編集部コラム/コスト5カード復活?支援倍率上昇による変化を調査!
どうも、今回も真面目コラム担当の引き弱ドMです。
今回は、コスト5カードについて取り上げていこうと思います。
登場時、初の魔法剣ということで期待の集まった新春型ベイリン。
高HP、魔法バフ付きと大人気だった第一型モードレッド。
低コストの優秀さに押され、いまや戦闘中に見ることがほぼなくなったキャラクターたち……ですが、ようやく日の目を見るときが来ました。
高コストカードに調整が入ったことにより、活躍の場が増えることになりそうです。コスト5カードの復活は脳筋傭兵としては見逃せないため、コラムで取り上げていきます。
コスト間調整により威力がアップ!
2016年1月29日のアップデートにより、コスト間バランスの調整が行われました。このアップデートにより、コスト4、5の攻撃カードのスキル数値が大幅に上昇。
●複製型オイフェの場合
調整前 | 23,841の風ダメージ |
調整後 | 42,914の風ダメージ |
加えて、支援効果で上昇するダメージ量も調整が行われたため、いままでは活躍の場が少なかったコスト5のカードに復活の兆しが見えてきました。
支援効果の恩恵が上昇
アップデートにより調整が行われたのは、スキル数値のほかにもうひとつあります。それが、攻撃カードに上乗せされるアーサーパラメーターの強化。この調整により、支援カードの効果にコスト間で差が生じるようになりました。
アーサーパラメーターは、デッキ編成画面、または戦闘中のカード選択画面でアーサーをタップすることで確認できます。
アーサーパラメーターについての詳細はパラメーター解説ページをご確認ください。
以前はパラメーターの数値をほぼ均一に全コストカードの数値に上乗せしていましたが、アップデートによりコストごとに上乗せする倍率が調整されました。
●「物理」「魔法」攻撃の騎士カードに上乗せするアーサーパラメーターの強化
コスト1 | コスト2 | コスト3 | コスト4 | コスト5 | |
調整前 | 0.5 | 1 | 1 | 1 | 1 |
調整後 | 0.5 | 1 | 1.3 | 1.5 | 1.8 |
(以下、上記の倍率を“支援倍率”と記載します。)
表だけでは伝わらない部分もあるため、簡単な例を紹介致します。
コスト3:10,000(パラメーター)×1.3(支援倍率)=13,000 コスト5:10,000(パラメーター)×1.8(支援倍率)=18,000 |
元が同じ攻撃力でも支援倍率の差で攻撃力に大きな差が出ることがわかります。
実際にバフを行いチェック!
実際の戦闘中にバフを行うことで、どのように数値が上昇していくのかをチェックしていきます。元のパラメーターは3,445。そこから支援カードを使用していきます。
▲バフが入っていない状態(物理ダメージ:3,445)では上記ダメージ。
▲17,372の物理支援を行った場合(物理ダメージ:20,017)では上記ダメージ。
コスト3の神装型アロンダイトは攻撃力が27,062、コスト5の複製型オイフェは攻撃力が37,470上昇しています。これは、下記のような式で上乗せされているためです。
コスト3:20,817(パラメーター)×1.3(支援倍率)=27,062(上乗せ数値) コスト5:20,817(パラメーター)×1.8(支援倍率)=37,470(上乗せ数値) |
コスト3は4,478、コスト5は6,201の値をカード自体の数値に上乗せします。
コスト3:27,062(上乗せ数値)+12,120(カード自体の数値)=39,182(ダメージ値) コスト5:37,470(上乗せ数値)+42,914(カード自体の数値)=80,384(ダメージ値) |
バフ値が加算されたパラメーターが同値(20,817)でも、コスト3とコスト5のあいだで上乗せする数値に9,000近い差が生じています。高コストであるほど、ダメージ値が高くなりより強力になります。
コスト2+3とコスト5、どちらが有効?
コスト5のカードの支援倍率が上昇したことは分かりました。ダメージ量だけをみると、支援倍率の恩恵はコスト5に軍配が上がります。ですが、コスト2+3の2枚出しと比較した際、コスト5のほうがダメージ量が低いのであればさほど意味がありません。
そこで、コスト2+3とコスト5、どちらのほうがよりダメージを与えることができるかを検証していきます。
今回検証に使用したカードは、下記の通りです。
コスト2:純白型パーシヴァル(6,006)
コスト3:蹴球型リトルグレイ(13,697+10,908バフ)
コスト5:複製型オイフェ(42,914)
※()内はダメージ量
それぞれ、支援効果5,000ごとのダメージ量を算出し、どちらのほうがより高いダメージ量になるかを検証しました。
検証をするにあたり、蹴球型リトルグレイの13,697ダメージに付随する、10,908のダメージアップの効果もダメージ量の加算対象としました。そのため、蹴球型リトルグレイのあとに使用される純白型パーシヴァルに加算されるバフ値は、共通バフ値+10908になります。
結果はコスト2+3コスト(蹴球型リトルグレイによるバフ有り)、2+3コスト(バフなし)、コスト5の3つを掲載します。
※本結果は、カードの数値をもとに算出したものになります。
蹴球型リトルグレイによるバフ有りの場合は、バフ値20,000までであれば、コスト5カードのほうがダメージ量が高くなります。ですが、20,000以上のバフ値が加算されると、ダメージ量が逆転します。
蹴球型リトルグレイによるバフがない場合は、バフ値45,000まではコスト5のほうがダメージ量が高くなります。バフ付きの低コストカードが無い場合は、コスト5のほうが有利となるでしょう。
ダメージ予測結果のまとめ
以上の結果から、バフカードの揃わない序盤で規定ダメージを与える必要がある際は、高コストのカードのほうが活躍できそうです。また、防御力が高く半端なダメージが通らない場合においても、コスト5の高威力が活躍します。
一方で、戦闘後半、5ターン目(7c)などにバフを加算して攻撃をする場合は高数値のバフが加算される場合は、コスト2+3のほうが有効です。
コスト2・3のカードには“○%防御無視”や“確定クリティカル”などの効果的なスキルがついていることが多いため、使いようによっては序盤でも活躍できます。
今回の調整により、どちらかのほうが圧倒的に強い、という状況はほぼ排除されたと考えられます。今後は敵に合わせて、コスト5のカードもデッキに入れる対象になると考えられます。
祝、コスト5復活
今回のコラムでの検証は以上になります。
『乖離性』初期勢としては、コスト5カードの復活は喜ばしい限りです。多用は禁物ですが、デッキに1枚入れておく切り札的なポジションに収まったのではないでしょうか。
2月16日~2月29日まで出現している、強襲型ウィンドキメラ戦でもコスト5の全体攻撃カード、虚無型エターナル・フレイムが大活躍するなど、実際に使用できる機会も増えています。
▲バフ値を加算したエターナル・フレイムならウィンドキメラも怖くない!
支援カードを活用することで桁ひとつ違う威力を叩き出せるコスト5カード、使いどころを見極めれば非常に有用なカードになりました。ぜひ、皆さまもコスト5カードを一度使用してみてください。
前回のコラム
意外とうっかりさん?魔法戦士オイフェ!!【垂直落下式しゃれこうべライターM】
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