ストーリー&世界観/CH.2_Remnants
あらすじ
目を覚ましたセバスチャンは、薄暗く、不気味な病院のベッドの上で目を覚ました。その前に姿を現した眼鏡の看護師──タティアナに、セバスチャンは問う。
「みんなは無事か? 街は!?」
「いま、ここにいるのは、あなただけですよ」
全く噛み合わない会話に臍をかむセバスチャン。ここはどこだ? という質問に対しても、
「わたしには、お答えできかねます」
と取り付く島もない。しかし、彼女は確かな響きをもってこう付け加えた。
「ここは、あなたに必要な場所」
不気味な椅子に座らされ、抵抗むなしく体に「何か」をされるセバスチャン。
「俺は気が狂ったのか?」
「どうしてそう思うのかしら?」
次の瞬間、セバスチャンは突然発生した炎に身を焼かれる。が、再び目を開くと、そこは深い森の中だった。見やれば、火に包まれる車。さっきまで自分が乗っていた車だった。しかし、一緒に乗っていたはずの彼らはどこにもいない。
彼らを探し、森の中をさまようセバスチャン。そこで、見覚えのある制服の男を見つける。安堵しつつ駆け寄った彼が目にしたのは、変わり果てたオスカーの姿だった。
襲いかかってくるオスカーをやむなく倒し、更に森の奥へと進むと、そこにいたのは患者のレスリーだった。だが、レスリーはセバスチャンの問いかけに不可思議な反応を繰り返すばかりで、全く話が通じない。
レスリーの姿を見失ったセバスチャンは、閑散とした村へとたどり着く。村人に声をかけるも、彼は目の前で異形へとその姿を変えてしまう。それは、オスカーの身に起こったことと同じ症状だった。
異形と化した村人たちの数はまともに相手ができないほどの数にまで膨れあがる。彼らをかいくぐり、すんでの所でセバスチャンは河へと逃げ込むのだった。
ギャラリー
↑謎の看護師・タティアナ。重要なことは何一つ教えてはくれない。
↑ホーンテッドと化したオスカー。こうなっては、倒す以外に道はない。
↑レスリーの叫びで、トラップを回避できた。彼は異常なまでに感覚が鋭い。
↑ひび割れ、光る鏡。見つめ続ければ、タティアナの言うところの「必要な場所」へとセバスチャンを運ぶ。
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