編集部コラム/“しんくの大地”の“カギがた”を求めて

本日の書き手:ドM男性ライターY 

 ダンジョンの宝箱に隠された武器は残り4つ。だが、これらを手に入れるためには、固有の環境でしかドロップしない“カギがた”が必須な上、ドロップ率は極めて低いという鬼仕様。

 だけどね、なんとしても残りの武器も手に入れてやりたいワケですよ!!

 前に手に入れたコラプタージャベリンはタケコプターみたいな名前のクセに、とんでもなく強力な武器だった。

 つまり、残り4つの宝箱にも、凄まじい性能を秘めた武器が眠っているに違いないっ!

 が、唯一の懸念事項があった。それは、残り4つの宝箱のうちの1つ、赤い宝箱の存在。

01
↑いかにも“しんくの大地”っぽい宝箱。だけど……、

 恥ずかしながら、僕は“しんくの大地”をマトモに探索したことがない。存在は知っていたが、見て見ぬフリをしていたという方が正しい。

02
↑その名のとおり、血に濡れたような“しんくの大地”。

「おいおい、今更かよ!?」というツッコミを受ける準備はできている。だってさ……、
 
 BGMからして露骨に怖いところなんだもの! 必要なきゃ行かないよ怖いしっ!

 小学校の遠足で行った遊園地のお化け屋敷。恐怖のあまり腰が抜けてへたり込んで行動不能、後続のクラスメートの女子に向けられた冷たい視線は、今でも忘れられない。色んな意味で

 だけど、今となっては僕もいい大人だ。“しんくの大地”に行くだけ行って、“カギがた”だけ入手、というのも男が廃るというもの。

 よし!! この機会に、“しんくの大地”の全貌をしっかりと暴いて、その上で“カギがた”をゲットしてやろうじゃないか!!

血みどろワールド! “しんくの大地”

 改めてやってきて、本能的に思う。

 あ、ダメだ。やっぱりこれ、怖いところだ。

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↑さりげなく転がっている血みどろのしゃれこうべ。

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↑モンスターからドロップする“せきつい”。そんなもん拾うなよ!

04
↑ハンマーで殴ると大ダメージを受ける“あくまのさいだん”のようなモノ。

 そして極めつけは、心臓を模したような肉々しい謎のオブジェクト。

05
↑うへぇ……、見るからに血みどろスプラッタな物体。臓物系、ほんと苦手なんすよ……。ハンマーで壊すと……、

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はい、怖いメッセージでたー! “じゃあくな大地”のシャドウオーブを破壊したときと同じ台詞とはいえ、ゾワリと鳥肌が……。

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↑2個目を破壊。なお、ゴブリン軍団は無関係。あれ? この流れ、もしや……。

 この時点で恐怖が少し薄らいだ。“じゃあくな大地”と同じ流れ=同じメッセージが出るということは、この後に出てくるであろうボスも、どうせ大したヤツじゃないという理論が成り立つ。

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↑ボスの中でも最弱の部類、ガッカリボス代表のイーターオブワールドさん。キモいっちゃキモいが、どことなくコミカルな雰囲気。

 よーし、どうせ同じような出落ちボスだろうし、恐るるに足らず!

 いっちょやってみっか!! 

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↑3個目をハンマーで一撃! ……んっ? “クトゥルフののうみそ”?

 あ、ちょっと待って前言撤回。僕、臓物系はほんと苦手で……っ!! 

10
ぎゃああああああああああっっ!!!

 グロいキモい最悪信じらんない! 尻尾巻いて逃げ出したいっ!

 でも、この名状しがたい物体に打ち勝つことこそが、念願の武器入手に結びつくのだ! たぶん!

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↑最初は目玉=クリーパーを倒さないと本体にダメージが通らない。キモい!

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↑第二形態、脳みそから顔が……! コワイ!

 何がどうなったらこんな生理的嫌悪感ハンパないヤツが出てくるかな!? ノーマルモードのボスみたいだから強さ的にはそうでもないけど、ホント怖いキモいやだああああっ!!

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↑怖いのヤダっつってんだろこの野郎!! テラブレードを食らえっ!!
 
 成 敗 ッ !!!

 いや〜〜、二度と戦いたくないね、これは。ビジュアルが怖すぎる。
 
 しかしこいつ、名前からするに“クトゥルフのめだま”の友達みたいなもんでしょ? ひょっとして合体とかしたりするんだろうか。戦隊モノの怪人としては王道だけど……、うううっ……、正直、エンカウントしたら泣きかねないわ……。

“カギがた”集めに挑む!

 そんなこんなで、ようやく“カギがた”を集める段階に。やり方は前回と同様、“あやしいたまご”を使ってレパスを召還⇒熔岩トラップに小レパス(わざわいのウサギ)を突っ込ませる⇒ドロップするまで待つという方法。

 なぜ、わざわざ“あやしいたまご”を使ってレパスを召喚するのか?

 それは、ひとえに効率化のため。“カギがた”は通常のモンスターからでもドロップするものの、その確率は恐ろしく低い『大造じいさんとガン』よろしく、標的とじっくり向き合って狩りなんてしていたら、いつまで経っても手に入る代物じゃないのだ。

 その点、レパス召還⇒トラップを使ってアイテム搾取の流れは、ただひたすら待っていればいいという、現代に即した超効率的なメソッドというワケなんだ!

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↑こんな形でレパスを誘いこみ、熔岩に突っ込んだ小レパスからアイテムを搾取。

 ちなみに、レパスは召還した場所に現れるわけではないけれど、以前コメントでいただいた「空の高い所で召還(“あやしいたまご”を使用)すると真下に出ることも」という情報を実戦したところ、上手いことトラップの近くに来てくれました。ありがとうございますっ!!

 さあ、後は待つだけ! “カギがた”のドロップをウキウキと待ちつつ、画面を眺める。“じゃあくな大地のカギがた”は2時間くらいで手に入ったし、意外とすぐに出ちゃうんじゃない!? と楽観していたものの、

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↑2時間半が経過。手に入るのはコインばかり。

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↑3時間経過。小レパスの出が悪いと思ったら、ブロックに大量に食い込んでいた。そんなところに卵産むなよ!

 いや〜、心折れそうだわ。

 だけど、僕はどうしても4大武器が欲しいんだ! 残り4つの宝箱を開けて「オレつえーw」ってやりたいんだよ! これくらいの困難で、逃げるワケにはいかないんだっ!!

 とはいえ、小レパスが熔岩に飛び込む「クチャッ、クチャッ!」という音にもウンザリしていたところだ。こんな時は頭をリフレッシュするに限るね。

 僕は、気分転換にコーヒーを煎れに行くことにした。

 ゆったりとコーヒーを楽しみ、早1時間が経過。もう手に入ったかな? とチェックしてみると、

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↑アイテム欄を圧迫する“ウサギのかぶりもの”。

 う〜む。これではすぐにアイテム欄がいっぱいになってしまう。……そうか!

「近くのジャングルに宝箱があったっけ。そいつに手持ちのアイテムを一旦保存してから待つとしよう!」

 こんな冴えた考えが浮かんできたのも、全てはコーヒーのおかげだね。カフェイン万歳っ!

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↑少し離れた宝箱まで移動。すると……。

『デーレーレーレー♪ デケデレデー♪』というボス戦の曲が、急に止まった。

 イヤな予感が背筋を伝う。急いで熔岩トラップに行くと、

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↑ザ・もぬけの殻。あ、あれれ〜? レパスちゃん、どこに行っちゃったのかな?

「離れるといなくなるんだ。勉強になるわ〜」「もう一度召還してトラップにかけるのは手間だけど、仕方がないかな」なんて気軽に思った矢先こと。

 あまりに重大な問題に直面した。

 “あやしいたまご”のストックが、ない。

 いや、待て。慌てるな。落ち着け。“あやしいたまご”はモンスターからのドロップだったよね? じゃあ話は簡単だ。サクサクと敵をやっつけていればいい。

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↑が、手当たり次第に敵を倒しても、“あやしいたまご”は落ちない。

 お、おかしいなあ……、前はワリとポンポン出た気が……、

 はっ!!

 イヤな汗が、リアルで背筋を伝った。
 
 “あやしいたまご”、期間限定のアイテムだったんだった……!!

 当たり前のように持っていたせいで、すっかり頭から抜け落ちていたわ……。

 って!! えっ、あのさ、ちょっと待って、マジですか、これ以外の方法試したことないんですけど!?

 どこかの宝箱に入れてあったんじゃないかと慌てて探したものの、影も形も見当たらず。

 ああ……、これが半年以上にわたってウサギを虐殺し続けた呪いってヤツなのか……? 少し、ほんの少し現場から離れただけなのに……! こんなことなら、コーヒーブレイクなんてするんじゃなかった……っ!!

「「「アイツが目を離した隙に逃げるウサー!」」」

 レパスたちの悲痛な叫びが、ふと脳裏に浮かんだ。

 ごめんよレパス……、会えなくなって初めて、キミのイラつく顔が愛おしい。

 iPhoneの設定をいじって時間を操作すれば、確かに“あやしいたまご”は手に入るのかもしれない。

 だけど、機械全般に弱い僕にとって、それはあまりにリスキーな行為だ。何かの手違いで時空乱流めいたものが発生、リアル世界の因果律を破壊してしまう可能性だって否定できない。

 機械音痴で世界がヤバい。そんな責任、とてもじゃないけど負えやしない……っ!!

 なんてこった……“あやしいたまご”を利用したレパス召喚なしで、どうやって“カギがた”を手に入れればいいんだ!?

 …………、宝箱に眠るレア武器、いつになったらゲットできるんだろうか……。

コメント

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