アーカイブ/メビウスファイル

 メビウスからの指令書と被験者の記録の2つから成るアーカイブ。いずれも、娘の書き置きとリンクしている点が多い。

メビウスファイル・一覧

メビウスからの指令書01

メビウスからの指令書01:
「同調成功を確認」

最後に送り込んだ男と
金庫形状の頭を持つ
クリーチャーで
同調同化を試みた。
経過を観察
その成功を確認した。

以降、ファイル伝送による
指令およびサポートを行う。

考察

「金庫形状の頭を持つクリーチャー」は、無論キーパーのこと。

 なお、『ザ・エクセキューショナー』に登場する被験者にはそれぞれ番号が付随しており、作中で確認できる主人公=キーパーのものと思われる番号はCBー209。殺人犯のCBー212が本作被験者の老番のため、STEMに送り込まれた順番で番号が振られてはいないようだ。

メビウスからの指令書02

メビウスからの指令書02:
「CBー212殺人犯を殺害しろ」

ルヴィクがレスリーの肉体をよりしろに
STEMから脱出したと推察する事件を受け
今回、父と娘の被験者を使って
再現を試みることになった。
娘がSTEM内から脱出できるかが
再現の重要な第一段階ということになる。

成功に導くため、その父親であるお前は
脱出の邪魔する者を排除する。
それが役目だ。

現在、CBー212殺人犯が娘に接近している。
それを殺害し、その影響を検証せよ。

==備考==

STEMは被験者の記憶を
段階的に奪い、人格や容姿を
変貌させ支配を完遂する。
CB−212殺人犯は
STEMによる支配の過程にあるが
すでに危険な状況と言える。

外部からSTEM内部への
トラッキングおよび転送は
誤差、時間差が生じるため
異変には自己判断で対応するように。

接続状況
7名
・「少女」
・「刑事」
・「双子の弟」
・「殺人犯」
・「精神患者」
・「元傭兵」
・「少女の父親」

考察

 なぜ娘と主人公がSTEMにつながれたのかが明らかになるアーカイブ。「レスリーはルヴィクに乗っ取られたのか否か」という点について、メビウス側も真実を把握していないことが判明した。

 また、再現を要するということは、後日談となる本作の時間軸において、メビウスは未だレスリーを確保できていない可能性が高い。

 さらに、従来のコンテンツにおいて具体性を欠いていたSTEMについて、「STEMは被験者の記憶を段階的に奪い、人格や容姿を変貌させ支配を完遂する」という特性が明らかになった。

「 CBー212殺人犯が娘に接近している」については娘の書き置き2で、能動的に接触してしまったらしき様子がうかがえる。

CBー212殺人犯の記録

CBー212殺人犯の記録:
「こんな話聞いてねえぞ」

01:
奴らは反応が悪すぎて
全くつまらねぇ ふざけるな

02:
あの年増の女と
遊んでた方が良かったな

03:
驚いたことに小娘に出会った
正気の奴は何人いるんだ

04:
あの肉屋の娘だって?
誰だよ 知らねぇよ
父親もつながれたのか?

05:
しょうがねえから
俺の手伝いさせてみたが
役にたたねぇ

06:
何だ 誰かが俺に
呟いている

07:
脳髄をすすれとか
俺の心を見透かしてる気か?

08:
おい 俺に命令するな!

09:
あの小娘はどこだ
近くにいるはずだ

10:
怒りが治まらない
奴にそそのかされたな

11:
騙された 裏切られた
他のことはもうどうでもいい
殺す

考察

 サディストとなってしまった殺人犯の記録。彼を快楽殺人犯と断じることはできないが、少なくとも元来好戦的な性格だったらしいことがうかがえる。

「年増の女」とは、『ザ・コンセクエンス』ラストと『ザ・エクセキューショナー』冒頭に登場した女性だと思われる。

 娘の書き置き4によると、殺人犯は「化け物を殺すこと」が仕事とある。被験者はいずれも何らかの目的をもってSTEMにつながれたと考えるならば、彼がクリーチャーを倒していたことも、何らかの実験の一環だったのだろうか。

 また、主人公の職業が肉屋であることが判明する。主人公は、セーブ時に見ることができる娘とのツーショット写真ではブッチャーエプロンを付けている。キーパーの衣装とも似通っていることから、同調対象としては確かに近いクリーチャーだったのかもしれない。

メビウスからの指令書03

「CBー207双子の弟を殺せ」

殺人犯を殺したことを機に
娘の記憶の消失傾向が
鈍化したことが確認できた。
これは影響力の消失によるものと
推察でき良い傾向だ。

そして現在
我々で彼女の移動を確認した。
接触が見られる被験者
CBー207双子の弟を殺すことで
STEM支配の進行と
記憶の保全状況を分析する。

==備考==
STEMの支配にあるものは
中継点の役割をはたし
波長発信、行動を問わず
周囲の残存した記憶や意志などを
奪う行動に出るということが
これまで確認できている。
STEMの支配機能を
強固にする補完機能だが
これを機に確認できたのは
成果だ。

記憶が任意の状態で
安定的に被験者を
STEMから戻すには
中継点の消失時
何が起きているか
実験と解析を
より進める必要がある。

考察

 双子の弟=ツェーンのこと。娘の書き置き5によれば、元の容姿は“背の高いおじさん”とのこと。彼がツェーン本人であるのか、主人公を含めクリーチャーと同調/変貌した被験者であるのか明言することは難しいが、本編のアーカイブによれば人間が変貌したクリーチャーとおぼしき記述があるため、本人の可能性もある。

 また、STEM支配を受けた者の“中継地点”としての特性が明らかになった。

CBー207双子の弟の記録

CBー207双子の弟の記録:
「みんな迷子」

01:
兄ちゃんと
おでかけうれしい

02:
かくれんぼしてたら
迷子になった

03:
僕より小さな女の子が
いたから泣かないで
遊んであげたの

04:
お家に帰れるように
いっしょに歩いたよ

05:
でも女の子が
途中で走りだしたから
いっぱい追いかけっこした

06:
また女の子は
迷子になったのかな
いなくなっちゃった

07:
いつのまにか
僕は大きくなったみたい
兄ちゃんと比べなきゃ

08:
僕を呼んでる
だあれ?兄ちゃん?

09:
お化けのかっこうの
お化けがいる

10:
おもちゃがなくなった
兄ちゃんと遊ぶのに

考察

 双子の弟の記録。字面だけを見れば幼い少年のようだが、実際に目にすることができる当被験者の容姿は中年男性である。また、娘の書き置き5にもそのような記述が認められる。なお、自らが異形と化したことについては無自覚だったようだ。

 ツェーン本人であるとすれば、本編のアーカイブに「薬物投与を受け、異常成長をした孤児」とあることから、そもそもの容姿が年齢と乖離していた可能性もある。

メビウスからの指令書04

「CBー204刑事を殺せ」

双子の弟を殺したことで
お前の娘の
記憶喪失への進行は遅くなった。
また一方で、彼女以外
4名の被験者はSTEM支配が
さらに進んだようだ。

この館で現在位置が
確定している者は
残る「刑事」だけだ
該当するエリアに侵入し
刑事を殺せ

==備考==
STEM支配にあるものを殺し
その影響を排除することで
記憶が守られるかどうか
現段階では推測の域を出ない。
全体の記憶保全低下には
未知の要素の影響が
考えられる

徘徊傾向にある
彼女の行動の観測と
想定にない現象に
気を配る必要がある

考察

 被験者を殺すことで、娘の記憶喪失速度が鈍化することに対し、他被験者には真逆の影響が出ているという進捗が判明する。

 また、メビウス側もSTEMの影響を十分には把握しきれていないようだ。

CBー204刑事の記録

CBー204刑事の記録:
「フェーズ5」

フェーズ4において
この刑事は
STEM支配による
自己の喪失と回復を
繰り返していた。
自殺衝動による自傷行為、
未遂を含め
こちらで4回計測。
また、繰り返す過程で
容姿の変化が
断続的におきた。

現在
回復状態から一転
自己喪失状況にある。
STEM支配での
意識の流入が
起きている。
記憶の混乱と
言語機能の低下を
確認している。

考察

 刑事=ジョセフのこと。『ザ・エクセキューショナー』が後日談であることはプロローグから判明しているが、事件後も刑事であるジョセフを監禁状態にできていることから、改めてメビウスの力の大きさを感じさせられる。

 なお、怪物化したジョセフが体を掻いている描写は度々あったが、痒みではなく自傷行為から来たものと判明した。

 ジョセフの異常行動については、娘の書き置き7でも知ることができる。

メビウスからの指令書05

「CBー205元傭兵を殺せ」

娘の記憶消失の進行は
刑事を殺したことで
前回と同様に
やや遅くなったが
やはり、他の被験者の
STEM支配は
今まで以上に進んだ。
そこで何が起きているのか
手がかりが、もっと必要だ。

時同じくして
館に通路が出現し
元傭兵の所在が確認できた

間近の被験者
CBー205元傭兵を殺せ。

被験者殺害を繰り返すと
彼女が唯一の記憶を残した被験者となるが
記憶がほとんど残らない可能性が高い

==備考==
館で新たに出現したエリアは
ルヴィク由来のものが
確認でき、その関与が
考えられる。

STEMのどこかに
まだ彼の意識が残っているのか?
彼女の移動経路が直線的で
我々の観察範囲の外へ
動いているように思える。
これがルヴィクによるものとするなら
彼女の行動は説明できる。

過去の関与事例や
被験者の目撃と思われる記録との
照合を進める。

考察

 論点として、「ルヴィクの意識がSTEMに残存しているか否か」ということが挙げられる。とはいえ、モニターしている側も全貌を把握しているわけではないようだ。

CBー205元傭兵の記録

「この世界は」

01:
ここに何日いるんだ
少しも眠くならないが
腹が減って喉が渇く

02:
ここの奴らは頭の中が
空なのか そんな奴らで
戦争でもはじめるのか

03:
皆 奴らみたいに
なれば平和になるってか

04:
気味が悪いな
フードの男が
遠くで俺を見ている

05:
幻覚かもしれんが
どうでもいい
ささやき声が聞こえる

06:
脳を食べると
餓えが収まり
全能感が訪れる

07:
これは俺の本能か
奴が言ったことか
もう覚えていない

08:
あの歯ごたえ
舌触りが忘れられない
脳が欲しい

09:
俺も同じだ
奴らと

考察

 サディストRPGへと変貌した、元傭兵の記録。

「フードの男」はルヴィクのことだろう。ルヴィクが関与しているかどうかが正確には把握できていない状態において、その姿を観測したと思われる貴重なアーカイブである。

 ルヴィクが『ザ・エクセキューショナー』の時間軸において何をしているのかを知ることは難しいが、依然として彼の脳がシステムに組み込まれていることを鑑みるに、なんらかの影響が残されている可能性もあるのではないだろうか。

 また、他被験者のアーカイブでも確認することができるが、STEMの影響/怪物化する過程において、脳を食したいという欲求が顕在化するようだ。

メビウスからの指令書06

メビウスからの指令書06:
「CBー210精神患者を殺せ」

元傭兵による
影響の消失が確認でき
お前の娘と精神患者の
位置をとらえることができた

娘のSTEM支配が
急激に加速している。
支配の完了を観測して時点で
彼女の救出は
終わりになるだろう。

このあたりにいる
CBー210精神患者を殺せ。

==備考==
STEM支配の
急激な加速は
精神患者によるものか
ルヴィクによるものか。

ルヴィクの存在をしめす記録はあるが
直接確認できていない。
被験者を減らしていく過程で
その核心に近づくことが
できるのではと
過去の事例から推測する。

娘の記憶消失の
進行は
まぬがれないが
今件で
この流れを打開する
仮説の実証も
考慮に入れている。

伝送の状態が
地下に行くにつれ
不鮮明になっている。
殺害対象は
対象を含め
残る2名であるが
細部をとらえることが難しい。

考察

 STEMのより奥へと進んだ段階での指令書。STEM支配を受けた他被験者は、観測する側にとってはジャミングのような性質を持っているらしい。

 やはりルヴィクの関与は正確にはわかっていないらしく、判明していることは「娘の記憶は確実に失われはじめている」ということのみ。

CB-201精神患者の記録

「感謝をこめて」

01:
私と私たちは
このSTEM計画に賛同し
全てを捧げる想いだ

02:
頭に流れ込む
何者かの意志に
興奮を禁じえない

03:
私の四肢に
大きな変化が

04:
痛みもまた
進化への実感だ

05:
今 喜びを全身で
感じている

06:
私のあるべき姿に
近づいている

07:
提案 いや要望です
右手はあと2本
あるべきと思うんです

08:
想像以上に渇く
頭が 脳が
欲しい

09:
食べる 食べて
世界で唯一
至高の存在になる

考察

 アマルガムαとなった精神患者の記録。本編に登場した本クリーチャーの出自は「STEMシステムと接続され、実験中に死んだ被験者たちの怒りと憎しみがひとつとなり具現化したもの」であるが、この被験者はどこか前向きで、進んで異形へと変貌したように見える。

メビウスからの指令書07

メビウスからの指令書07:
「新たな局面」

かすかに捉えていた
ルヴィクの反応が消えた。

にも関わらず
娘のSTEM支配への
進行が止まらない。

ルヴィクの存在が
STEM支配の直接的な
要因でないとすると
残る最後の被験者に
何かが起きていると
考えるのが妥当だ。

お前を疑っている
接触はしていないな?

==備考==
娘を基準にファイルを
伝送しているが
地下エリア以降
お前の位置が
不鮮明な状況だ

考察

 この時点では、主人公のことをモニターしきれていないことがわかる。

 ルヴィクの反応が消えたとされるのはアマルガムαの死亡後であるが、これが当クリーチャーの何らかの性質であるのか、単純に被験者の数が減ったからに由来するのかは定かではない。

メビウスからの指令書08

メビウスからの指令書08
「お前を殺せ」

要因の確証により
今回の検証が最後になる。

娘にとって
結びつきの強い
肉親だからか
STEM世界において
特別な姿だからか
どちらにしても
他の被験者を殺害する度に
影響力を奪い続け
今では近づくだけで
STEM支配へと導く者。

それがお前であり
お前の相手である。

自分の娘の記憶を
少しでも取り戻し
STEMから脱出できるか
お前自身を殺してみろ。

考察

 他被験者を殺し力を奪うことで、娘にとって害を成す存在となってしまっていた主人公。

『ザ・エクセキューショナー』では、主人公の感情を表す要素は皆無ではあるが、人としての心を保っていたならば、この指令はあまりに酷である。

実証実験報告書

実証実験報告書:
「脱出の成功」

父親が死んだことで
その娘の記憶は奪った者から
奪われた者に還り

彼女は唯一の被験者と
なったことでSTEMの接続から
覚醒をもって
脱出することができた。

ルヴィクがレスリーの肉体を
よりしろにSTEMから
脱出したと推察する件は
今回の実証から確実性を
さらに増すことになり
我々の目標実現において
大きな進展となった。

彼女は今後、我々の管理のもと
記憶の保全状態を引き続き
調査することになるだろう。
父親はSTEM内で絶命したが
脳死には至らず。

以上をもって
今回の実験を終了する。

考察

 実験成功の報。主人公の安否だが、「父親が死んだことで」と冒頭にありはするものの「STEM内で絶命したが脳死にはいたらず」とあるため、存命していると考えることが妥当か。

 しかし、娘の身柄はメビウスに拘束されてしまったも同然であり、主人公も正常な精神状態を保っているかは怪しい。

その他のアーカイブ

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