!〜まだオレ(機械音痴)は本気出してないだけ〜
本日の書き手:ドM男性ライターY
「ひょっとしてイケるんじゃね!?」とノリノリでパンプキンムーンに挑み、ボスの顔すら拝めず惨敗を喫したことは記憶に新しい。
つまるところパンプキンムーン攻略に必要なことは、
「いかに効率良く敵を発生させ、いかに生き延び、いかに夜明けまでにザクザクと敵を殲滅し続けるか」
ということらしい。
しかし、これらを満たすために、僕には決定的に欠けているものがある。
……白状しよう。
僕は、ギミックが、苦手ですッ!!
今までのクレバー極まるプレイングからは、とても想像がつかないことだろう。皆さんが驚愕するのも無理のないことだ。
正直なところ、頭のてっぺんから尻尾の先までガチ文系な僕は、理系っぽい匂いを感じるや否や拒否反応が出てしまうという、致命的な弱点を抱えていたのだ。
が。
足りない脳みそをコネてひねってベーキングパウダーまぶしてオーブンでチンしてアッツアツにしても、ゴリ押しでパンプキンムーンを攻略できるアイデアが微塵も浮かんでこない。
得意の脳筋プレイとは真逆のアプローチ……、それがギミック。
というわけで!
手段は選ばない。
打倒パンプキンムーンのため、コメント欄に頂戴した貴重な情報を、ハイエナのごとく拾い集め、骨までしゃぶり尽くす勢いでギミックに挑戦する所存ですっ!!
使ってみよう!〜テレポーター編〜
まずはテレポーターから挑戦。こいつはスチームパンカーが売っていることを知ってはいたものの、未だに使ったことは皆無。
さて……、このアイテム、なんでも離れた場所にテレポートできるというスグレモノらしい。
なんというSFアイテム……! 今更ながら、ファンタジー世界に助走つけて全力パンチかますような『テラリア』のブッ飛びっぷりにシビれざるを得ない。
↑とりあえず2台置いてみる。ガイドと“かいぞく”の家具? 科学のために犠牲はつきものさ!
さあ、未来のテクノロジーよ、僕をあっちからこっちまで移動せしめよ!
待てど暮らせど一向にテレポーターからの反応はナシ。「テレポーター、動け! テレポーター、なぜ動かん!?」とZガンダムのラストばりに叫んでみるも、効果はなかった。
いや待て落ち着け。叫んだってどうにもならない。メカニックちゃんのインストラクションを思い出すんだ……!
確かに、ワイヤーがなければ動くものも動かないわ!!
さあ、これで晴れてイケるハズ……!!
店員さーん、やっぱりこれ、壊れてますよー!
しかし、ここで諦めるワケにはいかない。メカニックちゃんは何て言ってたっけ……?
くっそう! “ぶきしょうにん”の野郎め! 何度思い出しても激おこぷんぷん丸だぜっ!!
おっと落ち着け。こいつは重大なヒント。そう、全く使ったことがなかったが、“あつりょくばん”なんてアイテムもあったんだった。
ちなみに、“あつりょくばん”には「プレイヤーが乗ると反応するもの」「プレイヤー以外が反応するもの」「誰でも反応するもの」の3種類があるらしい。
……今までオシャレ目的で色分けされてたと思い込んでたわ。
さあ、これで完成! テレポーター、稼働開始だっ!
ウップ……吐きそう……。
画像だと実感できないけど、
コレすごい画面ブレて気持ちわるっ……!
な、なるほど……。つまりこれ、2つのテレポーターに“あつりょくばん”を2つ置いたことがダメだったらしい。
「テレポーター起動⇒移動⇒移転先のテレポーター起動⇒以下エンドレス」というのが事の真相だったワケだ。
もちろん他の使い方もあるんだろうけど……、うーん、これはすごいテクノロジーだ。単に移動に使うだけではなく、モンスターが踏んでくれれば、好きな場所に呼び出す仕組みも構築できるってことになる。
あと、テレポート先が風呂場でお姉さんがシャワー中……なんてラッキースケベも期待できる。
かがくの ちからって すげー!!
↑他の部屋にも置いてみた。某モンスターゲームのエスパー系ジムも、こんな感じだったなあ。
使ってみよう!〜アクチュエーター編〜
続いてアクチュエーター。こちら、「ブロックのオンとオフを切り替えられる」というイメージがしにくい効果を持っているらしい。
正直なところ、アクチュエーターという単語からは「チイッ! 足のアクチュエーターがイカれたか!」みたいなロボットアニメ的な台詞しか浮かんでこない。ついでに言えば、「なんか語感がカッコいい!」というだけで、アクチュエーター自体はなんだかわからない。それが「ブロックをオンオフできる」って……、なんのこっちゃ。
ちなみに、アクチュエーターは通常のギミックとは異なり、ブロックの上に置くのではなく、ブロックに直接重ねることで設置できた。
さあ、これで一体ナニが起こるっていうんだ……? ポチっとな。
えっ、オフってそういうこと!? オフ=一時的に無くせるってことか!!
な、なるほど……。これがあればブロックをなかったことにしたのち、再び元通りにすることができると。うーん、冷静に考えると、これもヤバい技術だな。
「対象座標の物質を、別の位相空間に転移させる」って書くとインチキSF臭がプンプンしてたまりませんっ!!
とりあえず、レパスを閉じ込めたとき、いかに僕が脳筋プレイでドヤ顔していたか、よ〜〜くわかりました。
↑レパスを無理矢理閉じ込める風景。アクチュエーターがあれば、スイッチひとつでポンだったわけか……!
使ってみよう!〜スパイクボールのワナ〜
最後にスパイクボールのワナ。
ちなみに僕は、スパイクを名の付くものを一切信用していない(スパイク・チュンソフトさんは別ですよ!?)。
↑スパイクを設置したものの、僕だけ爆発四散した在りし日の記憶。
スパイクはプレイ初期だと致死ダメージを負う上、モンスターには一切効果がないという鬼畜すぎるアイテム(というかブロックの一種)。当時、僕はスパイクからこの世の理不尽さを学んだといっても過言ではない。
スパイク=理不尽。
この公式から、ゴブリンが落とすスパイクボールをはじめ、僕はスパイクと名の付くアイテムはことごとく触らないようにしてきたほどだ。
しかし、背に腹はかえられない。
「利用できるものは利用する」
僕もいい加減大人になって、 生き馬の目を抜くビジネスライクなソリューションにコミットしてみようと思うワケだよ!
さて、肝心のスパイクボールのワナだが、これはジャングルテンプルにあるとのこと。そういえば、テンプル巡りをしているとき、謎のダメージを負った気がするが……、
はっ! ひょっとしてこいつのせいか!?
正直なところ、こいつはトカゲ族の呪術めいたナニカだと思っていた。が、単なるトラップだと分かれば怖がる必要なんざ皆無っ!
↑ワイヤーカッターを装備し、ワイヤーを可視可! おお、なんてこった! 古代文明に近代的トラップの痕跡がっ!?
↑ワイヤーが行き着く先、ブロックを破壊してスパイクボールのワナをゲット!
ふう……こんな姑息なトラップを設置していたとは……。
トカゲ族、所詮は爬虫類にすぎなかったか。
というわけで、実際にどれほどの効果があるのか使ってみた。
さあ……、僕を散々苦しめたスパイクボールよ、その力を見せてみろっ!
↑つ、つええええええっ!! ナニコレ!? 敵が勝手にダメージを負ってくれるぞ!!
この小さなボールにどんだけの力が詰め込まれてるの!? 最近はやりのボール型洗剤だってここまで威力ねーよ!! トカゲ族はやっぱり偉大だったんや!!
↑なお、自分もしっかりとダメージを負う。条件が同じなので、まあ良しとする。
ああ……、今までこんな便利なギミックたちを駆使していなかったなんて! 人生の8割をソンしていた気分だ。
そしてなにより、メカニックちゃんを愛でるだけではなく、彼女への理解がより深まった気もする。
ねえねえ、メカニックちゃん! 更なる上級テクニックとか教えてくださいな!!
ノーワイヤー、ノーギミック。
「初心忘れずべからず。ギミックはワイヤーにはじまり、ワイヤーに終わる」。そう言いたいんだな!? わかったよメカニックちゃん。ワイヤー道、これから精進いたします……!
さあ……待ってろよパンプキンムーン……!
ギミックの粋を尽くした新兵器、その名もカボチャタオースで、お前をギッタンギッタンにしてやんよ!!
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