編集部コラム/低カット率の挑発カードは本当に使えるの?
ドM「さて、今日も今日とて、wikiの編集作業をと……」
編集T「おいオイおいッ、これ見ろやぁ!」
ドM「な、なんじゃこりゃぁぁぁ!!」
編集T「ここ最近のコラム、SRS(垂直落下式しゃれこうべライターM)しか書いてねぇじゃねぇか! ドMテメェ、クビにすんぞ!」
ドM「ご、後生じゃぁッ! 見逃してくだせぇぇッ!」
編集T「このままだと“編集部コラム”が“しゃれこうべコラム”になっちまうだろうが。何とかしろ!」
ドM「すすす、すいましぇん……。僕の“ドMレーダー”が故障して、良さげなコラムネタをキャッチアップできなくなっちゃって……」
???「――――力(ネタ)が欲しいか」
ドM「こ、この禍々しいオーラはッ!」
SRS「欲しけりゃくれてやる! 真面目なコラムネタを!」
ドM「こっ、この挑発的な態度ッ! やはりSRSッ!」
編集T「あ~ダメダメ。このポンコツ(SRS)からは、プロレス以外で有益な話を聞いたためしがないから全シカト」
ドM「で、でも珍しく『乖離性MA』で役立つことを話したがっているようですッ!」
編集T「あ~まぁ、この変質者(SRS)も一応は『乖離性MA』wiki班の一員だからな。シカトしてモノホンの変質者になったら警察沙汰だし、話だけは聞いてやっか」
挑発20%と挑発50%、使えるのはどっち?
あらためまして、皆さまお久しぶりです。引き弱ドM、コラムに帰還しました。
SRSからのタレコミなので半信半疑ですが……、真面目コラム復活第1弾のテーマは“挑発20%VS挑発50%”。
50%どころか65%カットまで登場している、挑発カード。使用すれば1~2ターンのあいだ敵の単体攻撃をすべて引き受けることができる挑発カードは、便利な反面、受けるダメージ量によっては耐え切れずに倒されてしまうこともあります。
使いどころの見極めが重要な挑発カード。10%~20%の低カット率の挑発カードの使用は自殺行為……と考えていたところ、富豪でプレイしているSRSより、敵の攻撃によっては、むしろ50%より使えるとのタレコミが!
ネタ元が“御祭性”で完全に不審者だったSRS。ガセネタの可能性が大ですが……、SRSも腐っても人の子なので、仲間を騙すようなマネはしないだろうと信じ、さまざまな挑発カードで検証を試みました。
※“御祭性”での不審者の様子はコチラで確認!(外部リンク)
検証に使用する5種の挑発カードを紹介
今回の調査で使用する、5種類の挑発カードを紹介します。それぞれ、10%~50%の挑発カードを1枚ずつ選出しました。
10%挑発カードは、【迸る七彩光】炎夏型ウアサハを使用。カット率が10%と低いですが、2,745の魔法防御アップが付いているため、攻撃によっては有効になるかもしれません。
20%挑発カードは、【水晶眼】異界型 柴田 美月を使用しました。カット率は20%だけですが、3チェイン達成で4,904魔法防御アップの効果を持つため、場合によっては高カット率に比類する効果を発揮してくれそうです。
30%挑発カードは【旭日昇天】新春型モードレッドを使用。コスト3で30%のダメージカット、そして物理防御を4,903アップするため非常に強力です。
40%挑発カードは、【無邪気姫】純白型パーシヴァルを使用。現状、同コストでカット率やドロー枚数が50%挑発カードに劣っているため活躍の機会は少なめ。
50%挑発カードは、【尾張のうつけ】特異型第六天魔王を使用。ダメージを半減させるうえ、ドロー+2の効果を持つ非常に強力なカードです。
なお、65%挑発についてはダメージカットだけを考えた場合、現状圧倒的に有利なため今回の調査では除外しました。
被ダメージ量を仮想検証
紹介した5種類の挑発カードを使って、5,000~35,000の全7段階のダメージ量ごとに、計算式をもとに仮想で被ダメージ量を検証してみました。
上記のカードを参照し、それぞれ10%挑発は2,745の防御アップ、20%挑発は4,904の防御アップ、30%挑発も4,903の防御アップを、ダメージ計算時に加算しています。
●挑発でカットされるダメージの計算式
【(ダメージ-防御バフ値)×カット率】
たとえば、10%ダメージカット、2745防御アップの効果を持つ【迸る七彩光】炎夏型ウアサハを使用した状態で5,000ダメージを受けた場合、
・ダメージは(5,000-2,745)=2,255(ダメージ)
・軽減率は(2,255×10%)=225(ダメージ軽減率)
・実際に受けるダメージは2,255-225=2,030
となります。
この計算式を基に、5,000~35,000ダメージに対し挑発カードを使用して実際に受けることになる被ダメージを算出。そこから、被ダメージの最も少ないカット率のカードを判別し、どのカードが最も有効かを調査します。
結果は下記の通りです。
5,000 | 10,000 | 15,000 | 20,000 | 25,000 | 30,000 | 35,000 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10%挑発 | 2,030 | 6,530 | 11,030 | 15,530 | 20,030 | 24,530 | 29,030 |
20%挑発 | 77 | 4,077 | 8,077 | 12,077 | 16,077 | 20,077 | 24,077 |
30%挑発 | 67 | 3,567 | 7,067 | 10,567 | 14,067 | 17,567 | 21,067 |
40%挑発 | 3,000 | 6,000 | 9,000 | 12,000 | 15,000 | 18,000 | 21,000 |
50%挑発 | 2,500 | 5,000 | 7,500 | 10,000 | 12,500 | 15,000 | 17,500 |
※赤が最もダメージを受ける非有効な挑発カード、青が最もダメージを受けない有効な挑発カードです。
上記の表を見ていただくと分かる通り、15,000ダメージ以内であれば、30%挑発(新春型モードレッド)のほうが被ダメージ量は少なくなります。低ダメージで連続攻撃を行ってくる相手には、防御バフの付いた20、30%挑発のほうが有効になる場合もあることが判明しました。
反面、単発で強力な攻撃を行ってくる相手にはやはり、高カット率の挑発カードが有効です。
“異界型司波達也”相手に20%挑発で検証
試しに、物理2回、魔法3回の計5回攻撃を行ってくる“異界型司波達也”相手に、20%挑発で耐え切れるかを試してみました。攻撃回数の多い相手に20%挑発で耐え切ることができれば、有効であることが証明されます。
今回の検証のために、強引にデッキを組み火3チェインを達成。通常プレイでは難しいと思われますので、ご注意ください。
結果、被ダメージは29,986。HP的にはギリギリではありますが、耐え切ることが可能でした! 一回当たりの被ダメージが5,000~6,000程度までカットされるため、20%挑発でも生き残ることが可能です。
低カット率ならではのメリットは?
低カット率のカードでも攻撃を防げることは分かりました……が。歌姫の負担を考えると、結局高カット率の挑発カードを使用したほうが安定する可能性も。
数値だけを見ると高カット率が圧倒的に有利とも考えられますが、低カット率のメリット、そして高カット率カードのデメリットも考慮すると“高カット率=最適解”ではないのが分かります。
ほぼすべての挑発カードのデメリットとして、次ターンに防御バフが薄くなるという点が挙げられます。挑発使用ターンはダメージを抑えられる反面、味方全員への防御バフができないため次ターンに高数値の防御バフが必要不可欠。
とくに、50%、65%の挑発カードはコスト4なため、使用ターンによっては低数値の防御バフしか維持ができません。
ですが、20%~30%の挑発カードのコストは基本的に2~3コスト。3ターン目(5c)からの使用でも、防御カードとの併用が可能です。
仮に、2,878の防御アップカードを使用したと想定した状態で挑発を行った結果は、下記の通り。
5,000 | 10,000 | 15,000 | 20,000 | 25,000 | 30,000 | |
---|---|---|---|---|---|---|
10%挑発 | 0 | 3,939 | 8,439 | 12,939 | 17,439 | 21,939 |
20%挑発 | 0 | 1,774 | 5,774 | 9,774 | 13,774 | 17,774 |
30%挑発 | 0 | 1,553 | 5,053 | 8,553 | 12,053 | 15,553 |
40%挑発 | 1,273 | 4,273 | 7,273 | 10,273 | 13,273 | 16,273 |
50%挑発 | 1,061 | 3,561 | 6,061 | 8,561 | 11,061 | 13,561 |
防御バフが充分であれば、20%、30%の挑発カードでも充分被ダメージを減らすことができます。物理、魔法いずれかの攻撃しか行わない敵であれば、防御バフの数値もさらに高くできるため抑えられるダメージは増加します。
防御バフとの併用が可能になるため、次ターン以降も安定して防御を行えるように。2ターン連続で挑発が有効な場合であれば、1回目は低カット率の挑発+防御バフ、2回目は高カット率の挑発カードと使い分けも可能です!
検証まとめ
・低ダメージの連続攻撃であれば、防御バフ付きの低カット率のカードも充分有効
・一撃が強力な攻撃を抑える場合は、高カット率のカードが有効
・防御バフと併用ができるため、場合によっては高カット率のカードよりも被ダメージ率は軽減する
日頃傭兵ばかりやっているため、高カット率=最強と思い込んでいた僕としては寝耳に水な結果となりました。連続攻撃を行ってくる相手には、今後防御バフ付きの低カット率カードの使用も視野に入るのではないでしょうか。
●終わりに
今回のコラムは終了となりますが、最後に宣伝をさせてください。
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