編集部コラム/近代科学の父！ガリレオ！！
書き手：垂直落下式しゃれこうべライターM（Twitter）
驚天動地のドラフト会議！
木村花率いる多国籍軍（仮）が勢力拡大！！
5ユニットのリーダーが勝ち抜け戦を行い、負け残ったユニットは強制解散！
熾烈なルールによって去年誕生したJANがまさかの解散！！
さらにJANのリーダー・ジャングル叫女は花の軍団に取り込まｒ【編集ブート】
編集U「詳細はいいんだよ！！！」
こ、今年はユニット情勢がかなり動きましたよ……！
さておき！
ゴールデンウィークは観戦三昧！ 隔週しゃれこうべ！！
欠場になっても俄然変わらず岩谷麻優推し、SRSライターMです！！
さぁて隔週になっての初更新、相も変わらずエピソードトークでござい！
先週はガウェインでしたけどね！
今回扱いますのは～、ガリレオ！！
編集U「円卓の騎士からの天文学者とは」
ま、まぁその振れ幅も魅力ってことでひとつ！
【目次】
ガリレオ・ガリレイ †
ってことで、今回の主役はガリレオ！
言わずと知れた近代科学の父でございますよ！
『乖離性』だと例によって女体化ですけどね！！
イタリアに生まれたガリレオは、小さいころから頭が良かったそうですが、
意外にも数学を苦手としていたのだとか！
編集U「天文学とかって数学重要じゃないか……？」
これがですね、そもそも最初から天文学を勉強していた訳ではないそうな！
大学に入ったころは、なんと医学を学んでいたらしいですね！
しかし、大学の授業はいわゆる詰め込み型！
もっと根本的なことを知りたい、と願うガリレオは次第に物理学や天文学に興味を示します！
編集U「そうなると苦手な数学は避けて通れんが」
……という感じだったそうです！
編集U「どんだけ医学嫌いだったんだよ……！」
若いころから発見祭り †
さてさて、大学の授業をサボり始めたガリレオ青年！
ある日は橋の上でまったりと、ある日は教会の中でゆったりと過ごします！
編集U「堕落ゥ～」
しかし、ここでガリレオはひとつの発見をするのですよ！
教会で礼拝をするでもなくダラけていると、あるものがガリレオの目に留まります！
それは、天井から吊るされ、ときおりブラブラと揺れるシャンデリア！
19歳のガリレオはシャンデリアの動きを見ながら、
そこに何か法則性があるのではないか、と考えます！
周りの白い目も気にせずぶつぶつ言いながら考えを巡らすガリレオ、
やがて教会から出ていくと、紐と重りを手にして戻ってきました。
紐を持つ長さを調整しながら、シャンデリアの動きに合わせて重りを揺らすガリレオ！
そうしてしばらく重りを揺らした後、不意にガリレオは大声を上げます！
「どう考えても、シャンデリアが揺れるスピードは一定だ。
重さや吊っている紐の長さでスピードは変わるが、重さと紐の長さが同じなら……、
ゆれるスピードと振れ幅は変わらない！！」
突然騒ぎ始めたガリレオにまわりの人々はドン引きでしたが、
発見に喜ぶガリレオはそんなことには目もくれません！
こうして、弱冠19歳にして世界初の発見をしたガリレオ！
ガリレオが発見した振り子の法則によって、のちにいわゆる振り子時計が作られることになるのです！
編集U「あ～、振り子時計とか最近見ないけどな」
さておき、ガリレオは若き天才として一躍有名人に！
結局医学のやる気は出ずに大学は辞めてしまいましたが、
その後、25歳にして大学教授になるのでありますよ！
アリストテレス、論破！ †
大学講師としては非常に若いガリレオを、学生たちはいまいち信用しません！
しかし、旧来の学問をなぞるだけではない彼の授業は、生徒たちを引き付けます！
「私の授業では、君たちの持っている教科書は必要ありません。
いま君たちが学んでいるのは、2000年も前のアリストテレスの物理学です。
アリストテレスの物理学にも正しい部分はありますが、
仮説や発想に対し、観察や実験が抜けているのです」
当時、学問における絶対的な存在であったアリストテレスに異を唱える！
そんなガリレオに、驚き呆れる生徒、すごい人が出てきたと憧れる生徒、反応はさまざま！
アリストテレスが間違っているとは思えない、という意見に対し、
ガリレオは実験でもってその事実を証明してみせます！
論破の対象となったのは、重いものは軽いものよりも速く落下する、という説！
編集U「実験と言うと」
斜めっちゃってることで有名なピサの斜塔！
ここから同じ大きさの鉄球と林檎を落とし、落下速度に大きな差は出るのか！
というのを見比べる実験ですよ！
結果はみなさんご存知の通り、鉄球と林檎はほぼ同時に落下！
これにより、ガリレオは自分のやりかたが正しいことを確信し、
旧態依然としている学者たちにひと泡噴かせてやろうと息巻くのです！
編集U「実験で仮説を検証、って流れはまさにいまの科学の考えかただよな～」
アリストテレスの説を破ったとあって前途洋々！
と思われましたが、このストロング論破スタイルが裏目に出ることも！
あるとき、お偉いさんお抱えの学者がとある機械を設計したのですが、
ガリレオはその機械のポンコツっぷりを完膚なきまでに論破！！
これが権力者の怒りを買い、大学教授のキャリアはわずか3年で断たれてしまうのです！
サイレント地動説 †
一度は大学を離れることになるも、その才覚を見出され、ガリレオは別の大学で再び教授に！
今度の大学では天文学を教えるガリレオでしたが、
アリストテレスの説をひっくり返した彼に対し、天動説はどうか、と学生たちは質問を投げます！
編集U「あ～、まだ天動説の時代か、そういえば」
さよう！
宇宙は地球を中心に動いている、という考えですね！
すでにコペルニクスが地動説を唱えてはいたものの、当時のキリスト教は天動説を支持！
天動説を否定する地動説を唱えることは、けっこうリスキーなことでもあったのです！
事実、ブルーノという牧師は各地で地動説を説いた結果、
キリスト教の教えを否定した罪に問われ、火あぶりの刑に処されるという壮絶な最期を迎えることに！
ブルーノの末路を聞き知っていたガリレオは、天動説を支持するそぶりを見せつつも、
地動説が正しいことをほぼ確信しており、いつかこれを世に広めようと考えていたのです！
ガリレオ、ケプラーと出会う †
ブルーノとともに、もうひとりガリレオに影響を与えたのが、ドイツの天文学者・ケプラー！
ふたりの交流は、ケプラーがガリレオに自分の本を贈ったことから始まります！
“神秘な宇宙”と題されたその本では、驚くことに地動説が正しいという考えで書かれていました！
しかし、宇宙に関する考察はいささかブッ飛んでおり、ガリレオもやや呆れ気味だったとか！
編集U「ほ～、ちなみにどんな感じだったん？」
曰く、
・地球は1個の大きな生き物のようなもので、静かに呼吸のようなことをしている
・すべての惑星は、美しいリズムに乗って太陽を巡っている
・各惑星はドレミファソラシドの音階に従い、天の音楽を奏でながら回っている
とかなんとか！
編集U「 ヤ バ い 」
何気に当時は存在が考えられてもいなかった“引力”に近い発想があるなど、
いろんな意味で当時の考えの先を行く内容となっていたそうですね！
ともあれ、発想が若干ヤバいながらも地動説を信じている人が現れたことは、
ガリレオにとっても心強いできごとでございました！
望遠鏡と発見と権力と †
ケプラーとの天体談義を交わしながら研究を進めるガリレオ！
ある日、とある町の眼鏡屋が奇妙な代物を開発したとの噂を聞きつけます！
なんでも、眼鏡屋の子どもがレンズを2枚重ね、近づけたり離したりして遊んでいたところ、
遠くにあるものが大きく見える不思議な現象が起きたのだとか！
編集U「いわゆる望遠鏡か」
いかにも！
さっそくガリレオは自分でも実験をくり返し、ガリレオ式と呼ばれる独自の望遠鏡を作成！
望遠鏡を手にしたことにより、月の表面に山などが存在すること、木星の周辺に衛星が回っていること、
などなどのさまざまな発見を立て続けにしていき、その名を広く知られることとなります！
ほかにも太陽に黒点があること、そして太陽自身が自転していることなどを発見し、
ガリレオはそれらの大発見を“星界の使者”、あるいは“星界の報告”という本に記していきました！
そして、さまざまな星を観察するなかで、ガリレオはやはり地動説が正しいという確信を深めていきます！
またまたいい感じの流れに乗ったガリレオでした、が！
ローマ法王に謁見し、これでキリスト教のお墨付きで地動説を広められる、と思ったのもつかの間！
とある手紙のなかで、「聖書に書かれているからといって、それが天動説の証拠になるとは限らない」と書いたことが見つかり、
ローマ法王庁に呼び出されたガリレオは、下記のことを約束させられます！
ガリレオが主張するところの、
・太陽が宇宙の中心にあって動かない
・地球は太陽の周りを巡って運動している
という考えは間違いであり、聖書の教えにも合っていないので、
これを広めたり、正しいと支持したり、論じたりしてはいけない。
この命令により、大っぴらに地動説を唱えることはできなくなったガリレオですが、
学術的に間違った考えのままでは科学の進歩が止まってしまう、と考えた彼は、とある作戦に出ます！
「“私が”地動説を支持する考えを論じることは禁じられた……。
ならば、“架空のとある科学者”が論じる、というスタンスで本を書けばいいじゃないか！」
編集U「ひょっとしなくても屁理屈では」
しかし、これはいける！ と考えたガリレオは、約5年の歳月をかけ、
地動説派、天動説派、そして司会となる中立派の3人に談義をさせるという形式で、
地動説派が天動説派をボコボコに論破する“天文対話”という本を書き上げたのでした！
が、当然ながらこの本はローマ法王庁に問題視されてしまいます！
編集U「そりゃあな」
しかも、「天動説派が言っていることは、私がガリレオに聞いたことばかりだ」と、
ローマ法王が、自分をモデルにして馬鹿にしているのでは？ という疑惑を持ちます！
法王庁からの命令に背いて地動説を支持する本を出したうえに、法王を侮辱！
ガリレオがいくら否定してもその罪は重く、宗教裁判の結果、ブルーノと同じく火刑の可能性も出てきました！
しかし、そこで法王庁の人間はガリレオに言います！
学術的な正しさにこだわってきたガリレオにとって、地動説を否定することは最大の屈辱！
しかし、70歳手前となったガリレオには子どもたちもおり、自分が死ぬだけならまだしも、
自分の罪によって子どもたちにまで苦労をかける、これも避けたい事態でした！
苦悩の末、ガリレオは地動説を否定する書類に署名することを選びました！
涙を流しながらサインをするあいだも、彼は「それでも地球は動く」とくり返し唱えていたのだとか！
こうして政治と宗教の圧力に屈することとなったガリレオ！
しかし後年、さまざまな証拠から地動説が支持されるようになり、
地動説を唱えたことによってローマ＝カトリック教会から破門されていたガリレオも、
1992年にはローマ法王から破門が間違いだったことが認められ、359年ぶりに破門が解かれたのです！
～ 完 ～
あとがき †
ってことで、まさかのガリレオ回でございましたよ！
ガリレオが数学を苦手としていた、ってのも意外でしたが、
個人的には天動説派の頑固さマジやべぇ、って感じでしたね！
編集U「まぁ聖書の教えがくつがえる、ってなると大ごとだからな～」
しかし火刑になってまで地動説を唱えたブルーノもすごいですね！
本で読んでいてちょっと『ジョ〇ョ』っぽい感じの人に思えちゃいましたよ！
名前もブローノ・ブチャ〇ティにニアピンですし！
編集U「あとがきで他社出してくんな！！！」
実在の人物が見せる“覚悟”のアツさはまさにプライスレス！
そして同じくプライスレスなアツさと言えば～！？
ってことで、スターダムトークでございますよォー！！
各ユニットのメンバーが一新されたドラフト会議！
個人的な注目ピックは、大江戸隊が刀羅ナツコを選んだことでしょう！
赤毛の女荒武者がどんな変貌を見せるのか、期待大！！
そして、STARSのリーダーである岩谷麻優は負傷箇所の治療に専念するため、しばしの欠場！！
しっかりと休んでくれ岩谷ィィィーー！！！
本日4月21日は大阪にて昼夜大会が開催！
果たしてユニット新生後、初の大会ではどんな波乱ｇ【編集スピアー】
編集U「はい終わりィィーー！！！」
き、木村花のユニットが、どんな名前になるのかも、気に、なり、ます……！ｼｬｰｸﾏｳｽﾎﾞｰﾙｯ
【おつぎは誰デショ！】 †
| コラムで取り上げてほしいキャラ、行ってほしい特集はいつでも募集中！ 「この騎士ってどんな活躍したんだろう？」 「この妖精って元ネタあるのかな？」 「SRSと編集Uの考える○○ベスト5ってどんな感じ？」 などなど、『乖離性』で攻略に関係ない疑問があれば当コラムのコメント欄へ書き込んでください！ SRSが可能な範囲で調べて取り上げます！ 皆さまのコメント、お待ちしています！ |
過去のキャラコラム一覧 †
前回のコラム
首切りクエスト！ガウェインと緑の騎士！！【垂直落下式しゃれこうべライターM】
突如現れた騎士が申し出た首切り対決！
ガウェインが応じたはいいものの、首を切り落とした騎士がふつうに生きててさぁ大変！！
【コラム一覧に戻る】
Copyright © 2019株式会社スターダム, All rights reserved.
コメント